PostgreSQL列の操作完全ガイド:名前変更と型変換をわかりやすく解説
PostgreSQLでクエリ1つで列名を変更し、列の型を変更する方法
構文:
ALTER TABLE table_name
RENAME COLUMN old_column_name TO new_column_name
ALTER COLUMN new_column_name TYPE new_data_type;
説明:
table_name
: 列の型を変更するテーブルの名前old_column_name
: 変更前の列名new_data_type
: 変更後の列の型
例:
ALTER TABLE customers
RENAME COLUMN customer_id TO id
ALTER COLUMN id TYPE INT;
この例では、customers
テーブルのcustomer_id
列の名前をid
に変更し、その型のVARCHAR(255)
をINT
に変更します。
注意事項:
- 列の型を変更する前に、その列に格納されているデータが新しい型に変換できることを確認する必要があります。 そうでない場合は、エラーが発生する可能性があります。
NOT NULL
制約がある列の型を変更することはできません。 列の型を変更する前に、制約を削除する必要があります。- 列の型を変更すると、その列に依存するインデックスやその他のデータベースオブジェクトが無効になる可能性があります。 必要に応じて、これらのオブジェクトを再作成する必要があります。
ALTER TABLE
コマンドを使用して、単一のクエリでPostgreSQLテーブルの列名を変更し、列の型を変更することができます。 この操作を実行する前に、データ型と制約の互換性を確認し、必要な場合はインデックスなどの依存オブジェクトを再作成するようにしてください。
PostgreSQLで列名を変更し、列の型を変更するサンプルコード
-- customersテーブルが存在することを確認する
SELECT * FROM customers;
-- customer_id列をid列に名前変更し、型をINTに変更する
ALTER TABLE customers
RENAME COLUMN customer_id TO id
ALTER COLUMN id TYPE INT;
-- 変更を確認する
SELECT * FROM customers;
- 最初の
SELECT
ステートメントは、customers
テーブルが存在することを確認するために使用されます。 ALTER TABLE
ステートメントは、列の変更を実行するために使用されます。 このステートメントには、3つの句があります。RENAME COLUMN customer_id TO id
: この句は、customer_id
列の名前をid
に変更します。ALTER COLUMN id TYPE INT
: この句は、id
列の型をINT
に変更します。
- このコードは、
customers
テーブルとcustomer_id
列が実際に存在することを前提としています。
以下の例では、さまざまな種類の列の型を変更する方法を示します。
- VARCHAR(255)列をINT列に変更する:
ALTER TABLE customers
ALTER COLUMN email TYPE INT;
- DATE列をTIMESTAMP列に変更する:
ALTER TABLE orders
ALTER COLUMN order_date TYPE TIMESTAMP;
- NUMERIC(10,2)列をDECIMAL(10,2)列に変更する:
ALTER TABLE products
ALTER COLUMN price TYPE DECIMAL(10,2);
PostgreSQLで列名を変更し、列の型を変更するその他の方法
中間テーブルを使用した方法
この方法は、より複雑なデータ型変換が必要な場合に役立ちます。
手順:
- 新しい列の型を持つ新しいテーブルを作成します。
- 古いテーブルから新しいテーブルにデータをコピーします。
- 古いテーブルをドロップします。
- 新しいテーブルの名前を古いテーブルの名前に変更します。
-- 新しいテーブルを作成する
CREATE TABLE customers_temp (
id INT,
name VARCHAR(255),
email VARCHAR(255),
order_date TIMESTAMP
);
-- 古いテーブルから新しいテーブルにデータをコピーする
INSERT INTO customers_temp
SELECT id, name, email, order_date
FROM customers;
-- 古いテーブルをドロップする
DROP TABLE customers;
-- 新しいテーブルの名前を古いテーブルの名前に変更する
ALTER TABLE customers_temp RENAME TO customers;
利点:
- より複雑なデータ型変換が可能
- 中間ステップでデータを確認および修正できる
- 複数のクエリが必要
- データベースのスキーマが一時的に変更される
UPDATEステートメントとCAST関数を使用した方法
この方法は、列の型を単純に変更する場合に役立ちます。
- 古い列の値を新しい型の値にキャストする
UPDATE
ステートメントを実行します。 - 列の型を変更します。
-- 列の値を新しい型にキャストする
UPDATE customers
SET email = CAST(email AS INT);
-- 列の型を変更する
ALTER TABLE customers
ALTER COLUMN email TYPE INT;
- シンプルでわかりやすい
- 複雑なデータ型変換には適していない
- データの型が正しく変換されない可能性がある
- データ型変換が単純で、スキーマの変更を避けたい場合は、
ALTER TABLE
コマンドを使用するのが最善の方法です。 - より複雑なデータ型変換が必要な場合は、中間テーブルを使用する方法が適しています。
- 列の型を単純に変更する場合は、
UPDATE
ステートメントとCAST
関数を使用する方法が最も簡単です。
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