JPAとMariaDBでカスタムIDジェネレータを使ってString型非主キー値を自動生成する方法

2024-05-20

JPA と MariaDB で自動生成される String 型非主キー値

シナリオ

このシナリオでは、以下のテーブル構造を持つ Product エンティティクラスを作成します。

@Entity
public class Product {

    @Id
    @GeneratedValue(strategy = GenerationType.IDENTITY)
    private Long id;

    @Column(unique = true, nullable = false)
    private String productId;

    // その他の製品情報
}

この場合、productId 属性は String 型の非主キー値であり、データベースに保存する前に自動生成する必要があります。

自動生成戦略

JPA では、以下のような様々な自動生成戦略が提供されています。

  • IDENTITY: データベースによって自動的に生成されるシーケンス値を使用します。
  • SEQUENCE: 指定されたシーケンスを使用して値を生成します。
  • UUID: UUID を使用して値を生成します。

MariaDB では、IDENTITY または UUID 戦略を使用するのが一般的です。

IDENTITY 戦略を使用するには、以下の設定が必要です。

@Id
@GeneratedValue(strategy = GenerationType.IDENTITY)
private Long id;

@Column(unique = true, nullable = false)
private String productId;

この設定により、productId 属性は MariaDB によって自動的に生成されるシーケンス値で初期化されます。

@Id
@GeneratedValue(strategy = GenerationType.UUID)
private Long id;

@Column(unique = true, nullable = false)
private String productId;

この設定により、productId 属性は UUID で初期化されます。

その他の考慮事項

  • productId 属性の長さを制限する必要がある場合は、@Column(length = N) アノテーションを使用できます。

コード例

以下のコード例は、IDENTITY 戦略を使用して String 型の非主キー値を自動生成する方法を示しています。

@Entity
public class Product {

    @Id
    @GeneratedValue(strategy = GenerationType.IDENTITY)
    private Long id;

    @Column(unique = true, nullable = false, length = 20)
    private String productId;

    // その他の製品情報
}

このコード例では、productId 属性は最大 20 文字の長さの String 型で、データベースに保存する前に自動的に生成されます。

まとめ

JPA と MariaDB を使用して、String 型の非主キー値を自動生成するには、IDENTITY または UUID 戦略を使用できます。これらの戦略は、データベースによって自動的に生成される値を使用することで、開発者の負担を軽減します。




@Entity
public class Product {

    @Id
    @GeneratedValue(strategy = GenerationType.IDENTITY)
    private Long id;

    @Column(unique = true, nullable = false, length = 20)
    private String productId;

    // その他の製品情報

    @PrePersist
    private void generateProductId() {
        if (productId == null) {
            productId = UUID.randomUUID().toString();
        }
    }
}

このコード例では、以下の処理が行われます。

  1. @Entity アノテーションを使用して、Product クラスをエンティティクラスとして宣言します。
  2. @Id アノテーションを使用して、id 属性を主キーとして宣言します。
  3. @GeneratedValue(strategy = GenerationType.IDENTITY) アノテーションを使用して、id 属性の値をデータベースによって自動的に生成するように指定します。
  4. @Column(unique = true, nullable = false, length = 20) アノテーションを使用して、productId 属性の制約を定義します。
  5. @PrePersist アノテーションを使用して、エンティティが永続化する前に generateProductId() メソッドを呼び出すように指定します。
  6. generateProductId() メソッドは、productId 属性が null の場合、UUID を生成して設定します。

このコード例を使用することで、productId 属性はデータベースに保存する前に自動的に生成されます。

注意事項

このコード例はあくまでもサンプルであり、実際のアプリケーションでは状況に合わせて調整する必要があります。




JPA と MariaDB で自動生成される String 型非主キー値:その他の方法

シリアル番号は、データベースによって自動的に生成されるシーケンス値を使用して、一意の識別子を生成する方法です。

@Id
@GeneratedValue(strategy = GenerationType.SEQUENCE)
@SequenceGenerator(name = "product_id_seq", sequenceName = "product_id_seq", allocationSize = 1)
private Long id;

@Column(unique = true, nullable = false)
private String productId;

この例では、product_id_seq という名前のシーケンスを使用して、productId 属性の値を生成します。allocationSize 属性は、シーケンスから一度に割り当てる値の数を指定します。

トリガーは、データベース操作によって自動的に実行されるコードの塊です。トリガーを使用して、productId 属性の値を生成することができます。

CREATE TRIGGER product_id_trigger
BEFORE INSERT ON product
FOR EACH ROW
SET NEW.product_id = UUID();

このトリガーは、product テーブルに新しいレコードが挿入される前に実行され、productId 属性の値を UUID に設定します。

カスタム ID ジェネレータは、独自のロジックを使用して ID を生成する Java クラスです。

public class ProductIdGenerator implements IdGenerator {

    @Override
    public Serializable generate(LogicalContext context, Object entity) {
        return UUID.randomUUID().toString();
    }
}

この例では、ProductIdGenerator という名前のカスタム ID ジェネレータクラスを作成します。このクラスは、generate() メソッドを使用して UUID を生成します。

選択

使用する方法は、要件と好みによって異なります。

  • IDENTITY 戦略: 最もシンプルで、多くの場合で十分です。
  • UUID 戦略: 確実に一意な ID を生成する必要がある場合に適しています。
  • シリアル番号: 順序付きの ID が必要な場合に適しています。
  • トリガー: 複雑なロジックを使用して ID を生成する必要がある場合に適しています。
  • カスタム ID ジェネレータ: 完全な制御が必要な場合に適しています。

注意事項

  • 上記の方法はすべて、データベースのサポートが必要です。
  • カスタム ID ジェネレータを使用する場合は、パフォーマンスとスレッドセーフティに注意する必要があります。

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