SQL ServerでC#のlong型を格納:bigint型がベストマッチ?他の選択肢も比較検証
C# の long 型に対応する SQL Server の型
C# の long 型は、64 ビットの整数値を表すデータ型です。一方、SQL Server には、さまざまな数値データ型があり、それぞれ異なる特性と容量を持っています。このチュートリアルでは、C# の long 型に対応する SQL Server の型について詳しく説明します。
対応する SQL Server の型
C# の long 型に対応する SQL Server の型は bigint です。bigint 型は、-2^63 から 2^63 - 1 までの範囲の整数値を格納できます。これは、long 型の最大値と同じです。
bigint 型以外にも、long 型の値を格納できる SQL Server の型はいくつかあります。ただし、それぞれに長所と短所があるため、状況に応じて適切な型を選択する必要があります。
- int: 32 ビットの整数値を格納できます。bigint 型よりも格納容量が小さいため、必要な精度が低い場合に使用されます。
型を選択する際の注意点
SQL Server の型を選択する際は、以下の点に注意する必要があります。
- 格納する値の範囲: 格納する値の範囲が long 型の最大値を超える場合は、bigint 型を選択する必要があります。
- 精度: 必要以上の精度を持つ型を選択すると、ストレージ領域の無駄遣いになります。
- 互換性: 既存のコードとの互換性を考慮する必要があります。
例
次のコード例は、C# の long 型の値を SQL Server の bigint 型の列に挿入する方法を示しています。
using System;
using System.Data.SqlClient;
namespace SqlServerExample
{
class Program
{
static void Main(string[] args)
{
// 接続文字列を作成します
string connectionString = "Data Source=myServer.database.com;Initial Catalog=myDatabase;Integrated Security=True";
// 接続を開きます
using (SqlConnection connection = new SqlConnection(connectionString))
{
connection.Open();
// SQL コマンドを作成します
string sql = "INSERT INTO myTable (myColumn) VALUES (@myValue)";
// コマンドを実行します
using (SqlCommand command = new SqlCommand(sql, connection))
{
// パラメータを追加します
command.Parameters.AddWithValue("@myValue", 1234567890123456789);
command.ExecuteNonQuery();
}
}
}
}
}
string connectionString = "Data Source=myServer.database.com;Initial Catalog=myDatabase;Integrated Security=True";
SQL クエリ
string sql = "INSERT INTO myTable (myColumn) VALUES (@myValue)";
C# コード
using System;
using System.Data.SqlClient;
namespace SqlServerExample
{
class Program
{
static void Main(string[] args)
{
// 接続文字列を作成します
string connectionString = "Data Source=myServer.database.com;Initial Catalog=myDatabase;Integrated Security=True";
// 接続を開きます
using (SqlConnection connection = new SqlConnection(connectionString))
{
connection.Open();
// SQL コマンドを作成します
string sql = "INSERT INTO myTable (myColumn) VALUES (@myValue)";
// コマンドを実行します
using (SqlCommand command = new SqlCommand(sql, connection))
{
// パラメータを追加します
command.Parameters.AddWithValue("@myValue", 1234567890123456789);
command.ExecuteNonQuery();
}
}
}
}
}
説明
このコードは以下の処理を実行します。
- 接続文字列を作成します。
- 接続を開きます。
- SQL コマンドを作成します。
- パラメータを追加します。
- コマンドを実行します。
詳細
SqlConnection
クラスを使用して、SQL Server データベースへの接続を開きます。SqlCommand
クラスを使用して、SQL Server に送信するコマンドを作成します。AddWithValue
メソッドを使用して、SQL コマンドのパラメータに値を追加します。ExecuteNonQuery
メソッドを使用して、SQL コマンドを実行します。
注意事項
- このコードはあくまで例であり、実際のアプリケーションでは状況に応じて変更する必要があります。
- 接続文字列は、ご自身の環境に合わせて変更する必要があります。
- SQL クエリは、挿入するテーブルと列に合わせて変更する必要があります。
パラメータ化クエリを使用すると、SQL コマンドをより安全かつ柔軟に実行できます。パラメータ化クエリを使用するには、以下の手順に従います。
- SQL コマンドを作成します。コマンドには、パラメータプレースホルダ (
@myValue
など) を含めます。 SqlCommand
オブジェクトを作成し、SQL コマンドを設定します。SqlParameter
オブジェクトを作成し、パラメータ名、パラメータデータ型、パラメータ値を設定します。SqlCommand
オブジェクトのParameters
コレクションにSqlParameter
オブジェクトを追加します。SqlCommand
オブジェクトのExecuteNonQuery
メソッドを実行します。
以下のコード例は、パラメータ化クエリを使用して long 型の値を挿入する方法を示しています。
using System;
using System.Data.SqlClient;
namespace SqlServerExample
{
class Program
{
static void Main(string[] args)
{
// 接続文字列を作成します
string connectionString = "Data Source=myServer.database.com;Initial Catalog=myDatabase;Integrated Security=True";
// 接続を開きます
using (SqlConnection connection = new SqlConnection(connectionString))
{
connection.Open();
// SQL コマンドを作成します
string sql = "INSERT INTO myTable (myColumn) VALUES (@myValue)";
// コマンドを実行します
using (SqlCommand command = new SqlCommand(sql, connection))
{
// パラメータを追加します
command.Parameters.AddWithValue("@myValue", 1234567890123456789);
command.ExecuteNonQuery();
}
}
}
}
}
SqlDataReader
SqlDataReader
クラスを使用して、SQL Server から結果セットを取得できます。SqlDataReader
オブジェクトを使用すると、結果セット内の各行を反復処理し、列値を取得できます。
using System;
using System.Data.SqlClient;
namespace SqlServerExample
{
class Program
{
static void Main(string[] args)
{
// 接続文字列を作成します
string connectionString = "Data Source=myServer.database.com;Initial Catalog=myDatabase;Integrated Security=True";
// 接続を開きます
using (SqlConnection connection = new SqlConnection(connectionString))
{
connection.Open();
// SQL コマンドを作成します
string sql = "INSERT INTO myTable (myColumn) VALUES (@myValue)";
// コマンドを実行します
using (SqlCommand command = new SqlCommand(sql, connection))
{
// パラメータを追加します
command.Parameters.AddWithValue("@myValue", 1234567890123456789);
// コマンドを実行し、SqlDataReader オブジェクトを取得します
using (SqlDataReader reader = command.ExecuteReader())
{
// 結果セット内の各行を反復処理します
while (reader.Read())
{
// 列値を取得します
long myValue = reader.GetInt64(0);
// 処理を実行します
Console.WriteLine(myValue);
}
}
}
}
}
}
}
BULK INSERT
BULK INSERT
を使用すると、大量のデータを SQL Server に高速に挿入できます。BULK INSERT
を使用するには、以下の手順に従います。
SqlBulkCopy
オブジェクトを作成します。SqlBulkCopy
オブジェクトのDestinationTableName
プロパティに、挿入先のテーブル名を設定します。SqlBulkCopy
オブジェクトのWriteToServer
メソッドを使用して、データを挿入します。
using System;
using System.Data.SqlClient;
using System.Data.SqlTypes;
namespace SqlServerExample
{
class Program
{
static void Main(string[] args)
{
// 接続文字列を作成します
string connectionString = "Data Source=
c# sql-server