【保存版】MySQLの接続情報を徹底解説! コマンドからツールまで

2024-05-16

MySQL で現在の接続情報を表示する方法

SHOW GLOBAL STATUS コマンドは、MySQL サーバ全体のグローバルなステータス情報を表示します。このコマンドに LIKE '%connect%' オプションを指定することで、接続情報に関連するステータス変数を絞り込むことができます。

SHOW GLOBAL STATUS LIKE '%connect%';

このコマンドを実行すると、以下の情報が表示されます。

  • Threads_connected: アクティブな接続の数
  • Connections: 確立された接続の合計数
  • Max_used_connections: これまでに確立された接続の最大数
  • Connect_errors: 接続エラーの数

PROCESSLIST コマンドは、現在実行中のすべてのスレッドに関する情報を表示します。このコマンドに WHERE COMMAND LIKE '%COM_QUERY' オプションを指定することで、クエリを実行しているスレッドのみを表示することができます。

SELECT * FROM PROCESSLIST WHERE COMMAND LIKE '%COM_QUERY';
  • Id: スレッドID
  • User: ユーザー名
  • Host: ホスト名
  • db: 使用しているデータベース
  • Command: 実行中のコマンド
  • Time: コマンドの実行時間が秒単位で表示されます

具体的な例

以下は、SHOW GLOBAL STATUS コマンドと PROCESSLIST コマンドを使用して現在の接続情報を表示する例です。

例 1: SHOW GLOBAL STATUS コマンドを使う

SHOW GLOBAL STATUS LIKE '%connect%';
+--------------------------+------------+-------+-------------------+
| Variable_name            | Value       | Type   | Comment           |
+--------------------------+------------+-------+-------------------+
| Threads_connected        | 1          | INT    | Number of threads connected |
| Connections              | 1          | INT    | Number of established connections |
| Max_used_connections     | 1          | INT    | Peak number of used connections |
| Connect_errors           | 0          | INT    | Number of connection errors |
+--------------------------+------------+-------+-------------------+

例 2: PROCESSLIST コマンドを使う

SELECT * FROM PROCESSLIST WHERE COMMAND LIKE '%COM_QUERY';
+----+---------+-----------+---------+----------+-------------+
| Id | User    | Host      | db       | Command   | Time        |
+----+---------+-----------+---------+----------+-------------+
| 1  | root    | localhost | test     | SELECT * FROM test_table; | 0.00 sec |
+----+---------+-----------+---------+----------+-------------+

これらのコマンドを使用して、現在の接続状況を把握し、問題を診断することができます。

補足

  • 現在の接続情報を確認するには、root 権限が必要です。
  • SHOW GLOBAL STATUS コマンドは、MySQL サーバ全体の接続情報を表示します。一方、PROCESSLIST コマンドは、現在実行中のスレッドに関する情報を表示します。
  • 接続情報を確認する以外にも、これらのコマンドを使用して、MySQL サーバのパフォーマンスを監視したり、問題を診断したりすることができます。



Example 1: Using the SHOW GLOBAL STATUS command

SHOW GLOBAL STATUS LIKE '%connect%';
SELECT * FROM PROCESSLIST WHERE COMMAND LIKE '%COM_QUERY';

Explanation

Example 1:

The SHOW GLOBAL STATUS command is used to retrieve global status information for the entire MySQL server. By specifying the LIKE '%connect%' option, the command filters the results to only include status variables related to connections. This provides a concise overview of the current connection status, including the number of active connections, total connections established, peak connection usage, and connection errors.

The PROCESSLIST command displays information about all currently running threads. By filtering the results using the WHERE COMMAND LIKE '%COM_QUERY' clause, the command focuses on threads that are executing queries. This provides detailed information about each active connection, such as the thread ID, user, host, database being used, current query being executed, and the elapsed time for the query.

Key takeaways:

Additional notes:

I hope these examples provide a clear understanding of how to use these commands to retrieve current connection information in MySQL. Please let me know if you have any further questions.




その他のMySQLで現在の接続情報を表示する方法

MySQL クライアントツールを使う

MySQLには、コマンドラインインターフェース (CLI) ツールであるmysqlと、GUI ツールであるMySQL Workbenchなど、さまざまなクライアントツールが用意されています。これらのツールを使用して、接続情報を表示することができます。

mysqlコマンドを使う

mysql -u root -p -e "SHOW GLOBAL STATUS LIKE '%connect%';"

このコマンドは、SHOW GLOBAL STATUSコマンドと同じ結果を出力します。

MySQL Workbench を起動し、以下の手順を実行します。

  1. ナビゲーションペインサーバー > 接続 を選択します。
  2. 接続 タブで、 現在の接続 セクションを確認します。

システム情報テーブルを使う

MySQL 5.7以降では、performance_schemaデータベースに events_statements_summary_by_digest テーブルというシステム情報テーブルが導入されました。このテーブルを使用して、現在の接続情報を表示することができます。

SELECT * FROM performance_schema.events_statements_summary_by_digest
WHERE SCHEMA_NAME = 'your_database_name'
AND DIGEST LIKE '%COM_QUERY%';

このコマンドは、PROCESSLISTコマンドと似たような結果を出力しますが、より詳細な情報を提供します。

情報スキーマを使う

MySQL 8以降では、情報スキーマに PROCESSLIST ビューが導入されました。このビューを使用して、現在の接続情報を表示することができます。

SELECT * FROM information_schema.PROCESSLIST
WHERE COMMAND LIKE '%COM_QUERY%';

各方法の比較

方法利点欠点
SHOW GLOBAL STATUSシンプルで使いやすい詳細情報が少ない
PROCESSLIST詳細な情報が得られる複雑で使いにくい
mysqlコマンドコマンドライン操作に慣れている場合は使いやすいGUI ツールよりも操作が複雑
MySQL WorkbenchGUI で操作できるコマンドラインツールよりも操作に時間がかかる
performance_schema.events_statements_summary_by_digest詳細な情報が得られるMySQL 5.7以降でのみ利用可能
information_schema.PROCESSLIST詳細な情報が得られるMySQL 8以降でのみ利用可能

mysql


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