パフォーマンスを考慮した SQLite の BLOB データの保存方法
SQLite で BLOB を保存・取得する方法
テーブルの作成
まず、BLOB データを格納するテーブルを作成する必要があります。テーブル作成時に、BLOB データを格納するためのカラムを BLOB
型として定義します。
CREATE TABLE images (
id INTEGER PRIMARY KEY AUTOINCREMENT,
name TEXT NOT NULL,
image BLOB NOT NULL
);
上記の例では、images
という名前のテーブルを作成し、id
、name
、image
という 3 つのカラムを定義しています。
id
カラムは、主キーとして自動的に増加する整数型です。name
カラムは、画像の名前を格納するテキスト型です。image
カラムは、BLOB データを格納する BLOB 型です。
BLOB データを保存するには、INSERT
ステートメントを使用します。
INSERT INTO images (name, image) VALUES (?, ?);
上記では、?
プレースホルダを使用して、画像の名前と BLOB データを挿入しています。プレースホルダには、バイナリデータを変換したバイト配列をバインドする必要があります。
SELECT name, image FROM images WHERE id = ?;
上記では、id
を指定して、画像の名前と BLOB データを取得しています。取得した BLOB データは、バイト配列として扱えます。
UPDATE images SET image = ? WHERE id = ?;
上記では、id
を指定して、画像の BLOB データを更新しています。
DELETE FROM images WHERE id = ?;
import sqlite3
# データベースへの接続
connection = sqlite3.connect("database.db")
cursor = connection.cursor()
# テーブルの作成
cursor.execute("""
CREATE TABLE IF NOT EXISTS images (
id INTEGER PRIMARY KEY AUTOINCREMENT,
name TEXT NOT NULL,
image BLOB NOT NULL
);
""")
# 画像データの読み込み
with open("image.jpg", "rb") as f:
image_data = f.read()
# BLOB データの保存
cursor.execute("""
INSERT INTO images (name, image) VALUES (?, ?)
""", ("image.jpg", image_data))
# BLOB データの取得
cursor.execute("""
SELECT image FROM images WHERE id = ?
""", (1,))
image_data = cursor.fetchone()[0]
# 画像データの保存
with open("image_copy.jpg", "wb") as f:
f.write(image_data)
# コミットとクローズ
connection.commit()
cursor.close()
connection.close()
このコードは、image.jpg
という画像ファイルを images
テーブルに保存し、image_copy.jpg
という名前でコピーを作成します。
注意:
- 上記のコードは、Python のサンプルコードです。他の言語で実装する場合は、言語固有の構文を使用する必要があります。
- BLOB データを保存する前に、バイナリデータを変換する必要がある場合があります。詳細は、使用している言語のドキュメントを参照してください。
SQLite で BLOB データを保存・取得する他の方法
Base64 エンコード
BLOB データを Base64
エンコードして保存する方法です。Base64
エンコードは、バイナリデータをテキストに変換する方法です。
INSERT INTO images (name, image) VALUES (?, ?);
上記では、?
プレースホルダを使用して、画像の名前と Base64
エンコードされた BLOB データを挿入しています。
外部ファイルへの参照
BLOB データを外部ファイルに保存し、データベースにはファイルへのパスのみを保存する方法です。
INSERT INTO images (name, image_path) VALUES (?, ?);
上記では、?
プレースホルダを使用して、画像の名前と外部ファイルへのパスを挿入しています。
それぞれの方法のメリットとデメリット
方法 | メリット | デメリット |
---|---|---|
通常の BLOB 保存 | シンプル | データベースファイルが大きくなる |
Base64 エンコード | データベースファイルのサイズが小さくなる | デコード処理が必要 |
外部ファイルへの参照 | データベースファイルのサイズが小さくなる | ファイル管理が必要 |
sqlite blob