迷ったらコレ！PostgreSQLにおけるJSON to 整数変換の決定版ガイド
PostgreSQL JSON を整数に変換する方法
json_extract_path 関数は、JSON 配列またはオブジェクトから特定の値を抽出するために使用されます。この関数は、抽出された値を整数に変換することもできます。
SELECT json_extract_path('{"value": 123}', 'value')::integer;
この例では、{"value": 123} という JSON オブジェクトから "value" キーの値を抽出し、整数の 123 に変換します。
-> 演算子を使用する
-> 演算子は、JSON データを操作するためのもう 1 つの方法です。この演算子を使用して、JSON 配列またはオブジェクトから値を抽出し、その値を整数に変換することもできます。
SELECT $j->'value'::integer;
coalesce 関数と json_int 関数を使用する
coalesce 関数は、複数の引数のうち、NULL 以外の最初の値を返します。json_int 関数は、JSON 文字列を整数に変換します。これらの関数を組み合わせて、JSON 値が NULL でないことを確認してから、その値を整数に変換することができます。
SELECT coalesce(json_int($j->'value'), 0);
最適な方法を選択する
使用する方法は、JSON データの構造と、変換が必要な値の種類によって異なります。
- JSON データが単純な構造で、変換する値が 1 つだけの場合、
json_extract_path関数または->演算子を使用するのが最も効率的です。 - JSON データが複雑な構造で、変換する値が複数ある場合、
coalesce関数とjson_int関数を使用する方が柔軟性が高くなります。
その他の注意点
- 上記の例では、JSON データが文字列として表されています。実際には、JSON データは
jsonまたはjsonb型の列に格納されることがよくあります。この場合、データ型を明示的にキャストする必要があります。 - 変換する値が整数であることを確認してください。そうでない場合は、エラーが発生する可能性があります。
PostgreSQL JSON を整数に変換するサンプルコード
-- サンプル JSON データ
CREATE TABLE data (
id serial PRIMARY KEY,
json_data json
);
INSERT INTO data (json_data)
VALUES ('{"value": 123}');
-- json_extract_path 関数を使用する
SELECT json_extract_path(json_data, 'value')::integer FROM data;
-- -> 演算子を使用する
SELECT $j->'value'::integer FROM data;
-- coalesce 関数と json_int 関数を使用する
SELECT coalesce(json_int($j->'value'), 0) FROM data;
説明
このコードは次のことを行います。
dataという名前のテーブルを作成します。このテーブルには、idという列とjson_dataという JSON 列があります。{"value": 123}という JSON データをjson_data列に挿入します。- 3 つの異なる方法で JSON データを整数に変換します。
json_extract_path 関数を使用する
最初のクエリは、json_extract_path 関数を使用して "value" キーの値を JSON データから抽出し、整数の 123 に変換します。
3 番目のクエリは、coalesce 関数と json_int 関数を使用して "value" キーの値を JSON データから抽出し、その値が NULL でない場合は整数の値に変換し、NULL である場合は 0 を返します。
このコードは、JSON データを整数に変換する方法のほんの一例です。状況に応じて、他の方法を使用することもできます。
追加の例
以下に、より複雑な JSON データを扱ういくつかの追加例を示します。
-- JSON 配列から最初の要素を整数に変換する
SELECT json_array_element(json_data, 1)::integer FROM data;
-- JSON オブジェクトのプロパティの値を整数に変換する
SELECT json_object_path($j, 'nested.value')::integer FROM data;
これらの例は、json_array_element 関数と json_object_path 関数を使用して、JSON 配列またはオブジェクトから特定の値を抽出し、整に変換する方法を示しています。
CAST 関数を使用する
CAST 関数は、さまざまなデータ型を別のデータ型に変換するために使用できます。JSON を整数に変換するには、次のように CAST 関数を使用できます。
SELECT CAST(json_data->'value' AS integer);
この方法は、シンプルでわかりやすいのが利点です。ただし、JSON キーが "value" でない場合や、キーが存在しない場合にエラーが発生する可能性があります。
jsonb_typeof 関数と COALESCE 関数を使用する
jsonb_typeof 関数は、JSON 値のデータ型を返します。COALESCE 関数は、複数の引数のうち、NULL 以外の最初の値を返します。これらの関数を組み合わせて、JSON 値が整数であることを確認してから、その値を整数に変換することができます。
SELECT COALESCE(jsonb_typeof($j->'value')::integer, 0);
この方法は、CAST 関数よりもエラーが発生しにくいため、より安全です。ただし、jsonb_typeof 関数の呼び出しには若干のオーバーヘッドがかかります。
PostgreSQL 14 には、JSON_VALUE 関数が導入されました。この関数は、JSON データから値を抽出するために使用できます。JSON_VALUE 関数は、抽出された値を整数に変換することもできます。
SELECT JSON_VALUE(json_data, '$.value')::integer;
この方法は、PostgreSQL 14 以降を使用している場合にのみ使用できます。また、json_extract_path 関数よりも新しい機能であるため、すべての PostgreSQL クライアントでサポートされているとは限りません。
使用する方法は、JSON データの構造、変換が必要な値の種類、および使用している PostgreSQL のバージョンによって異なります。
- PostgreSQL 14 を使用していて、JSON データから値を抽出するためのより汎用的な方法が必要な場合は、
JSON_VALUE関数を使用します。
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