SQL ServerでTEXTIMAGE_ON [PRIMARY] を使用するべき?
SQL ServerにおけるTEXTIMAGE_ON [PRIMARY]解説
概要
- デフォルト: 大容量値列は、PRIMARY ファイルグループに格納されます。
- TEXTIMAGE_ON [PRIMARY]: 大容量値列を別のファイルグループに格納できます。
- メリット:
- パフォーマンスの向上: 大容量値列とその他の列を別々のファイルグループに格納することで、I/O操作を分散し、パフォーマンスを向上させることができます。
- データベース管理の簡素化: 大容量値列を別のファイルグループに格納することで、データベースの管理とバックアップが容易になります。
- デメリット:
- 設定の複雑さ: PRIMARY以外のファイルグループに大容量値列を格納するには、追加の設定が必要です。
- 互換性の問題: すべてのクライアントツールが、PRIMARY以外のファイルグループに格納された大容量値列をサポートしているわけではありません。
使用例
CREATE TABLE MyTable (
ID int NOT NULL PRIMARY KEY,
Name varchar(50) NOT NULL,
Description text NOT NULL
)
TEXTIMAGE_ON MyDataFileGroup;
この例では、MyTable
というテーブルが作成され、Description
列はMyDataFileGroup
というファイルグループに格納されます。
注意事項
- TEXTIMAGE_ONは、テーブルに大容量値列が存在する場合にのみ使用できます。
- TEXTIMAGE_ONは、パーティショニングされたテーブルでは使用できません。
- PRIMARY以外のファイルグループに大容量値列を格納する前に、そのファイルグループが存在することを確認する必要があります。
- TEXTIMAGE_ON [PRIMARY] は、パフォーマンスと管理性を向上させるための有効な手段ですが、使用前にその利点と欠点を理解しておくことが重要です。
USE MyDatabase;
GO
CREATE TABLE MyTable (
ID int NOT NULL PRIMARY KEY,
Name varchar(50) NOT NULL,
Description text NOT NULL
)
TEXTIMAGE_ON MyDataFileGroup;
GO
-- データ挿入
INSERT INTO MyTable (ID, Name, Description)
VALUES (1, 'John Doe', 'This is a description of John Doe.');
GO
-- データの確認
SELECT * FROM MyTable;
GO
-- テーブルの削除
DROP TABLE MyTable;
GO
このサンプルコードでは、以下の操作が行われています。
MyDatabase
データベースに接続します。MyTable
というテーブルを作成します。Description
列はtext
型で、MyDataFileGroup
というファイルグループに格納されます。MyTable
テーブルにデータが挿入されます。
ファイルグループの作成
上記のサンプルコードを実行する前に、MyDataFileGroup
というファイルグループを作成する必要があります。以下のコマンドを使用して、ファイルグループを作成できます。
USE MyDatabase;
GO
CREATE FILEGROUP MyDataFileGroup;
GO
TEXTIMAGE_ON [PRIMARY] 以外の方法
- データの種類
- データのサイズ
- パフォーマンス要件
- 管理の容易さ
sql-server