SQL ServerデータベースでUTF-8照合をらくらく設定!3つの方法とサンプルコード

2024-06-16

SQL ServerデータベースでUTF-8照合を使用する方法

サーバーレベルで設定

SQL Serverをインストール時に、サーバー全体の照合順序をUTF-8に設定することができます。

-- サーバーレベルでUTF-8照合を設定
CREATE SERVER MyServer COLLATION Japanese_CI_AS_SC;

データベースを作成する際に、そのデータベースの照合順序をUTF-8に設定することができます。

-- データベースレベルでUTF-8照合を設定
CREATE DATABASE MyDatabase COLLATION Japanese_CI_AS_SC;

テーブルまたは列レベルで設定

テーブルを作成または既存のテーブルを変更する際に、そのテーブルまたは列の照合順序をUTF-8に設定することができます。

-- テーブルレベルでUTF-8照合を設定
CREATE TABLE MyTable (
  id INT PRIMARY KEY,
  name NVARCHAR(50) COLLATION Japanese_CI_AS_SC
);

-- 列レベルでUTF-8照合を設定
ALTER TABLE MyTable
  ALTER COLUMN name NVARCHAR(50) COLLATION Japanese_CI_AS_SC;

補足事項

  • SQL Server 2019以降では、varbinarybinaryimage 型の列に対してもUTF-8照合を指定することができます。
  • UTF-8照合を使用する場合は、データベース、テーブル、列の文字セットがすべてUTF-8であることを確認する必要があります。
  • UTF-8は非固定長エンコードであるため、他のエンコードと比べてストレージ容量が大きくなる可能性があります。
  • 照合順序を変更すると、パフォーマンスに影響を与える可能性があるため、変更前に必ずバックアップを取るようにしてください。

    上記の情報に加えて、以下の点にも注意する必要があります。

    • ご使用のSQL Serverのバージョン。
    • 使用している他のソフトウェアとの互換性。
    • データベースのパフォーマンス要件。

    UTF-8照合を使用する前に、これらの点を考慮し、必要に応じてテストを行うことをお勧めします。




    SQL ServerでUTF-8照合を使用するサンプルコード

    例1:サーバーレベルでUTF-8照合を設定

    -- サーバーを停止する
    STOP SERVER MyServer;
    
    -- サーバーレベルでUTF-8照合を設定
    ALTER SERVER MyServer COLLATION Japanese_CI_AS_SC;
    
    -- サーバーを起動する
    START SERVER MyServer;
    
    -- データベースを作成
    CREATE DATABASE MyDatabase COLLATION Japanese_CI_AS_SC;
    
    -- テーブルを作成
    CREATE TABLE MyTable (
      id INT PRIMARY KEY,
      name NVARCHAR(50) COLLATION Japanese_CI_AS_SC
    );
    
    -- 既存のテーブルの列の照合順序を変更
    ALTER TABLE MyTable
      ALTER COLUMN name NVARCHAR(50) COLLATION Japanese_CI_AS_SC;
    

    例5:UTF-8照合を使用して文字列データを挿入

    -- UTF-8照合を持つテーブルに文字列データを挿入
    INSERT INTO MyTable (name)
    VALUES (N'こんにちは、世界!');
    
    -- UTF-8照合を持つテーブルから文字列データを選択
    SELECT name
    FROM MyTable;
    

    これらの例は、SQL ServerでUTF-8照合を使用する基本的な方法を示しています。 ご自身のニーズに合わせて、これらの例を自由に修正してください。

    • 上記の例では、Japanese_CI_AS_SC 照合順序を使用しています。 ご自身の環境に合わせて、適切な照合順序に変更してください。
    • NVARCHAR データ型を使用している場合は、文字列リテラルの前に N プレフィックスを付ける必要があります。



    SQL Server で UTF-8 照合を使用するその他の方法

    SQL Server Management Studio (SSMS) を使用する

    SSMS を使用して、サーバー、データベース、テーブル、または列の照合順序を GUI で簡単に設定することができます。

    PowerShell を使用して、SQL Server インスタンスを管理することができます。 PowerShell コマンドレットを使用して、照合順序を設定することもできます。

    T-SQL プロシージャを作成して、照合順序を設定することができます。 これは、スクリプト化された方法で照合順序を管理する場合に役立ちます。

    レプリケーションを使用している場合は、パブリッシャーとサブスクライバーで同じ照合順序を使用する必要があります。 レプリケーションを設定する際に、照合順序を考慮する必要があります。

    データをインポートまたはエクスポートする場合は、ファイルのエンコーディングとターゲット データベースの照合順序が一致していることを確認する必要があります。 必要に応じて、データの変換を行う必要があります。

      上記の方法に加えて、サードパーティ製のツールを使用して、SQL Server で UTF-8 照合を管理することもできます。

      注意事項

      • すべての方法がすべてのバージョンの SQL Server で利用できるとは限りません。 ご自身の環境に合わせて適切な方法を選択してください。

      sql-server utf-8


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