SQL Server ':setvar' エラーを回避する: 4 つの代替方法

2024-05-26

SQL Server ':setvar' エラーは、SQL Server Management Studio (SSMS) で T-SQL スクリプトを実行中に発生する一般的なエラーです。このエラーは、:setvar コマンドが正しく使用されていないことを示します。

原因

:setvar コマンドは、T-SQL 変数に値を割り当てるために使用されます。しかし、このコマンドは、SQL コマンドモードでのみ有効です。SSMS でスクリプトを実行する場合、デフォルトでは SQL コマンドモードではなく、テキスト編集モードになっています。そのため、:setvar コマンドを使用すると、このエラーが発生します。

解決方法

このエラーを解決するには、以下のいずれかの方法を実行する必要があります。

SQL コマンドモードに切り替える

  1. SSMS のクエリ エディタ ウィンドウで、ツール メニューを選択します。
  2. オプション を選択します。
  3. 環境 > クエリ エディタ > 一般 タブを選択します。
  4. Transact-SQL スクリプトを実行する前に SQL コマンド モードに切り替える チェックボックスをオンにします。
  5. OK ボタンをクリックします。

DECLARE ステートメントを使用する

:setvar コマンドの代わりに、DECLARE ステートメントを使用して変数に値を割り当てることができます。DECLARE ステートメントは、SQL コマンドモードとテキスト編集モードの両方で使用できます。

以下の例は、DECLARE ステートメントを使用して変数 @myVar に値 10 を割り当てる方法を示しています。

DECLARE @myVar INT = 10;

SET コマンドを使用する

SET @myVar = 10;

補足

  • :setvar コマンドは、SQL Server 2000 以前のバージョンでのみサポートされていました。
  • 変数に値を割り当てるには、DECLARE または SET コマンドを使用することをお勧めします。



    -- SQL コマンドモードに切り替える
    SET NOCOUNT ON;
    
    -- 変数 @myVar に値 10 を割り当てる
    :setvar @myVar 10;
    
    -- 変数 @myVar の値を出力する
    SELECT @myVar;
    

    例 2: DECLARE ステートメントを使用して変数に値を割り当てる

    -- 変数 @myVar を宣言し、値 10 を割り当てる
    DECLARE @myVar INT = 10;
    
    -- 変数 @myVar の値を出力する
    SELECT @myVar;
    
    -- 変数 @myVar に値 10 を割り当てる
    SET @myVar = 10;
    
    -- 変数 @myVar の値を出力する
    SELECT @myVar;
    

    説明

    • 上記の例では、3 つの方法で変数 @myVar に値 10 を割り当てています。
    • 例 1 では、SQL コマンドモードで :setvar コマンドを使用しています。

    注意事項

    • 例 1 では、SQL コマンドモードに切り替える必要があります。
    • 例 2 と例 3 は、SQL コマンドモードとテキスト編集モードの両方で使用できます。



    SQL Server ':setvar' エラーを解決するその他の方法

    環境変数を使用する

    環境変数は、システム全体で利用可能な変数です。SQL Server スクリプトから環境変数にアクセスするには、@@ENV 関数を使用できます。

    以下の例は、環境変数 MY_VAR の値を @myVar 変数に割り当てる方法を示しています。

    DECLARE @myVar INT;
    
    SET @myVar = @@ENV('MY_VAR');
    

    セッション変数を使用する

    セッション変数は、現在のユーザー セッション内でのみ利用可能な変数です。セッション変数にアクセスするには、@@SESSION_CONTEXT 関数を使用できます。

    DECLARE @myVar INT;
    
    SET @myVar = @@SESSION_CONTEXT('MY_VAR');
    

    コマンドライン パラメータを使用する

    SQL Server スクリプトを実行する際に、コマンドライン パラメータを使用して変数に値を渡すことができます。スクリプト内でコマンドライン パラメータにアクセスするには、@@ARGV 関数を使用できます。

    DECLARE @myVar INT;
    
    SET @myVar = @@ARGV[1];
    

    EXECUTE IMMEDIATE ステートメントを使用して、動的に生成された SQL ステートメントを実行できます。この方法を使用すると、変数に値を割り当てる T-SQL ステートメントを動的に生成できます。

    以下の例は、@myVar 変数に値 10 を割り当てる T-SQL ステートメントを動的に生成する方法を示しています。

    DECLARE @sql NVARCHAR(MAX);
    
    SET @sql = N'DECLARE @myVar INT; SET @myVar = 10;';
    
    EXECUTE IMMEDIATE @sql;
    
    • 環境変数は、すべてのユーザーがアクセスできるため、セキュリティ上のリスクがあります。
    • セッション変数は、現在のユーザー セッション内でのみ利用可能であるため、他のユーザーがアクセスできません。
    • コマンドライン パラメータは、スクリプトを実行する際にコマンドラインで指定する必要があるため、使いにくい場合があります。
    • EXECUTE IMMEDIATE ステートメントは、動的に生成された SQL ステートメントを実行するため、インジェクション攻撃のリスクがあります。

      sql sql-server t-sql


      【初心者向け】ALTER TABLEとDBMS_METADATAで制約を無効化

      Oracleデータベースでは、テーブルのデータ整合性を保つために、様々な制約を設定することができます。しかし、場合によっては、すべての制約を一時的に無効にする必要がある場合があります。この解説では、Oracleデータベースのすべてのテーブル制約を無効にする方法について、2つの方法を紹介します。...


      【SQLとPythonの連携で無限の可能性】SQLiteループ処理でできること:データ分析、データ加工、データ可視化など

      SQLite は、軽量で使いやすいデータベース管理システム (DBMS) であり、SQL 言語を使用してデータを操作することができます。しかし、SQL 自体はループ処理などの制御フロー構造をサポートしていないため、ループ処理が必要な場合は、プログラミング言語と組み合わせて使用するのが一般的です。...


      PostgreSQLパフォーマンスチューニング: GROUP BYクエリで最新レコードを高速取得

      このチュートリアルでは、PostgreSQLでGROUP BYクエリを最適化し、ユーザーごとに最新の行を取得する方法について説明します。要件このチュートリアルを完了するには、以下のものが必要です。PostgreSQLデータベース基本的なSQLクエリに関する知識...


      PostgreSQLでパラメータなし関数を削除する:初心者向けチュートリアル

      関数引数なしで関数を削除する方法PostgreSQL 10以降では、スキーマ内に同じ名前の関数がない場合、関数名を指定するだけで削除できます。これは、次のコマンドで行うことができます。例次のコマンドは、my_functionという名前の関数を削除します。...


      SUBSTRING関数で頭字語のスペースをスマートに除去!Mariadbでできるテクニック

      本記事では、SQL で頭字語のスペースを削除する2つの方法を紹介します。REPLACE 関数は、文字列内の特定の文字列を別の文字列に置き換えるために使用されます。この関数は、頭字語のスペースを削除するのに役立ちます。このクエリは、table_name テーブルの column_name 列からスペースを削除した頭字語をすべて選択します。...


      SQL SQL SQL SQL Amazon で見る



      SQLクエリで変数を設定する4つの方法とそれぞれの利点と欠点

      最も基本的な方法は、SET ステートメントを使用する方法です。DECLARE ステートメントを使用して、変数を宣言し、同時に初期化することもできます。SELECT INTO ステートメントを使用して、SELECT クエリの結果を直接変数に格納することができます。