SQLで効率的に名前を検索する5つの方法(アンダースコア問題も解決!)
SQL LIKE フィルターでアンダースコア文字を使用するとすべての結果が返される理由
この動作は、_
文字がワイルドカードとして解釈されるためです。ワイルドカードは、1 文字または 0 文字に一致する特殊な文字です。つまり、_
を含むパターンは、その位置に任意の文字 (または何もない) が一致する可能性があることを意味します。
例:
SELECT * FROM customers WHERE name LIKE '%_smith%';
このクエリは、名前が _smith
で終わるすべての顧客を返します。これは、_
が 1 文字または 0 文字に一致するためです。つまり、John Smith
、Jane Doe Smith
、Peter_Smith
などの名前がすべて一致します。
すべての結果を返したくない場合は、_
文字をエスケープする必要があります。エスケープとは、特殊文字が特殊文字として解釈されないようにするプロセスです。SQL では、_
文字をエスケープするには、2 つのスラッシュ (``) を前に置きます。
SELECT * FROM customers WHERE name LIKE '%\_smith%';
このクエリは、名前が正確に _smith
で終わる顧客のみを返します。これは、\_
が 1 文字のアンダースコアにのみ一致するためです。
その他の注意点:
- 大文字と小文字は区別されます。つまり、
%_smith%
はJohn Smith
と一致しますが、john smith
とは一致しません。 - ワイルドカードは複数使用できます。たとえば、
%_smit%
はJohn Smith
、Jane Doe Smith
、Peter_Smith
、Smithers
などの名前がすべて一致します。 - ワイルドカードは、クエリの先頭または末尾に配置できます。たとえば、
*_smith
はSmith
で始まるすべての名前と一致し、smith_%
はSmith
で終わるすべての名前と一致します。
_
文字は LIKE フィルターでワイルドカードとして解釈されます。- すべての結果を返したくない場合は、
_
文字をエスケープする必要があります。 - 大文字と小文字は区別されます。
- ワイルドカードは複数使用できます。
- ワイルドカードは、クエリの先頭または末尾に配置できます。
サンプルコード:LIKE フィルターでアンダースコアを使用する
テーブル構造:
CREATE TABLE customers (
id INT PRIMARY KEY AUTO_INCREMENT,
name VARCHAR(255) NOT NULL,
email VARCHAR(255) NOT NULL
);
データ:
INSERT INTO customers (name, email)
VALUES
('John Smith', '[email protected]'),
('Jane Doe Smith', '[email protected]'),
('Peter Smith', '[email protected]'),
('John Doe', '[email protected]'),
('Peter Jones', '[email protected]');
例 1:名前の一部に "Smith" を含む顧客を検索する
このクエリは、名前の一部に "Smith" を含むすべての顧客を返します。
SELECT * FROM customers WHERE name LIKE '%Smith%';
結果:
id | name | |
---|---|---|
1 | John Smith | [email protected] |
2 | Jane Doe Smith | [email protected] |
3 | Peter Smith | [email protected] |
5 | Peter Jones | [email protected] |
SELECT * FROM customers WHERE name LIKE '%\_Smith%';
id | name | |
---|---|---|
1 | John Smith | [email protected] |
2 | Jane Doe Smith | [email protected] |
3 | Peter Smith | [email protected] |
SELECT * FROM customers WHERE name LIKE 'S%th';
id | name | |
---|---|---|
2 | Jane Doe Smith | [email protected] |
例 4:大文字と小文字を区別して、名前が "John" で始まる顧客を検索する
このクエリは、名前が "John" で始まる顧客 (大文字と小文字を区別) を返します。
SELECT * FROM customers WHERE name LIKE 'John%';
id | name | |
---|---|---|
1 | John Smith | [email protected] |
このクエリは、名前の一部に "Sm" を含む顧客を検索し、その名前を大文字に変換します。
SELECT UPPER(name) AS upper_name FROM customers WHERE name LIKE '%Sm%';
| upper_name | |---|---| | JOHN SMITH | | JANE DOE SMITH | | PETER SMITH | | JOHN DOE | | PETER JONES |
これらの例は、LIKE
フィルターとワイルドカードを使用して、SQL で柔軟なパターンマッチングを行う方法を示しています。
SQL でアンダースコアを使用せずに名前を検索するその他の方法
文字列比較関数を使用して、名前を比較することができます。以下は、一般的な文字列比較関数の例です。
- =: 2 つの文字列が等しいかどうかを比較します。
- <: 左側の文字列が右側の文字列より小さいかどうかを比較します。
SELECT * FROM customers WHERE name = 'John Smith';
SUBSTRING
関数を使用して、文字列の一部を抽出することができます。例:
SELECT * FROM customers WHERE SUBSTRING(name, -6) = 'Smith';
CASE
式を使用して、条件に応じて異なる値を返することができます。例:
SELECT * FROM customers
WHERE CASE
WHEN name LIKE '%Smith%' THEN 'Smith'
ELSE name
END = 'Smith';
正規表現を使用して、より複雑なパターンマッチングを行うことができます。ただし、正規表現はより高度であり、習得に時間がかかる場合があります。
例:
SELECT * FROM customers WHERE name REGEXP '[A-Za-z]{5,}\sSmith';
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