Oracle SQL エイリアス WHERE 句の使い方

2024-04-08

Oracle SQL エイリアス WHERE 句での使い方

エイリアスとは?

WHERE 句でのエイリアス

基本的な使い方

WHERE 句でエイリアスを使用する場合は、= 演算子の後にエイリアスを記述します。

SELECT *
FROM employees
WHERE department = '営業';

上記クエリは、department 列が "営業" の従業員全員を抽出します。

エイリアスを使うメリット

  1. 列名の簡略化: 長い列名や分かりにくい列名を短く分かりやすい名前に置き換えることができます。
SELECT e.employee_id, e.first_name, e.last_name
FROM employees e
WHERE e.department = '営業';

上記クエリは、employees テーブルの employee_idfirst_namelast_name 列を抽出します。エイリアスを使うことで、列名を短くし、クエリをより読みやすくしています。

  1. 列名の重複解消: 複数のテーブルに同じ名前の列がある場合、エイリアスを使って区別することができます。
SELECT e.employee_id, e.department_id, d.department_name
FROM employees e
INNER JOIN departments d ON e.department_id = d.department_id
WHERE e.department_id = 1;

上記クエリは、employees テーブルと departments テーブルを結合し、employees テーブルの department_id 列と departments テーブルの department_name 列を抽出します。エイリアスを使うことで、department_id 列の重複を解消しています。

注意点

  1. エイリアスは一時的な名前: エイリアスはクエリ内でのみ有効で、他のクエリでは使用できません。
  2. WHERE 句でのエイリアスの制限: 標準SQLでは、WHERE 句で集計関数を用いたエイリアスを参照することはできません。

エイリアスと集計関数

WHERE 句で集計関数を用いたエイリアスを参照するには、HAVING 句を使用する必要があります。

SELECT department, COUNT(*) AS employee_count
FROM employees
GROUP BY department
HAVING employee_count > 10;

上記クエリは、従業員数が10人以上の部門を抽出します。

エイリアスは、SQL クエリをより読みやすく、理解しやすくするために役立ちます。WHERE 句でエイリアスを使う場合は、= 演算子の後にエイリアスを記述します。エイリアスは一時的な名前であり、標準SQLではWHERE 句で集計関数を用いたエイリアスを参照することはできません。




サンプル1:列名の簡略化

SELECT e.employee_id, e.first_name, e.last_name
FROM employees e
WHERE e.department = '営業';
SELECT e.employee_id, e.department_id, d.department_name
FROM employees e
INNER JOIN departments d ON e.department_id = d.department_id
WHERE e.department_id = 1;
SELECT department, COUNT(*) AS employee_count
FROM employees
GROUP BY department
HAVING employee_count > 10;

サンプル4:CASE 式とエイリアス

SELECT employee_id,
       CASE
           WHEN department = '営業' THEN '営業部'
           WHEN department = '開発' THEN '開発部'
           ELSE 'その他'
       END AS 部署
FROM employees;
SELECT e.employee_id, e.first_name, e.last_name, d.department_name
FROM employees e
INNER JOIN departments d ON e.department_id = d.department_id
WHERE e.department_id IN (1, 2);
SELECT employee_id, first_name, last_name
FROM employees
WHERE department_id IN (
    SELECT department_id
    FROM departments
    WHERE department_name = '営業'
);

これらのサンプルコードは、WHERE 句でエイリアスをどのように使用できるかを示しています。

  • エイリアスは、SELECT 句、GROUP BY 句、ORDER BY 句など、他の句でも使用できます。
  • エイリアスは、日本語を含む任意の文字列を使用できます。ただし、予約語は使用できません。

エイリアスを効果的に使用することで、SQL クエリをより読みやすく、理解しやすくすることができます。




WHERE 句でエイリアスを使用する他の方法

列名を括弧で囲む

SELECT *
FROM employees
WHERE (department) = '営業';

AS キーワードを使用する

SELECT *
FROM employees
WHERE department AS 部署 = '営業';

CASE 式を使用する

SELECT employee_id,
       CASE
           WHEN department = '営業' THEN '営業部'
           WHEN department = '開発' THEN '開発部'
           ELSE 'その他'
       END AS 部署
FROM employees;

これらの方法は、上記で説明した方法と同様の効果があります。どの方法を使用するかは、好みや状況によって異なります。

  • サブクエリを使用する
  • JOIN を使用する
  • GROUP BY 句を使用する

これらの方法は、WHERE 句でエイリアスを使用する直接的な方法ではありませんが、同様の効果を得ることができます。

WHERE 句でエイリアスを使用する方法は、いくつかあります。どの方法を使用するかは、好みや状況によって異なります。


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