データベースアプリケーションにおける XSD データセットと外部キーの重要性
XSD データセットと外部キーの無視
概要
XSD データセットは、XML スキーマ定義 (XSD) を使用して定義されたデータの集合です。.NET では、DataSet
クラスを使用して XSD データセットを表します。
外部キーは、データベースの 2 つのテーブル間の関連を表す制約です。XSD データセットでは、ForeignKeyConstraint
クラスを使用して外部キーを表します。
場合によっては、XSD データセットで外部キーを無視することが必要になる場合があります。例えば、次のような場合です。
- データセット内のデータにのみアクセスする必要がある場合。
- データベースとの接続を維持する必要がない場合。
- 外部キー制約がデータセット内のデータの整合性に影響を与えない場合。
外部キーを無視する方法
XSD データセットで外部キーを無視するには、次の 2 つの方法があります。
DataSet
クラスのEnforceConstraints
プロパティをfalse
に設定します。ForeignKeyConstraint
クラスのAcceptRejectRule
プロパティをNone
に設定します。
方法 1: EnforceConstraints プロパティを使用する
// データセットの制約を無効にする
DataSet dataSet = new DataSet();
dataSet.EnforceConstraints = false;
// データセットを読み込む
dataSet.ReadXml("data.xml");
// 外部キーは無視されます
方法 2: AcceptRejectRule プロパティを使用する
// 外部キー制約を無効にする
DataSet dataSet = new DataSet();
// 外部キー制約を取得する
ForeignKeyConstraint constraint = dataSet.Tables["Table1"].Constraints["ForeignKey1"] as ForeignKeyConstraint;
// 制約の動作を設定する
constraint.AcceptRejectRule = ForeignKeyConstraintAcceptRejectRule.None;
// データセットを読み込む
dataSet.ReadXml("data.xml");
// 外部キーは無視されます
注意点
外部キーを無視すると、データセット内のデータの整合性が損なわれる可能性があります。外部キーを無視する前に、その影響をよく理解しておくことが重要です。
XSD データセットで外部キーを無視するには、DataSet
クラスの EnforceConstraints
プロパティを false
に設定するか、ForeignKeyConstraint
クラスの AcceptRejectRule
プロパティを None
に設定します。外部キーを無視する前に、その影響をよく理解しておくことが重要です。
// データセットの制約を無効にする
DataSet dataSet = new DataSet();
dataSet.EnforceConstraints = false;
// データセットを読み込む
dataSet.ReadXml("data.xml");
// 外部キーは無視されます
// 外部キー制約を無効にする
DataSet dataSet2 = new DataSet();
// 外部キー制約を取得する
ForeignKeyConstraint constraint = dataSet2.Tables["Table1"].Constraints["ForeignKey1"] as ForeignKeyConstraint;
// 制約の動作を設定する
constraint.AcceptRejectRule = ForeignKeyConstraintAcceptRejectRule.None;
// データセットを読み込む
dataSet2.ReadXml("data.xml");
// 外部キーは無視されます
このコードは、data.xml
という名前の XML ファイルを読み込み、DataSet
クラスを使用して XSD データセットを作成します。最初の DataSet
オブジェクトでは、EnforceConstraints
プロパティを false
に設定することで、外部キー制約が無効になります。2 番目の DataSet
オブジェクトでは、ForeignKeyConstraint
クラスの AcceptRejectRule
プロパティを None
に設定することで、特定の外部キー制約が無効になります。
このコードを参考にして、ご自身のアプリケーションで XSD データセットと外部キーを操作してください。
外部キーを無視するその他の方法
方法 3: XSD スキーマを変更する
XSD スキーマファイルで、foreign key
要素を削除することで、外部キー制約を無効にすることができます。
<xs:complexType name="Table1">
<xs:sequence>
<xs:element name="Id" type="xs:int" />
<xs:element name="Name" type="xs:string" />
</xs:sequence>
</xs:complexType>
<xs:complexType name="Table2">
<xs:sequence>
<xs:element name="Id" type="xs:int" />
<xs:element name="TableId" type="xs:int" />
</xs:sequence>
</xs:complexType>
方法 4: データセットを読み込む前に外部キーを削除する
データセットを読み込む前に、XmlReader
クラスを使用して XML データから外部キー情報を削除することができます。
// XML データを読み込む
XmlReader reader = XmlReader.Create("data.xml");
// 外部キー情報を削除する
while (reader.Read())
{
if (reader.NodeType == XmlNodeType.Element && reader.Name == "foreignKey")
{
reader.Skip();
}
}
// データセットを読み込む
DataSet dataSet = new DataSet();
dataSet.ReadXml(reader);
// 外部キーは削除されます
XSD データセットで外部キーを無視するには、いくつかの方法があります。どの方法を使用するかは、ご自身のアプリケーションの要件によって異なります。
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