SQL JOIN を使ってできること - データ分析の可能性を広げる
SQL JOIN とは?
JOIN には様々な種類があり、それぞれ異なるデータの結合方法を提供します。
INNER JOIN (内部結合)
共通する列を持つ行のみを結合します。最も基本的な JOIN で、重複なく一致するデータのみを取得できます。
例:
SELECT *
FROM 顧客
INNER JOIN 注文
ON 顧客.顧客ID = 注文.顧客ID;
このクエリは、顧客テーブルと注文テーブルを顧客IDで結合し、両方のテーブルに存在する顧客のみの情報を取得します。
LEFT JOIN (左外部結合)
左側のテーブルのすべての行を返し、右側テーブルと一致する行があれば結合します。一致しない行には、右側テーブルの列に NULL 値が入ります。
SELECT *
FROM 顧客
LEFT JOIN 注文
ON 顧客.顧客ID = 注文.顧客ID;
このクエリは、顧客テーブルのすべての行を返し、注文テーブルと一致する行があれば注文情報を追加します。注文履歴がない顧客にも、NULL 値で情報が表示されます。
SELECT *
FROM 注文
RIGHT JOIN 顧客
ON 注文.顧客ID = 顧客.顧客ID;
FULL OUTER JOIN (完全外部結合)
SELECT *
FROM 顧客
FULL OUTER JOIN 注文
ON 顧客.顧客ID = 注文.顧客ID;
JOIN は、データベースから必要な情報を効率的に取得するために非常に重要な機能です。様々な種類の JOIN を理解することで、複雑なデータ分析やレポート作成が可能になります。
- 上記以外にも、様々な種類の JOIN や、JOIN を使用した複雑なクエリなど、多くの情報が online で参照可能です。
-- 顧客と注文情報を結合して、顧客名と注文内容を表示
SELECT 顧客.氏名, 注文.商品名
FROM 顧客
INNER JOIN 注文
ON 顧客.顧客ID = 注文.顧客ID;
LEFT JOIN
-- 顧客と注文情報を結合して、顧客名と注文内容 (存在する場合) を表示
SELECT 顧客.氏名, 注文.商品名
FROM 顧客
LEFT JOIN 注文
ON 顧客.顧客ID = 注文.顧客ID;
-- 注文履歴がない顧客も含めて表示
ORDER BY 顧客.氏名;
RIGHT JOIN
-- 注文と顧客情報を結合して、注文内容と顧客名 (存在する場合) を表示
SELECT 注文.商品名, 顧客.氏名
FROM 注文
RIGHT JOIN 顧客
ON 注文.顧客ID = 顧客.顧客ID;
-- 注文履歴がない注文も含めて表示
ORDER BY 注文.商品名;
-- 顧客と注文情報を結合して、顧客名と注文内容 (存在しない場合も NULL で表示) を表示
SELECT 顧客.氏名, 注文.商品名
FROM 顧客
FULL OUTER JOIN 注文
ON 顧客.顧客ID = 注文.顧客ID;
-- 顧客情報も注文履歴もない行も含めて表示
ORDER BY 顧客.氏名;
説明
上記のサンプルコードは、それぞれ異なる種類の JOIN を使用して、顧客と注文テーブルを結合しています。
INNER JOIN は、両方のテーブルに存在するデータのみを結合します。 LEFT JOIN は、左側テーブルのすべての行を返し、右側テーブルと一致する行があれば結合します。 RIGHT JOIN は、右側テーブルのすべての行を返し、左側テーブルと一致する行があれば結合します。 FULL OUTER JOIN は、左右両方のテーブルのすべての行を返し、一致する行があれば結合します。
これらのサンプルコードを参考に、目的に合った JOIN を選択して、必要なデータを効率的に取得してください。
SQL JOIN の代替方法
サブクエリを使用して、テーブルを結合せずに必要なデータを取得することができます。
-- 顧客と注文情報を結合して、顧客名と注文内容を表示
SELECT 氏名
FROM 顧客
WHERE 顧客ID IN (
SELECT 顧客ID
FROM 注文
);
UNION を使用して、複数のテーブルの行を結合することができます。
-- 顧客と注文情報を結合して、顧客名と注文内容を表示
SELECT 氏名
FROM 顧客
UNION
SELECT 商品名
FROM 注文;
-- 顧客と注文情報を結合して、顧客名と注文内容を表示
SELECT
CASE
WHEN 顧客.顧客ID = 注文.顧客ID THEN 注文.商品名
ELSE NULL
END AS 商品名
FROM 顧客
LEFT JOIN 注文
ON 顧客.顧客ID = 注文.顧客ID;
- JOIN は、複数のテーブルからデータを結合する最も一般的な方法です。
- サブクエリは、複雑な条件でデータを結合する場合に便利です。
- UNION は、複数のテーブルの行を単純に結合したい場合に便利です。
- CASE 式は、複数のテーブルの列を結合して新しい列を作成する場合に便利です。
それぞれの方法のメリットとデメリットを理解した上で、目的に合った方法を選択してください。
- 上記以外にも、様々な方法で複数のテーブルからデータを結合することができます。
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