SQLでテーブルマッピングテーブルを使用するメリットとデメリット

SQLで2つのテーブルをマッピングするテーブルの名前

SQLデータベースで2つのテーブルをマッピングするテーブルを作成する場合、適切な名前を付けることが重要です。名前は、テーブルの目的と内容を明確に反映する必要があります。

命名規則

以下の命名規則に従うことをお勧めします。

• 意味のある名前: テーブルの内容を明確に反映する名前を付けます。
• 一貫性: 他のテーブル命名規則と一貫性を保ちます。
• 予約語の回避: SQL予約語は使用しない。

命名例

以下の例は、2つのテーブルをマッピングするテーブルの名前の例です。

• user_role: userテーブルとroleテーブルをマッピングするテーブル
• product_category: productテーブルとcategoryテーブルをマッピングするテーブル
• order_item: orderテーブルとitemテーブルをマッピングするテーブル

• テーブル名に接頭辞や接尾辞を追加して、テーブルの種類を区別することもできます。
• 例えば、tbl_user_roleやuser_rolesのように、tbl_や_rolesのような接頭辞や接尾辞を追加できます。
• 複数の単語を使用する場合は、アンダーバー(_)を使って区切ります。
• 例えば、user_roleではなくuser_roleのように記述します。

上記以外にも、以下の点に留意すると良いでしょう。

• テーブル名は大文字と小文字を区別します。
• テーブル名は、データベース全体で一意である必要があります。

-- ユーザーとロールのマッピングテーブル

CREATE TABLE user_role (
  user_id INT NOT NULL,
  role_id INT NOT NULL,
  PRIMARY KEY (user_id, role_id),
  FOREIGN KEY (user_id) REFERENCES user (id),
  FOREIGN KEY (role_id) REFERENCES role (id)
);

-- 商品とカテゴリのマッピングテーブル

CREATE TABLE product_category (
  product_id INT NOT NULL,
  category_id INT NOT NULL,
  PRIMARY KEY (product_id, category_id),
  FOREIGN KEY (product_id) REFERENCES product (id),
  FOREIGN KEY (category_id) REFERENCES category (id)
);

-- 注文と商品のマッピングテーブル

CREATE TABLE order_item (
  order_id INT NOT NULL,
  item_id INT NOT NULL,
  quantity INT NOT NULL,
  PRIMARY KEY (order_id, item_id),
  FOREIGN KEY (order_id) REFERENCES order (id),
  FOREIGN KEY (item_id) REFERENCES item (id)
);

上記のコードでは、user_role、product_category、order_itemという3つのテーブルを作成しています。

2つのテーブルをマッピングする他の方法

ビュー

ビューは、複数のテーブルからデータを仮想的に結合するものです。ビューを使用すると、実際には存在しないテーブルのように、複数のテーブルのデータを結合してクエリすることができます。

例

CREATE VIEW user_roles AS
SELECT
  user.id,
  user.name,
  role.name
FROM user
INNER JOIN user_role ON user.id = user_role.user_id
INNER JOIN role ON user_role.role_id = role.id;

上記のビューは、userテーブル、user_roleテーブル、roleテーブルを結合して、ユーザーとロールの一覧を表示します。

結合

SELECT
  user.id,
  user.name,
  role.name
FROM user
INNER JOIN user_role ON user.id = user_role.user_id
INNER JOIN role ON user_role.role_id = role.id;

サブクエリ

サブクエリは、別のクエリの結果を返すクエリです。サブクエリを使用すると、複雑なクエリをより簡単に記述することができます。

SELECT
  user.id,
  user.name
FROM user
WHERE user.id IN (
  SELECT user_role.user_id
  FROM user_role
  WHERE user_role.role_id = 1
);

上記のクエリは、userテーブルから、ロールIDが1のユーザーのリストを取得します。

どの方法を使用するべきか

どの方法を使用するべきかは、要件によって異なります。

• シンプルなマッピングの場合は、テーブルマッピングテーブルを使用するのが最も簡単です。
• 複雑なマッピングの場合は、ビューや結合を使用する必要があります。
• 柔軟性が必要な場合は、サブクエリを使用する必要があります。