mysqldumpとMariaDBでデータベースを楽々移行:ステップバイステップガイド
MySQLデータベースをMariaDBにインポートする方法
方法1: mysqldumpとmysqlコマンドを使用する
- MySQLデータベースをダンプする
mysqldump -u username -p password database_name > database.sql
上記のコマンドを実行すると、database.sql
という名前のSQLファイルに、database_name
データベースのすべてのデータがダンプされます。
- MariaDBにログイン
mysql -u username -p
- MariaDBデータベースを作成
CREATE DATABASE database_name;
- ダンプしたファイルをインポート
USE database_name;
SOURCE database.sql;
方法2:MySQL Workbenchを使用する
- ソースデータベースに接続
- エクスポートウィザードを開く
- エクスポート方法として「SQLファイルにダンプ」を選択
- オプションを設定
- 実行
- ターゲットMariaDBに接続
- ダンプしたSQLファイルを選択
補足事項
- 上記の手順を実行する前に、必ず両方のデータベースのバックアップを取っておいてください。
- データベースのサイズが大きい場合は、インポートに時間がかかる場合があります。
- インポートする前に、MariaDBのバージョンとMySQLのバージョンが互換性があることを確認してください。
その他の注意事項
- インポートするデータベースにUNIQUEキーやFOREIGN KEYなどの制約がある場合、MariaDBのバージョンによってはエラーが発生する可能性があります。その場合は、以下のいずれかの方法で対応することができます。
- MariaDBのバージョンを上げる
- 制約を削除してからインポートし、インポート後に再作成する
- インポートするデータベースにストアドプロシージャやUDFなどの拡張機能が使用されている場合、MariaDBで対応していない拡張機能がある可能性があります。その場合は、インポート前に拡張機能を確認し、必要に応じてMariaDBで代替となる拡張機能を使用する必要があります。
# データベースのダンプ
mysqldump -u root -p password original_database > original_database.sql
# MariaDBへの接続
mysql -u root -p
# MariaDBデータベースの作成
CREATE DATABASE new_database;
# ダンプしたSQLファイルのインポート
USE new_database;
SOURCE original_database.sql;
- ナビゲーターペインで、接続 > 追加を選択します。
- 接続ダイアログボックスで、ソースデータベースの接続情報を入力します。
- テストをクリックして接続を確認します。
- ナビゲーターペインで、ソースデータベースを右クリックします。
- ツール > エクスポートを選択します。
エクスポート方法を選択
- 次へをクリックします。
- ファイル名と場所ペインで、ダンプファイルの名前と場所を指定します。
- オブジェクトの選択ペインで、エクスポートするオブジェクトを選択します。
- 詳細設定ペインで、詳細設定を指定します。
- 実行ペインで、実行をクリックします。
- エクスポート処理が完了すると、完了ダイアログボックスが表示されます。
- ファイルの選択ペインで、ダンプしたSQLファイルを選択します。
このサンプルコードは、あくまでも基本的な例です。 実際の状況に合わせて、適宜変更する必要があります。
MySQLデータベースをMariaDBにインポートするその他の方法
phpMyAdminは、Webブラウザ上でMySQLデータベースを管理できるツールです。phpMyAdminを使用して、MySQLデータベースをダンプし、MariaDBにインポートすることができます。
手順
- phpMyAdminにログインします。
- エクスポートタブを選択します。
- カスタムを選択し、すべてのテーブルを選択します。
- フォーマットとしてSQLを選択します。
- 生成されたSQLファイルを保存します。
- SQLタブを選択します。
- 保存したSQLファイルをクエリペインに貼り付けます。
mysqldumpとmysqlimportは、MySQLデータベースをダンプおよびインポートするためのコマンドラインツールです。
mysqldump -u username -p password database_name > database.sql
mysql -u username -p
CREATE DATABASE database_name;
mysqlimport -u username -p database_name database.sql
MySQL to MariaDB Migration Toolは、MySQLデータベースをMariaDBに自動的に移行するためのオープンソースツールです。
- MySQL to MariaDB Migration Toolをダウンロードしてインストールします。
- ツールを開き、ソースMySQLデータベースとターゲットMariaDBデータベースの接続情報を入力します。
- 移行オプションを設定します。
- 移行を開始します。
クラウドベースの移行サービスを使用する
いくつかのクラウドベースのサービスでは、MySQLデータベースをMariaDBに簡単に移行することができます。これらのサービスは、通常、ユーザーインターフェースを提供しており、技術的な知識がなくても移行を実行できます。
どの方法を選択するかは、個々のニーズと要件によって異なります。 以下の表は、各方法の利点と欠点の比較です。
方法 | 利点 | 欠点 |
---|---|---|
mysqldumpとmysqlコマンドを使用する | シンプルで使いやすい | 手動で操作する必要がある |
MySQL Workbenchを使用する | ユーザーインターフェースを使用して操作できる | GUIアプリケーションをインストールする必要がある |
phpMyAdminを使用する | Webブラウザ上で操作できる | phpMyAdminがインストールされている必要がある |
mysqldumpとmysqlimportコマンドラインツールを使用する | 高度なオプションを指定できる | コマンドラインツールの使用方法を理解する必要がある |
MySQL to MariaDB Migration Tool | 自動的に移行できる | ツールをインストールする必要がある |
クラウドベースの移行サービス | 簡単で使いやすい | サブスクリプション料金がかかる場合がある |
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