データベース移行のベストプラクティス:LinuxのMariaDBからXAMPPのMariaDBへ
LinuxのMariaDBからデータをエクスポートし、XAMPP WindowsのMariaDBにインポートする方法
必要なもの:
- Linuxサーバー
- XAMPPがインストールされたWindows PC
- データベース接続情報 (ユーザー名、パスワード、データベース名)
手順:
データベースのエクスポート
- Linuxサーバーに接続し、ターミナルを開きます。
- 以下のコマンドを実行して、データベースをダンプファイルにエクスポートします。
mysqldump -u <ユーザー名> -p<パスワード> <データベース名> > dump.sql
- XAMPPを起動し、「MariaDB」>「Admin」を選択します。
- 左側のメニューからデータベース名を選択します。
- 上部のメニューバーから「インポート」を選択します。
- 「ファイルの選択」ボタンをクリックし、手順1で作成したdump.sqlファイルを選択します。
- 「オプション」タブで、必要に応じてインポートオプションを設定します。
- 「実行」ボタンをクリックして、インポートを開始します。
インポートの確認
- インポートが完了したら、XAMPPのMariaDB管理画面でデータベースを確認します。
- テーブル、データ、インデックスなどが正しくインポートされていることを確認します。
注意事項:
- データベースのエクスポートとインポートを行う前に、必ずデータベースをバックアップしてください。
- ユーザー名、パスワード、データベース名などは、ご自身の環境に合わせて変更してください。
- インポートオプションは、必要に応じて調整してください。
追加情報:
- データベースを丸ごとインポートするだけでなく、特定のテーブルのみをインポートすることもできます。
- mysqldumpコマンドには、様々なオプションがあります。詳細は公式ドキュメントを参照してください。
- XAMPPのMariaDB管理画面では、データベースの構造やデータを編集することができます。
# データベース "mydb" を "dump.sql" ファイルにエクスポート
mysqldump -u root -pmypassword mydb > dump.sql
# データベース "mydb" に "dump.sql" ファイルをインポート
mysql -u root -pmypassword mydb < dump.sql
上記のサンプルコードは、rootユーザーとmypasswordというパスワードを使用してデータベースを操作します。ご自身の環境に合わせて変更してください。
オプション
- 特定のテーブルのみをインポートするには、
--tables
オプションを使用します。
# テーブル "users" と "products" をインポート
mysqldump -u root -pmypassword mydb --tables users products > dump.sql
# データベース "mydb" の構造のみをインポート
mysqldump -u root -pmypassword mydb --no-data > dump.sql
LinuxのMariaDBからデータをエクスポートし、XAMPP WindowsのMariaDBにインポートする他の方法
- MySQL Workbench
- SQLyog
- HeidiSQL
これらのツールは、データベースの管理、構造の編集、データのインポート/エクスポートなどをGUIで簡単に操作できます。
mysqldumpコマンドとパイプを使う
# データベース "mydb" を "dump.sql" ファイルにエクスポートし、
# それを XAMPP の MariaDB にパイプでインポート
mysqldump -u root -pmypassword mydb | mysql -u root -pmypassword -h localhost mydb
# リモートの Linux サーバーから "dump.sql" ファイルをダウンロードし、
# それを XAMPP の MariaDB にインポート
ssh root@<リモートサーバーのIPアドレス> "mysqldump -u root -pmypassword mydb > dump.sql"
mysql -u root -pmypassword -h localhost mydb < dump.sql
注意:
- 上記の方法を使用する前に、必ずデータベースをバックアップしてください。
- コマンドを実行する際は、構文やオプションに誤りがないか確認してください。
mariadb