PostgreSQLでテーブルを使わずに値を取得する:CASE式、generate_series関数、unnest関数など
PostgreSQLでテーブルを使わずにハードコードされた値を選択する方法
直接クエリに値を記述する
最も簡単な方法は、直接クエリに値を記述する方法です。例えば、以下のクエリは、"name"列に"John Doe"、"age"列に30という値を持つ仮想的なレコードを1つ返します。
SELECT 'John Doe' AS name, 30 AS age;
この方法は、単純な値をいくつか取得したい場合に便利です。
VALUES句を使用すると、複数のレコードをまとめて取得することができます。例えば、以下のクエリは、"name"列と"age"列を持つ2つの仮想的なレコードを返します。
SELECT *
FROM (VALUES
('John Doe', 30),
('Jane Doe', 25)
) AS t;
この方法は、複数のレコードをまとめて取得したい場合や、レコードの順序を指定したい場合に便利です。
WITH句を使用すると、複雑なクエリをより簡潔に記述することができます。例えば、以下のクエリは、"name"列と"age"列を持つ仮想的なテーブルを作成し、そのテーブルからレコードを取得します。
WITH t AS (
SELECT 'John Doe' AS name, 30 AS age
)
SELECT *
FROM t;
この方法は、複雑なクエリをより簡潔に記述したい場合や、中間的な結果を保存したい場合に便利です。
PostgreSQLでテーブルを使わずにハードコードされた値を選択するには、いくつかの方法があります。それぞれの特徴を理解して、目的に合った方法を選択しましょう。
補足
- 上記の例では、文字列と数値の値を使用していますが、他のデータ型も同様に使用することができます。
- クエリに複雑な式を含めることもできます。
- 詳細については、PostgreSQLの公式ドキュメントを参照してください。
-- 直接クエリに値を記述する
SELECT 'John Doe' AS name, 30 AS age;
-- VALUES句を使用する
SELECT *
FROM (VALUES
('John Doe', 30),
('Jane Doe', 25)
) AS t;
-- WITH句を使用する
WITH t AS (
SELECT 'John Doe' AS name, 30 AS age
)
SELECT *
FROM t;
このコードをPostgreSQLクライアントで実行して、結果を確認してみましょう。
補足
- 上記のコードは、PostgreSQL 10以降で動作します。
- クライアントによっては、コードの書き方が異なる場合があります。
PostgreSQLでテーブルを使わずにハードコードされた値を選択するその他の方法
CASE
式を使用すると、条件に応じて異なる値を選択することができます。例えば、以下のクエリは、"age"列の値が30以上の場合 "adult"、それ以外の場合は "child" という値を返します。
SELECT CASE
WHEN age >= 30 THEN 'adult'
ELSE 'child'
END AS age_group;
この方法は、条件に応じて異なる値を選択したい場合に便利です。
generate_series
関数を使用すると、数値の列を生成することができます。例えば、以下のクエリは、1から10までの数値の列を生成します。
SELECT generate_series(1, 10);
unnest
関数を使用すると、配列を展開することができます。例えば、以下のクエリは、"{'a', 'b', 'c'}" という配列を展開して、3つのレコードを返します。
SELECT unnest(ARRAY['a', 'b', 'c']);
補足
- 上記の方法を組み合わせることで、より複雑な処理を行うこともできます。
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