データベースのテーブル数を素早く確認:PostgreSQLで役立つクエリ
PostgreSQLでテーブルの合計数を取得する方法
pg_catalog.pg_table ビューを使用する
PostgreSQLには、pg_catalog.pg_table
というシステムビューがあります。このビューには、データベース内のすべてのテーブルに関する情報が含まれています。
このビューを使用して、テーブルの合計数を取得するには、次のSQLクエリを実行します。
SELECT COUNT(*) AS total_tables
FROM pg_catalog.pg_table;
このクエリは、pg_catalog.pg_table
ビュー内のすべての行をカウントし、その結果を total_tables
という名前の列に返します。
例:
SELECT COUNT(*) AS total_tables
FROM pg_catalog.pg_table;
+-------------+
| total_tables |
+-------------+
| 15 |
+-------------+
この例では、データベース内に15個のテーブルがあることが示されます。
information_schema.tables ビューを使用する
PostgreSQL 8.4以降では、information_schema.tables
という別のシステムビューを使用することもできます。このビューは、pg_catalog.pg_table
ビューとほぼ同じ情報を提供しますが、いくつかの点で異なります。
SELECT COUNT(*) AS total_tables
FROM information_schema.tables;
SELECT COUNT(*) AS total_tables
FROM information_schema.tables;
+-------------+
| total_tables |
+-------------+
| 15 |
+-------------+
どちらの方法を使用しても、データベース内のテーブルの合計数を取得できます。
ヒント:
- 特定のスキーマ内のテーブルの合計数を取得するには、次のようにクエリを修正できます。
SELECT COUNT(*) AS total_tables
FROM pg_catalog.pg_table
WHERE schemaname = 'myschema';
- システムビューではなく、関数を使用することもできます。
SELECT pg_database_size(current_database());
この関数は、現在のデータベースのサイズ (バイト単位) を返します。 データベース内のすべてのテーブルの合計サイズを知ることで、テーブルの個数を推定することができます。
SELECT COUNT(*) AS total_tables
FROM pg_catalog.pg_table;
説明:
FROM pg_catalog.pg_table
: この部分は、クエリがpg_catalog.pg_table
システムビューからデータを取得することを指定します。SELECT COUNT(*) AS total_tables
: この部分は、クエリがtotal_tables
という名前の列にテーブルの合計数を返すことを指定します。
SELECT COUNT(*) AS total_tables
FROM information_schema.tables;
FROM information_schema.tables
: この部分は、クエリがinformation_schema.tables
システムビューからデータを取得することを指定します。
特定のスキーマ内のテーブル数を取得する
SELECT COUNT(*) AS total_tables
FROM pg_catalog.pg_table
WHERE schemaname = 'myschema';
このクエリは、myschema
スキーマ内のテーブルの合計数をカウントし、その結果を total_tables
という名前の列に返します。
WHERE schemaname = 'myschema'
: この部分は、クエリがschemaname
がmyschema
である行のみを返すようにフィルター処理することを指定します。
関数を使用してデータベースのサイズを取得する
SELECT pg_database_size(current_database());
pg_database_size(current_database())
: この関数は、現在のデータベースのサイズをバイト単位で返します。
PostgreSQL 10以降では、pg_tables
という新しいカタログビューが導入されました。このビューは pg_catalog.pg_table
ビューとほぼ同じ情報を提供しますが、いくつかの点で異なります。
SELECT COUNT(*) AS total_tables
FROM pg_tables;
SELECT COUNT(*) AS total_tables
FROM pg_tables;
+-------------+
| total_tables |
+-------------+
| 15 |
+-------------+
システムカタログ情報を使用する
システムカタログ情報を使用して、テーブルの合計数を取得することもできます。 ただし、この方法は複雑で非効率的であるため、一般的にはお勧めされません。
この方法を使用するには、まず pg_class
システムテーブルに関する情報を取得する必要があります。 次に、この情報を使用して、テーブルの合計数をカウントする必要があります。
SELECT COUNT(*) AS total_tables
FROM pg_class
WHERE relkind = 'r';
このクエリは、pg_class
テーブル内の relkind
列が r
である行をカウントし、その結果を total_tables
という名前の列に返します。
サブクエリを使用する
この方法を使用するには、まずすべてのテーブルの名前を取得するサブクエリを作成する必要があります。 次に、このサブクエリを使用して、テーブルの合計数をカウントする必要があります。
SELECT COUNT(*) AS total_tables
FROM (
SELECT tablename
FROM pg_catalog.pg_table
) AS subquery;
PostgreSQLでテーブルの合計数を取得するには、さまざまな方法があります。 上記の方法の中で、最も簡単で効率的な方法は、pg_catalog.pg_table
または information_schema.tables
ビューを使用する方法です。
database postgresql postgresql-8.4