C# で SQL Server タイムアウト例外をキャッチするサンプルコード

2024-04-04

C#、.NET、SQL Server でのタイムアウト例外のキャッチ方法

タイムアウト例外の種類

SQL Server のタイムアウト例外には、主に以下の2種類があります。

タイムアウト例外のキャッチ方法

C# で SQL Server のタイムアウト例外をキャッチするには、以下の方法を使用できます。

catch ブロックを使用する:

try
{
    // SQL クエリを実行
}
catch (SqlException ex)
{
    if (ex.Number == -2) // タイムアウトエラーの場合
    {
        // タイムアウト処理を行う
    }
}

SqlCommand.CommandTimeout プロパティを使用する:

SqlCommand command = new SqlCommand("SELECT * FROM table", connection);
command.CommandTimeout = 10; // 10秒後にタイムアウト

try
{
    command.ExecuteNonQuery();
}
catch (SqlException ex)
{
    // タイムアウト処理を行う
}

T-SQL の TIMEOUT オプションを使用する:

SELECT * FROM table
WITH (TIMEOUT 10); // 10秒後にタイムアウト

タイムアウト処理の例

タイムアウトが発生した場合、以下のような処理を行うことができます。

  • ユーザーにメッセージを表示する
  • クエリを再実行する
  • 接続を再試行する
  • エラーログに記録する

その他の注意事項

  • タイムアウトが発生する可能性のある箇所には、適切なタイムアウト処理を実装する必要があります。
  • タイムアウト時間を短く設定すると、パフォーマンスが向上する可能性がありますが、クエリが正常に完了できない可能性もあります。



using System;
using System.Data.SqlClient;

class Program
{
    static void Main(string[] args)
    {
        // 接続文字列
        string connectionString = "Data Source=localhost;Initial Catalog=Test;Integrated Security=True";

        // コマンドの作成
        using (SqlConnection connection = new SqlConnection(connectionString))
        {
            SqlCommand command = new SqlCommand("SELECT * FROM table", connection);

            // タイムアウト設定 (10秒)
            command.CommandTimeout = 10;

            try
            {
                // クエリを実行
                command.ExecuteNonQuery();
            }
            catch (SqlException ex)
            {
                // タイムアウトエラーの場合
                if (ex.Number == -2)
                {
                    Console.WriteLine("タイムアウトが発生しました!");
                }
            }
        }
    }
}

このコードを実行すると、クエリの実行に10秒以上かかった場合、「タイムアウトが発生しました!」というメッセージが表示されます。

注意事項

  • 上記のコードは、サンプルコードです。実際のアプリケーションでは、必要に応じて修正してください。
  • タイムアウト時間を設定する際は、パフォーマンスと信頼性のバランスを考慮する必要があります。



タイムアウト例外をキャッチするその他の方法

SqlCommand command = new SqlCommand("SELECT * FROM table", connection);
command.CommandTimeout = 10;

try
{
    using (SqlDataReader reader = command.ExecuteReader())
    {
        // データ処理
    }
}
catch (SqlException ex)
{
    // タイムアウト処理を行う
}
SqlConnection connection = new SqlConnection("Data Source=localhost;Initial Catalog=Test;Integrated Security=True");
connection.ConnectionTimeout = 10;

try
{
    connection.Open();

    // SqlCommand の実行

    connection.Close();
}
catch (SqlException ex)
{
    // タイムアウト処理を行う
}

Task.Run メソッドを使用する:

Task.Run(() =>
{
    // SQL クエリを実行

}).ContinueWith(task =>
{
    if (task.IsFaulted)
    {
        // タイムアウト処理を行う
    }
});

Polly ライブラリは、リトライやタイムアウト処理を簡単に実装できるライブラリです。

using Polly;

var policy = Policy.TimeoutAsync(10, Polly.TimeoutStrategy.Pessimistic);

policy.ExecuteAsync(async () =>
{
    // SQL クエリを実行
});

その他の注意事項

  • 上記の方法以外にも、タイムアウト例外をキャッチする方法はいくつかあります。
  • 使用する方法は、アプリケーションの要件や環境によって異なります。

c# .net sql-server


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