【MariaDBトラブルシューティング】「不正なテーブル定義」エラーの解決方法と予防策

2024-07-01

SQLにおける「SQL 不正なテーブル定義; 自動列は 1 つのみで、キーとして定義する必要があります」エラーの解決方法

解決方法

このエラーを解決するには、以下のいずれかの方法を実行する必要があります。

自動列を 1 つのみ定義する

テーブル定義の中で、AUTO_INCREMENT 属性を持つ列を 1 つのみにしてください。既存の複数の自動列がある場合は、以下のいずれかの方法で処理する必要があります。

  • 1 つの列を自動列として残し、他の列の AUTO_INCREMENT 属性を削除する
  • 自動列を削除し、必要に応じて別の方法で値を生成する

自動列を主キーとして定義する

AUTO_INCREMENT 列が 1 つのみ存在する場合、その列を主キーとして定義する必要があります。主キーは、テーブル内の各行を一意に識別する列です。

以下の例は、customers テーブルに id という自動列と、name および email という列を追加する方法を示しています。

CREATE TABLE customers (
  id INT AUTO_INCREMENT PRIMARY KEY,
  name VARCHAR(255) NOT NULL,
  email VARCHAR(255) UNIQUE NOT NULL
);

この例では、id 列が自動列として定義されており、主キーでもあります。

その他のヒント

  • テーブル定義を作成する前に、データベースマニュアルで AUTO_INCREMENT 列に関する要件を確認してください。
  • 既存のテーブルにエラーがある場合は、ALTER TABLE ステートメントを使用して修正できます。
  • エラーメッセージの詳細を確認することで、問題の原因を特定するのに役立ちます。



    CREATE TABLE customers (
      id INT AUTO_INCREMENT PRIMARY KEY,
      name VARCHAR(255) NOT NULL,
      email VARCHAR(255) UNIQUE NOT NULL
    );
    

    このコードを実行すると、customers という名前のテーブルが作成されます。このテーブルには、以下の列が含まれます。

    • id: 自動的に生成される整型数の列。この列は主キーでもあります。
    • name: 文字列型の列。顧客の名前を格納します。

    email 列には UNIQUE 制約が設定されているため、同じメールアドレスを持つ顧客が複数登録されることはできません。

    このコードは、MariaDB 10.5以降で使用できます。

    以下のコードは、products テーブルを作成し、product_id 列を自動列と主キーとして定義し、price 列にデフォルト値を設定する例です。

    CREATE TABLE products (
      product_id INT AUTO_INCREMENT PRIMARY KEY,
      name VARCHAR(255) NOT NULL,
      price DECIMAL(10,2) NOT NULL DEFAULT 0.00
    );
    
    • price: 10 桁の整数部と 2 桁の小数部を持つ数値型の列。製品の価格を格納します。デフォルト値は 0.00 です。

    これらのコードはあくまでも例であり、必要に応じて変更することができます。




    「SQL 不正なテーブル定義; 自動列は 1 つのみで、キーとして定義する必要があります」エラーのその他の解決方法

    上記で紹介した2つの解決方法に加えて、以下の方法も検討できます。

    トリガーを使用して、新しい行が挿入されるたびに列の値を自動的に生成する方法があります。この方法は、複雑な値生成要件がある場合に役立ちます。

    以下の例は、customers テーブルに created_at 列を追加し、挿入時に自動的に現在時刻を挿入するトリガーを作成する方法を示しています。

    CREATE TABLE customers (
      id INT AUTO_INCREMENT PRIMARY KEY,
      name VARCHAR(255) NOT NULL,
      email VARCHAR(255) UNIQUE NOT NULL,
      created_at DATETIME NOT NULL DEFAULT CURRENT_TIMESTAMP
    );
    
    CREATE TRIGGER customers_before_insert BEFORE INSERT ON customers
    FOR EACH ROW
    BEGIN
      SET NEW.created_at = CURRENT_TIMESTAMP;
    END;
    

    このコードを実行すると、customers テーブルに created_at という列が作成されます。この列には、新しい行が挿入されるたびに自動的に現在時刻が挿入されます。

    列の値を生成するストアドプロシージャを使用する

    ストアドプロシージャを使用して、列の値を生成する方法もあります。この方法は、複雑なロジックが必要な場合に役立ちます。

    以下の例は、customers テーブルに customer_id 列を追加し、ストアドプロシージャを使用して新しい顧客 ID を生成する方法を示しています。

    CREATE TABLE customers (
      customer_id VARCHAR(255) NOT NULL PRIMARY KEY,
      name VARCHAR(255) NOT NULL,
      email VARCHAR(255) UNIQUE NOT NULL
    );
    
    DELIMITER //
    
    CREATE PROCEDURE generate_customer_id()
    BEGIN
      DECLARE customer_id VARCHAR(255);
    
      SELECT CONCAT('CUS-', UUID()) INTO customer_id;
    
      SELECT customer_id;
    END //
    
    DELIMITER ;
    
    INSERT INTO customers (customer_id, name, email)
    VALUES (generate_customer_id(), 'John Doe', '[email protected]');
    

    このコードを実行すると、customers テーブルに customer_id という列が作成されます。この列には、新しい顧客が挿入されるたびにストアドプロシージャ generate_customer_id によって生成された一意の ID が格納されます。

    注意事項

    • トリガーとストアドプロシージャは、データベースのパフォーマンスに影響を与える可能性があることに注意してください。
    • 複雑なトリガーやストアドプロシージャを使用する場合は、慎重に設計し、テストする必要があります。

    sql mariadb


    EXECUTE AS を活用した高度なテクニック:SQL Server で EXEC 結果を SQL 変数に格納

    OUTPUT パラメータを使用するEXEC プロシージャに OUTPUT パラメータを定義することで、プロシージャの戻り値を SQL 変数に直接割り当てることができます。この例では、MyStoredProcedure プロシージャは @result という OUTPUT パラメータを持ち、このパラメータにはプロシージャの戻り値が格納されます。 SELECT @result; ステートメントは、プロシージャの実行後に @result 変数の値を出力します。...


    参考資料:FLOOR関数、DATEPART関数、CAST関数、CONVERT関数、DATEADD関数、DATEDIFF関数、CASE式

    SQL Serverで日付時刻列をグループ化する際、時間情報も考慮すると、グループ数が多くなり、分析が複雑になる場合があります。そこで、時間情報を無視してグループ化する方法を紹介します。方法以下の2つの方法があります。FLOOR関数は、指定された精度で数値を切り捨てます。日付時刻列に対してFLOOR関数を使うことで、時間情報を切り捨てて日付のみでグループ化できます。...


    SQLiteのstrftime()関数でミリ秒付き現在時刻をフォーマット

    方法 1: strftime() 関数と CURRENT_TIMESTAMP を使用するこの方法は、現在時刻を文字列として取得し、その後 strftime() 関数を使用してミリ秒を含む形式にフォーマットします。このクエリは、次のような結果を返します。...


    PostgreSQL列の操作完全ガイド:名前変更と型変換をわかりやすく解説

    構文:説明:table_name: 列の型を変更するテーブルの名前old_column_name: 変更前の列名new_data_type: 変更後の列の型例:この例では、customersテーブルのcustomer_id列の名前をidに変更し、その型のVARCHAR(255)をINTに変更します。...


    【データ分析初心者向け】MariaDBで文字列型カラムを整数型に変換して、データ分析を効率化する方法

    MariaDBで文字列型カラムを整数型に変更し、既存の値を変換するには、ALTER TABLE ステートメントと CAST() 関数を使用します。手順データベースに接続する。変更するカラムを含むテーブルを選択する。ALTER TABLE ステートメントを使用して、カラムの型を INT に変更する。...