SQL Server で列を変更し、デフォルト制約を追加する方法

2024-04-27

SQL Server で列を変更し、デフォルト制約を追加する方法

SQL Server で既存のテーブル列を変更し、その列にデフォルト制約を追加することは、よく行われる操作です。この操作は、ALTER TABLE ステートメントを使用して実行できます。

列の変更

列のデータ型、サイズ、NULL許容性を変更するには、ALTER TABLE ステートメントの MODIFY 句を使用します。

ALTER TABLE table_name
MODIFY COLUMN column_name data_type [NOT NULL] [DEFAULT default_value];

例:

次の SQL ステートメントは、Customers テーブルの Age 列のデータ型を INT から SMALLINT に変更し、NULL 許容性を NOT NULL に変更し、デフォルト値を 21 に設定します。

ALTER TABLE Customers
MODIFY COLUMN Age SMALLINT NOT NULL DEFAULT 21;

デフォルト制約の追加

ALTER TABLE table_name
ADD CONSTRAINT constraint_name DEFAULT default_value FOR column_name;

次の SQL ステートメントは、Products テーブルの Price 列に DEFAULT_PRICE という名前のデフォルト制約を追加し、その値を 10.00 に設定します。

ALTER TABLE Products
ADD CONSTRAINT DEFAULT_PRICE DEFAULT 10.00 FOR Price;

注意事項

  • 列のデータ型を変更する場合は、その列の既存のデータが新しいデータ型と互換性があることを確認する必要があります。
  • NULL 許容性を NOT NULL に変更する場合は、その列に NULL 値が含まれていないことを確認する必要があります。

上記の説明に加えて、以下の点にも注意する必要があります。

  • SQL Server のバージョンによって、ALTER TABLE ステートメントの構文が若干異なる場合があります。
  • 列を変更したり、デフォルト制約を追加したりする前に、必ずテーブルのバックアップを取るようにしてください。



SQL Server で列を変更し、デフォルト制約を追加するサンプルコード

状況

  • Age 列は INT 型で、NULL 許容です。
  • FirstName 列は VARCHAR(50) 型で、NULL 許容です。

このテーブルに対して、以下の操作を実行するサンプルコードを示します。

  1. FirstName 列にデフォルト値を 'John' に設定するデフォルト制約を追加します。

コード

-- 列 Age を変更する
ALTER TABLE Customers
MODIFY COLUMN Age SMALLINT NOT NULL DEFAULT 21;

-- 列 FirstName にデフォルト制約を追加する
ALTER TABLE Customers
ADD CONSTRAINT DEFAULT_FIRST_NAME DEFAULT 'John' FOR FirstName;

-- 列 LastName にデフォルト制約を追加する
ALTER TABLE Customers
ADD CONSTRAINT DEFAULT_LAST_NAME DEFAULT 'Doe' FOR LastName;

説明

このコードは以下の処理を実行します。

  1. ALTER TABLE Customers ステートメントは、Customers テーブルを変更することを示します。
  2. MODIFY COLUMN Age SMALLINT NOT NULL DEFAULT 21 句は、Age 列を SMALLINT 型に変更し、NULL 許容性を NOT NULL に変更し、デフォルト値を 21 に設定することを示します。
  3. ADD CONSTRAINT DEFAULT_FIRST_NAME DEFAULT 'John' FOR FirstName 句は、FirstName 列に DEFAULT_FIRST_NAME という名前のデフォルト制約を追加し、その値を 'John' に設定することを示します。

このコードはあくまで一例であり、実際の状況に合わせて変更する必要があります。




SQL Server で列を変更し、デフォルト制約を追加するには、いくつかの方法があります。

ALTER TABLE ステートメントを使用する

これは、列を変更し、デフォルト制約を追加する最も一般的な方法です。

-- 列 Age を変更し、デフォルト制約を追加する
ALTER TABLE Customers
MODIFY COLUMN Age SMALLINT NOT NULL DEFAULT 21
ADD CONSTRAINT DEFAULT_FIRST_NAME DEFAULT 'John' FOR FirstName
ADD CONSTRAINT DEFAULT_LAST_NAME DEFAULT 'Doe' FOR LastName;

CREATE TABLE または ALTER TABLE ステートメントと WITH 句を使用する

この方法は、新しい列を追加し、同時にその列にデフォルト制約を設定する場合に役立ちます。

-- 列 Age を変更し、デフォルト制約を追加する
ALTER TABLE Customers
ADD Age SMALLINT NOT NULL DEFAULT 21,
FirstName VARCHAR(50) NOT NULL DEFAULT 'John',
LastName VARCHAR(50) NOT NULL DEFAULT 'Doe';

CHECK 制約を使用する

この方法は、列にデフォルト値を明示的に設定したくない場合に役立ちます。代わりに、CHECK 制約を使用して、列の値が特定の条件を満たしていることを確認できます。

-- 列 Age にチェック制約を追加する
ALTER TABLE Customers
ADD CONSTRAINT CHECK_Age_GE_21 CHECK (Age >= 21);

列の値を更新する

この方法は、既存の列にデフォルト制約を追加するのではなく、列の既存の値をデフォルト値に更新する場合にのみ使用します。

-- 列 Age の値を 21 に更新する
UPDATE Customers
SET Age = 21
WHERE Age IS NULL;

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