SQL ServerでYes/Noフィールドを作成する方法
SQL ServerでYes/No型のフィールドを作成する方法
テーブル作成時のフィールド設定
テーブルを作成時に、BIT
データ型を使用してYes/Noフィールドを定義できます。
CREATE TABLE MyTable (
ID int NOT NULL PRIMARY KEY,
IsMember BIT NOT NULL DEFAULT (0) -- デフォルト値はFalse
);
既存テーブルへのフィールド追加
既存テーブルにYes/Noフィールドを追加するには、ALTER TABLE
ステートメントを使用します。
ALTER TABLE MyTable ADD IsActive BIT NOT NULL DEFAULT (1);
Yes/No値の挿入と更新
BIT
型フィールドには、True
またはFalse
の値を直接挿入できます。また、数値の1と0も使用できます。
INSERT INTO MyTable (ID, IsMember) VALUES (1, True);
UPDATE MyTable SET IsActive = 0 WHERE ID = 2;
SELECT
ステートメントでBIT
型フィールドを取得すると、True
またはFalse
の値が返されます。
SELECT ID, IsMember FROM MyTable WHERE IsActive = 1;
その他の注意点
BIT
型フィールドは、NULL値を格納できません。BIT
型フィールドは、論理演算子と比較演算子で使用できます。BIT
型フィールドは、ストレージスペースを節約するために使用できます。
BIT
データ型は、SQL ServerでYes/No値を保存するための標準的な方法です。このデータ型は、シンプルで効率的な方法でYes/No値を格納できます。
-- テーブル作成
CREATE TABLE MyTable (
ID int NOT NULL PRIMARY KEY,
IsMember BIT NOT NULL DEFAULT (0),
IsActive BIT NOT NULL DEFAULT (1)
);
-- データ挿入
INSERT INTO MyTable (ID, IsMember, IsActive) VALUES (1, True, True);
INSERT INTO MyTable (ID, IsMember, IsActive) VALUES (2, False, False);
-- データ更新
UPDATE MyTable SET IsMember = True WHERE ID = 2;
-- データ取得
SELECT ID, IsMember, IsActive FROM MyTable;
-- Yes/No値によるフィルタリング
SELECT ID, IsMember FROM MyTable WHERE IsActive = 1;
-- 論理演算子の使用
SELECT ID, IsMember, IsActive, IsMember AND IsActive FROM MyTable;
このサンプルコードを実行することで、BIT
型フィールドを使用してYes/No値を保存、取得、更新、フィルタリングする方法を確認できます。
Yes/No値を格納する他の方法
TINYINT
データ型は、-128から127までの整数値を格納できます。Yes/No値を格納するには、0をFalse、1をTrueとして使用できます。
CREATE TABLE MyTable (
ID int NOT NULL PRIMARY KEY,
IsMember TINYINT NOT NULL DEFAULT (0)
);
CHAR(1)
データ型は、1文字分の文字列を格納できます。Yes/No値を格納するには、'Y'をTrue、'N'をFalseとして使用できます。
CREATE TABLE MyTable (
ID int NOT NULL PRIMARY KEY,
IsMember CHAR(1) NOT NULL DEFAULT ('N')
);
CREATE TABLE MyTable (
ID int NOT NULL PRIMARY KEY,
IsMember VARCHAR(1) NOT NULL DEFAULT ('N')
);
DEFAULT 値の利用
BIT
データ型、TINYINT
データ型、CHAR(1)
データ型、VARCHAR(1)
データ型いずれの場合も、DEFAULT
値を使用して、Yes/Noフィールドのデフォルト値を設定できます。
-- BIT データ型
CREATE TABLE MyTable (
ID int NOT NULL PRIMARY KEY,
IsMember BIT NOT NULL DEFAULT (1) -- デフォルト値はTrue
);
-- TINYINT データ型
CREATE TABLE MyTable (
ID int NOT NULL PRIMARY KEY,
IsMember TINYINT NOT NULL DEFAULT (1) -- デフォルト値はTrue
);
-- CHAR(1) データ型
CREATE TABLE MyTable (
ID int NOT NULL PRIMARY KEY,
IsMember CHAR(1) NOT NULL DEFAULT ('Y') -- デフォルト値はTrue
);
-- VARCHAR(1) データ型
CREATE TABLE MyTable (
ID int NOT NULL PRIMARY KEY,
IsMember VARCHAR(1) NOT NULL DEFAULT ('Y') -- デフォルト値はTrue
);
どの方法を選択するかは、要件と個人的な好みによって異なります。一般的には、BIT
データ型が最も効率的な方法と考えられています。
BITデータ型の利点
- ストレージスペースを節約できる
- 処理速度が速い
- 論理演算子と比較演算子で使用できる
- True/False以外の値を格納できない
- 初心者には理解しにくい
BIT
データ型は、SQL ServerでYes/No値を保存するための標準的な方法です。他の方法もいくつかありますが、BIT
データ型は最も効率的な方法と考えられています。
sql-server database boolean