SQLiteでアプリケーションコードを使って自動タイムスタンプを作成する方法

2024-04-02

SQLiteで自動タイムスタンプを作成する方法

DEFAULT キーワードを使うと、レコードが挿入された時に自動的に現在時刻がタイムスタンプ列に挿入されます。

CREATE TABLE テーブル名 (
  列名1 型,
  列名2 型,
  タイムスタンプ列 TIMESTAMP DEFAULT CURRENT_TIMESTAMP
);

INSERT 文で CURRENT_TIMESTAMP を使うと、レコード挿入時に現在時刻がタイムスタンプ列に挿入されます。

INSERT INTO テーブル名 (列名1, 列名2, タイムスタンプ列)
VALUES (?, ?, CURRENT_TIMESTAMP);

それぞれの方法のメリットとデメリット

DEFAULT キーワードを使う

メリット：
デメリット：

タイムスタンプを更新する必要があるかどうか
コードのシンプルさを重視するかどうか

どちらの方法でも構いませんが、コードのシンプルさを重視する場合は DEFAULT キーワードを使うのがおすすめです。

-- テーブル作成
CREATE TABLE テーブル名 (
  id INTEGER PRIMARY KEY AUTOINCREMENT,
  名前 TEXT,
  作成日時 TIMESTAMP DEFAULT CURRENT_TIMESTAMP
);

-- レコード挿入
INSERT INTO テーブル名 (名前)
VALUES ('太郎');

-- レコード取得
SELECT * FROM テーブル名;

-- 結果
-- id | 名前 | 作成日時
-- --- | --- | ---
-- 1 | 太郎 | 2024-03-24 06:50:00

補足

CURRENT_TIMESTAMP は、レコード挿入時の現在時刻を返します。

-- テーブル作成
CREATE TABLE テーブル名 (
  id INTEGER PRIMARY KEY AUTOINCREMENT,
  名前 TEXT,
  作成日時 TIMESTAMP DEFAULT CURRENT_TIMESTAMP,
  更新日時 TIMESTAMP
);

-- レコード挿入
INSERT INTO テーブル名 (名前, 更新日時)
VALUES ('太郎', CURRENT_TIMESTAMP);

-- レコード更新
UPDATE テーブル名
SET 名前 = '二郎',
  更新日時 = CURRENT_TIMESTAMP
WHERE id = 1;

-- レコード取得
SELECT * FROM テーブル名;

-- 結果
-- id | 名前 | 作成日時 | 更新日時
-- --- | --- | --- | ---
-- 1 | 二郎 | 2024-03-24 06:50:00 | 2024-03-24 06:50:00

このサンプルコードで説明していること

DEFAULT キーワードを使って、作成日時 列に自動的に現在時刻を挿入しています。

このサンプルコードをどのように使うか

このサンプルコードに関する質問

SQLiteで自動タイムスタンプを作成する他の方法

トリガーを使うと、レコード挿入時や更新時に自動的にタイムスタンプ列を更新することができます。

CREATE TRIGGER トリガー名
BEFORE INSERT ON テーブル名
FOR EACH ROW
BEGIN
  UPDATE テーブル名
  SET タイムスタンプ列 = CURRENT_TIMESTAMP
  WHERE id = NEW.id;
END;

ビューを使うと、仮想的な列を作成することができます。この仮想列には、現在時刻を返す式を指定することができます。

CREATE VIEW ビュー名 AS
SELECT *, CURRENT_TIMESTAMP AS タイムスタンプ列
FROM テーブル名;

アプリケーションコードで現在時刻を取得して、タイムスタンプ列に設定することもできます。

import datetime

def insert_record(name):
  connection = sqlite3.connect('database.sqlite')
  cursor = connection.cursor()

  cursor.execute("""
    INSERT INTO テーブル名 (名前, タイムスタンプ列)
    VALUES (?, ?)
  """, (name, datetime.datetime.now()))

  connection.commit()
  connection.close()

insert_record('太郎')

コードの複雑さ
パフォーマンス
柔軟性

コードの複雑さを重視する場合

パフォーマンスを重視する場合

トリガーを使うのがおすすめです。

柔軟性を重視する場合

アプリケーションコードで生成する場合

他の方法で実現できない要件がある場合にのみ、アプリケーションコードで生成するのがおすすめです。

-- トリガー
CREATE TRIGGER 作成日時トリガー
BEFORE INSERT ON テーブル名
FOR EACH ROW
BEGIN
  UPDATE テーブル名
  SET 作成日時 = CURRENT_TIMESTAMP
  WHERE id = NEW.id;
END;

-- ビュー
CREATE VIEW 最新レコード AS
SELECT *
FROM テーブル名
ORDER BY 作成日時 DESC
LIMIT 1;

-- アプリケーションコード
import datetime

def insert_record(name):
  connection = sqlite3.connect('database.sqlite')
  cursor = connection.cursor()

  cursor.execute("""
    INSERT INTO テーブル名 (名前, タイムスタンプ列)
    VALUES (?, ?)
  """, (name, datetime.datetime.now()))

  connection.commit()
  connection.close()

insert_record('太郎')

補足

トリガーは、レコード挿入時だけでなく、更新時や削除時にも設定することができます。
ビューは、複数のテーブルを結合したり、複雑な計算を行ったりすることもできます。

X 2 素晴らしい回答です。ありがとうございます。

上記の方法で作成した自動タイムスタンプは、どのような形式で格納されますか？

補足

タイムスタンプの形式は、アプリケーションやデータベースによって異なる場合があります。

例えば、SQLiteでは、タイムスタンプは以下のような形式で格納されます。

YYYY-MM-DD HH:MM:SS.SSS

回答

上記の方法で作成した自動タイムスタンプは、SQLiteでは YYYY-MM-DD HH:MM:SS.SSS 形式で格納されます。

-- テーブル作成
CREATE TABLE テーブル名 (
  id INTEGER PRIMARY KEY AUTOINCREMENT,
  名前 TEXT,
  作成日時 TIMESTAMP DEFAULT CURRENT_TIMESTAMP
);

-- レコード挿入
INSERT INTO テーブル名 (名前)
VALUES ('太郎');

-- レコード取得
SELECT * FROM テーブル名;

-- 結果
-- id | 名前 | 作成日時
-- --- | --- | ---
-- 1 | 太郎 | 2024-03-24 06:50:00.000