もう迷わない！MySQLで重複データを完全削除：初心者でもできる4つの方法

2024-05-23

MySQLで同じ列の値を持つ行を削除する方法

方法1：DELETE句とWHERE句を使用する

これは、最も基本的な方法です。DELETE句とWHERE句を組み合わせて、削除する行を指定します。

DELETE FROM テーブル名
WHERE 列名 = 値;

例:

DELETE FROM 商品テーブル
WHERE 商品名 = 'リンゴ';

このクエリは、商品テーブルから商品名がリンゴであるすべての行を削除します。

方法2：NOT IN句を使用する

NOT IN句を使用して、削除しない行を指定することもできます。

DELETE FROM テーブル名
WHERE 列名 NOT IN (サブクエリ);

DELETE FROM 注文テーブル
WHERE 顧客ID NOT IN (
  SELECT 顧客ID
  FROM 顧客テーブル
  WHERE 住所 = '東京都'
);

方法3：GROUP BY句とHAVING句を使用する

GROUP BY句とHAVING句を使用して、削除する行のグループを指定することもできます。

DELETE FROM テーブル名
WHERE 列名 IN (
  SELECT 列名
  FROM テーブル名
  GROUP BY 列名
  HAVING COUNT(*) > 1
);

DELETE FROM 書籍テーブル
WHERE 書籍ID IN (
  SELECT 書籍ID
  FROM 書籍テーブル
  GROUP BY 書籍ID
  HAVING COUNT(*) > 1
);

注意事項

-- 商品テーブルから商品名「リンゴ」を持つ行を削除
DELETE FROM 商品テーブル
WHERE 商品名 = 'リンゴ';

-- 注文テーブルから顧客住所「東京都」ではない顧客の注文を削除
DELETE FROM 注文テーブル
WHERE 顧客ID NOT IN (
  SELECT 顧客ID
  FROM 顧客テーブル
  WHERE 住所 = '東京都'
);

-- 書籍テーブルで書籍IDが重複している行を削除
DELETE FROM 書籍テーブル
WHERE 書籍ID IN (
  SELECT 書籍ID
  FROM 書籍テーブル
  GROUP BY 書籍ID
  HAVING COUNT(*) > 1
);

副問合せを使用する

DELETE FROM テーブル名 AS t1
WHERE t1.列名 IN (
  SELECT t2.列名
  FROM テーブル名 AS t2
  WHERE t2.列名 = 値
  AND t1.主キー <> t2.主キー
);

この方法は、DELETE句と副問合せを組み合わせて、削除する行を指定します。副問合せは、削除対象となる行を特定するために使用されます。

ウィンドウ関数を使用する

DELETE FROM テーブル名
WHERE row_number() OVER (PARTITION BY 列名 ORDER BY 列名) > 1;

この方法は、ウィンドウ関数である**row_number()**を使用して、同じ列の値を持つ行の中で、どの行を削除するかを指定します。

CTEを使用する

WITH cte AS (
  SELECT *,
         ROW_NUMBER() OVER (PARTITION BY 列名 ORDER BY 列名) AS rn
  FROM テーブル名
)
DELETE FROM cte
WHERE rn > 1;

この方法は、**CTE (Common Table Expression)**を使用して、削除対象となる行を一時的に格納してから削除します。

トリガーを使用する

トリガーは、データ操作イベント (INSERT、UPDATE、DELETEなど) に対して自動的に実行されるプログラムです。トリガーを使用して、同じ列の値を持つ行が挿入されたときに削除するような処理を実装することができます。

これらの方法は、より複雑な状況で役立つ可能性があります。どの方法が最適かは、具体的な状況によって異なります。

mysql delete-row