PostgreSQLにおける一意制約とインデックス: はじめてのチュートリアル

2024-04-02

PostgreSQLにおける一意制約とインデックスの違い

PostgreSQLでは、一意制約ユニークインデックスを使用して、テーブル内のデータの重複を防ぐことができます。

一意制約は、テーブル内の特定の列の値が一意であることを保証します。 一方、ユニークインデックスは、データの検索を高速化するために使用されますが、一意制約も同時に暗黙的に設定されます。

主な違い

項目一意制約ユニークインデックス
目的データの一意性を保証するデータ検索を高速化する
データ構造B-木B-木
制約PRIMARY KEY、UNIQUE キーUNIQUE 制約
インデックス自動作成される手動で作成できる
NULL 値許可されない許可される (1 つのみ)
複合列使用可能使用可能

詳細

一意制約

  • CREATE TABLE または ALTER TABLE を使用して作成
  • PRIMARY KEY 制約も一意制約
  • NULL 値は許可されない
  • インデックスは自動的に作成
  • 参照整合性チェックに使用

ユニークインデックス

  • CREATE INDEX を使用して作成
  • NULL 値は1つのみ許可
  • データ検索を高速化
  • データの一意性を保証する必要がある場合は、一意制約を使用
  • データ検索を高速化したい場合は、ユニークインデックスを使用
  • 両方の機能が必要場合は、ユニーク制約を使用

-- 一意制約
CREATE TABLE users (
  id SERIAL PRIMARY KEY,
  username VARCHAR(255) UNIQUE NOT NULL
);

-- ユニークインデックス
CREATE TABLE articles (
  id SERIAL PRIMARY KEY,
  title VARCHAR(255),
  UNIQUE INDEX (title)
);



一意制約

-- テーブル作成
CREATE TABLE users (
  id SERIAL PRIMARY KEY,
  username VARCHAR(255) UNIQUE NOT NULL,
  email VARCHAR(255) UNIQUE NOT NULL
);

-- データ挿入
INSERT INTO users (username, email) VALUES ('alice', '[email protected]');
INSERT INTO users (username, email) VALUES ('bob', '[email protected]');

-- 重複データ挿入エラー
INSERT INTO users (username, email) VALUES ('alice', '[email protected]');
-- ERROR: duplicate key value violates unique constraint "users_username_key"

-- 重複データ挿入エラー (email)
INSERT INTO users (username, email) VALUES ('charlie', '[email protected]');
-- ERROR: duplicate key value violates unique constraint "users_email_key"

ユニークインデックス

-- テーブル作成
CREATE TABLE articles (
  id SERIAL PRIMARY KEY,
  title VARCHAR(255),
  UNIQUE INDEX (title)
);

-- データ挿入
INSERT INTO articles (title) VALUES ('Hello, world!');
INSERT INTO articles (title) VALUES ('This is a title');

-- 重複データ挿入 (許可)
INSERT INTO articles (title) VALUES ('Hello, world!');

-- データ検索 (高速化)
SELECT * FROM articles WHERE title = 'Hello, world!';
  • 上記はあくまでサンプルコードです。 実際のユースケースに合わせてコードを修正してください。
  • 一意制約とユニークインデックスのどちらを使用するか迷った場合は、上記のどちらを使用すべきかを参照してください。



PostgreSQLでは、一意制約とインデックス以外にも、データの重複を防ぐ方法があります。 以下にいくつかの例を紹介します。

PRIMARY KEY 制約は、テーブル内の各行を一意に識別するために使用されます。 PRIMARY KEY 制約は、一意制約インデックスの両方の機能を兼ね備えています。

CREATE TABLE users (
  id SERIAL PRIMARY KEY,
  username VARCHAR(255) NOT NULL
);

UNIQUE キー制約

UNIQUE キー制約は、テーブル内の特定の列の値一意であることを保証します。 UNIQUE キー制約は、一意制約インデックスの両方の機能を兼ね備えています。

CREATE TABLE articles (
  id SERIAL PRIMARY KEY,
  title VARCHAR(255) UNIQUE NOT NULL
);

CHECK 制約

CHECK 制約は、テーブル内の列の値が特定の条件を満たしていることを保証します。 CHECK 制約を使用して、一意制約を定義することができます。

CREATE TABLE users (
  id SERIAL PRIMARY KEY,
  username VARCHAR(255) NOT NULL,
  CHECK (username IS UNIQUE)
);

複合キー

複合キーは、複数の列を組み合わせて一意な識別子を作成します。 複合キーを使用して、一意制約を定義することができます。

CREATE TABLE orders (
  id SERIAL PRIMARY KEY,
  customer_id INT NOT NULL,
  product_id INT NOT NULL,
  UNIQUE (customer_id, product_id)
);

トリガー

トリガーは、特定のデータベース操作が発生したときに実行されるプログラムです。 トリガーを使用して、データの重複を防ぐことができます。

CREATE TRIGGER before_insert_users
BEFORE INSERT ON users
FOR EACH ROW
BEGIN
  IF EXISTS (SELECT 1 FROM users WHERE username = NEW.username) THEN
    RAISE EXCEPTION 'username already exists';
  END IF;
END;

どの方法を使用するかは、要件パフォーマンスの要件によって異なります。

  • PRIMARY KEY 制約またはUNIQUE キー制約は、最もシンプル効率的な方法です。
  • CHECK 制約は、複雑な条件を定義する必要がある場合に便利です。
  • 複合キーは、複数の列に基づいて一意性を保証する必要がある場合に便利です。
  • トリガーは、データ操作制御する必要がある場合に便利です。

sql postgresql indexing


クエリのパフォーマンスを向上させるためのインデックスの活用方法

PostgreSQLで特定のインデックスを使用させる方法はいくつかあります。INDEX ヒントを使用して、特定のインデックスをクエリで使用させることができます。例このクエリは、customers テーブルの country_idx インデックスを使用して、country 列が Japan に等しい行を選択します。...


SQLデータベースにおけるリスト格納方法の比較

最も簡単な方法は、リストの要素をカンマで区切って、1つの文字列として格納する方法です。例:この方法はシンプルですが、リストの要素数が増えると、文字列長が長くなり、パフォーマンスや管理が難しくなります。また、リストの要素を個別に検索したり、操作したりするには、複雑な処理が必要になります。...


SQL Serverで複数の変数を更新する2つの方法

しかし、複数の変数を更新する必要がある場合は、以下の2つの方法があります。複数のUPDATE文を使用する最も単純な方法は、それぞれの変数を更新するために個別のUPDATE文を使用することです。動的SQLを使用するより柔軟な方法としては、動的SQLを使用して、複数の変数を更新する単一のSQL文を生成する方法があります。...


SQL初心者でも安心!「SQL error: misuse of aggregate」を画像付きで分かりやすく解説

このエラーを解決するには、以下の点を確認する必要があります。集計関数が正しい列に使用されているかどうか確認する: 集計関数は、数値列または日付列に対してのみ使用できます。文字列列に対して集計関数を使用すると、このエラーが発生します。WHERE句で条件を指定しているかどうか確認する: 集計関数は、WHERE句で条件を指定して使用できます。WHERE句を指定しないと、すべての行がグループ化され、エラーが発生する可能性があります。...


SQL Serverで2つの異なるサーバーからデータを選択する方法

SQL Serverで2つの異なるサーバーからデータを選択するには、いくつかの方法があります。それぞれ的方法には長所と短所があり、状況に応じて最適な方法を選択する必要があります。方法リンクサーバーを使用すると、別のサーバー上のデータベースにアクセスしてクエリを実行することができます。これは、最も簡単で一般的な方法の一つです。 長所 設定が簡単 他の方法と比べて高速 短所 すべてのデータベースサーバーでサポートされているわけではない セキュリティ上のリスクがある...