【会計初心者向け】MySQL、SQL、MariaDBで試算表を作成して財務分析
MySQL、SQL、MariaDB で試算表を表示するための SELECT ステートメント:詳細解説
このチュートリアルでは、debit
と credit
という 2 つの列と 1 つの amount
列のみを含むテーブルから試算表を表示するための SELECT ステートメントを、MySQL、SQL、MariaDB で記述する方法について説明します。
前提知識
このチュートリアルを理解するには、以下の基本的な SQL の知識が必要です。
- SELECT ステートメント
- GROUP BY 句
- SUM 関数
テーブル構造
試算表を表示するテーブルは次の構造を持つと仮定します。
CREATE TABLE trial_balance (
account_id INT PRIMARY KEY,
account_name VARCHAR(255) NOT NULL,
debit DECIMAL(10,2) NOT NULL,
credit DECIMAL(10,2) NOT NULL,
amount DECIMAL(10,2) NOT NULL
);
このテーブルには、勘定科目 ID、勘定科目名、借方残高、貸方残高、金額の 5 つの列が含まれています。
以下の SELECT ステートメントは、勘定科目名、借方残高、貸方残高、試算表の合計を表示します。
SELECT
account_name,
SUM(debit) AS debit_amount,
SUM(credit) AS credit_amount,
SUM(amount) AS total_amount
FROM trial_balance
GROUP BY account_name;
ステートメントの説明
SELECT
: この句は、SELECT ステートメントで取得する列を指定します。account_name
: この列は、試算表に表示される勘定科目名を取得します。SUM(debit)
: この式は、各勘定科目の借方残高の合計を計算します。AS debit_amount
: このエイリアスは、借方残高の合計を表す列名としてdebit_amount
を定義します。FROM trial_balance
: この句は、SELECT ステートメントで使用するテーブルを指定します。GROUP BY account_name
: この句は、結果を勘定科目ごとにグループ化します。
試算表の合計
この SELECT ステートメントは、試算表の合計も表示します。合計は、debit_amount
と credit_amount
の列をそれぞれ合計することで計算されます。合計は、total_amount
列に表示されます。
その他の考慮事項
- このステートメントは、借方と貸方の合計が一致することを確認するために使用できます。
- このステートメントは、特定の日付範囲の試算表を表示するために WHERE 句と共に使用できます。
このチュートリアルでは、MySQL、SQL、MariaDB で試算表を表示するための SELECT ステートメントを記述する方法について説明しました。このチュートリアルで説明した概念を理解することで、独自の試算表レポートを作成することができます。
SELECT
account_name,
SUM(debit) AS debit_amount,
SUM(credit) AS credit_amount,
SUM(amount) AS total_amount
FROM trial_balance
GROUP BY account_name;
このコードは、以下の結果を出力します。
account_name | debit_amount | credit_amount | total_amount
------------+--------------+--------------+--------------
Assets | 1000.00 | 0.00 | 1000.00
Liabilities | 0.00 | 500.00 | -500.00
Equity | 0.00 | 500.00 | 500.00
Total | 1000.00 | 500.00 | 500.00
説明
- このコードは、
SELECT
ステートメントを使用して、account_name
、debit_amount
、credit_amount
、total_amount
の列を取得します。 SUM
関数は、各勘定科目のdebit
、credit
、amount
の列の合計を計算します。GROUP BY
句は、結果をaccount_name
ごとにグループ化します。
このコードをカスタマイズする方法
- 特定の日付範囲の試算表を表示するには、
WHERE
句を追加できます。 - 勘定科目をソートするには、
ORDER BY
句を追加できます。 - 試算表に表示する列を追加または削除できます。
このサンプルコードを参考に、独自の試算表レポートを作成することができます。
試算表を表示するためのその他の方法
方法 1: ビューを使用する
ビューを使用して、試算表のデータを永続的に格納することができます。これにより、複雑な SELECT ステートメントを何度も記述する必要がなくなります。
CREATE VIEW trial_balance_view AS
SELECT
account_name,
SUM(debit) AS debit_amount,
SUM(credit) AS credit_amount,
SUM(amount) AS total_amount
FROM trial_balance
GROUP BY account_name;
このビューを作成したら、以下のクエリを使用して試算表を表示できます。
SELECT * FROM trial_balance_view;
方法 2: WITH 句を使用する
WITH 句を使用して、一時的な副問合せを作成することができます。これにより、複雑な SELECT ステートメントをより読みやすくすることができます。
WITH trial_balance_cte AS (
SELECT
account_name,
SUM(debit) AS debit_amount,
SUM(credit) AS credit_amount,
SUM(amount) AS total_amount
FROM trial_balance
GROUP BY account_name
)
SELECT * FROM trial_balance_cte;
上記の方法以外にも、試算表を表示する方法はいくつかあります。使用方法は、特定のニーズや要件によって異なります。
試算表を表示するには、さまざまな方法があります。最良の方法を選択するには、特定のニーズと要件を考慮する必要があります。
mysql sql mariadb