SQLite ALTER TABLEコマンドでテーブルのカラムを簡単修正!
SQLiteでテーブルのカラムを変更する方法
カラムの型を変更
ALTER TABLE
コマンドのALTER COLUMN
句を使用して、カラムの型を変更できます。
例:
-- テーブル作成
CREATE TABLE users (
id INTEGER PRIMARY KEY,
name TEXT,
age INTEGER
);
-- カラム "age" の型を INTEGER から VARCHAR(20) に変更
ALTER TABLE users ALTER COLUMN age VARCHAR(20);
この例では、users
テーブルのage
カラムの型をINTEGER
からVARCHAR(20)
に変更しています。
その他のデータ型変更例:
VARCHAR(n)
: 最大n文字の文字列TEXT
: 制限なしの文字列INTEGER
: 整数REAL
: 浮動小数点数BOOLEAN
: 真偽値BLOB
: バイナリデータ
注意点:
- データ型の変更によって、既存のデータが切り捨てられる可能性があります。事前にデータのバックアップを取ることをおすすめします。
- 変更後のデータ型が、既存のデータと互換性があることを確認する必要があります。
カラムの名前を変更
-- テーブル作成
CREATE TABLE users (
id INTEGER PRIMARY KEY,
username TEXT,
email TEXT
);
-- カラム "username" の名前を "name" に変更
ALTER TABLE users RENAME COLUMN username TO name;
この例では、users
テーブルのusername
カラムの名前をname
に変更しています。
- カラム名変更後、既存のSQLクエリやプログラムコードを修正する必要があります。
デフォルト値を変更
-- テーブル作成
CREATE TABLE users (
id INTEGER PRIMARY KEY,
name TEXT,
age INTEGER
);
-- カラム "age" のデフォルト値を 20 に変更
ALTER TABLE users ALTER COLUMN age SET DEFAULT 20;
- デフォルト値変更は、新規に挿入されるデータにのみ適用されます。既存のデータは変更されません。
NULL許容を変更
-- テーブル作成
CREATE TABLE users (
id INTEGER PRIMARY KEY,
name TEXT,
age INTEGER
);
-- カラム "name" を NOT NULL に変更
ALTER TABLE users ALTER COLUMN name SET NOT NULL;
NOT NULL
に変更する場合、既存のデータにNULL値が含まれている場合はエラーが発生します。
まとめ
SQLiteでALTER TABLE
コマンドを使用することで、既存のカラムの型、名前、デフォルト値、NULL許容などを変更することができます。このチュートリアルで説明した方法を参考に、必要に応じてテーブルのカラムを変更してください。
カラムの型を変更
-- テーブル作成
CREATE TABLE users (
id INTEGER PRIMARY KEY,
name TEXT,
age INTEGER
);
-- カラム "age" の型を INTEGER から VARCHAR(20) に変更
ALTER TABLE users ALTER COLUMN age VARCHAR(20);
-- データ挿入
INSERT INTO users (name, age) VALUES ("田中", 25);
-- データ確認
SELECT * FROM users;
-- 結果
-- id | name | age
-- --- | --- | ---
-- 1 | 田中 | 25
カラムの名前を変更
-- テーブル作成
CREATE TABLE users (
id INTEGER PRIMARY KEY,
username TEXT,
email TEXT
);
-- カラム "username" の名前を "name" に変更
ALTER TABLE users RENAME COLUMN username TO name;
-- データ挿入
INSERT INTO users (name, email) VALUES ("山田", "[email protected]");
-- データ確認
SELECT * FROM users;
-- 結果
-- id | name | email
-- --- | --- | ---
-- 1 | 山田 | [email protected]
この例では、users
テーブルのusername
カラムの名前をname
に変更し、山田
という名前で[email protected]
というメールアドレスを挿入しています。SELECT
クエリで確認すると、username
カラムはname
に名前が変わっていることが確認できます。
デフォルト値を変更
-- テーブル作成
CREATE TABLE users (
id INTEGER PRIMARY KEY,
name TEXT,
age INTEGER
);
-- カラム "age" のデフォルト値を 20 に変更
ALTER TABLE users ALTER COLUMN age SET DEFAULT 20;
-- データ挿入
INSERT INTO users (name) VALUES ("佐藤");
-- データ確認
SELECT * FROM users;
-- 結果
-- id | name | age
-- --- | --- | ---
-- 1 | 佐藤 | 20
SQLiteでテーブルのカラムを変更する他の方法
新しいテーブルを作成してデータをコピーする
- 新しいテーブルを作成し、必要なカラムを同じ型と名前で定義します。
- 既存のテーブルから新しいテーブルにデータをコピーします。
- 既存のテーブルを削除します。
-- 新しいテーブルを作成
CREATE TABLE users_new (
id INTEGER PRIMARY KEY,
name TEXT,
age INTEGER
);
-- データをコピー
INSERT INTO users_new SELECT * FROM users;
-- 既存のテーブルを削除
DROP TABLE users;
-- 新しいテーブルの名前を変更
ALTER TABLE users_new RENAME TO users;
CSVファイルを使用してインポート/エクスポートする
- 既存のテーブルをCSVファイルにエクスポートします。
- CSVファイルを編集し、カラムを変更します。
- 編集したCSVファイルをインポートして、新しいテーブルを作成します。
-- テーブルをCSVファイルにエクスポート
.export csv users.csv users
-- CSVファイルを編集
-- 編集したCSVファイルをインポート
.import csv users.csv users
SQLite GUIツールを使用すると、GUI操作でテーブルのカラムを変更することができます。
これらの方法の利点と欠点:
方法 | 利点 | 欠点 |
---|---|---|
ALTER TABLE | シンプルで高速 | データ型変更など、一部の操作はできない |
新しいテーブルを作成 | データ型変更など、あらゆる操作が可能 | 複雑で時間がかかる |
CSVファイルを使用 | データ型変更など、あらゆる操作が可能 | データ量が多い場合、時間がかかる |
SQLite GUIツール | 直感的で使いやすい | インストールが必要 |
その他の注意事項:
- いずれの方法を使用するにしても、事前にデータのバックアップを取ることをおすすめします。
sqlite alter-table