SQL ServerデータベースでUTF-8照合をらくらく設定!3つの方法とサンプルコード
SQL ServerデータベースでUTF-8照合を使用する方法
サーバーレベルで設定
SQL Serverをインストール時に、サーバー全体の照合順序をUTF-8に設定することができます。
-- サーバーレベルでUTF-8照合を設定
CREATE SERVER MyServer COLLATION Japanese_CI_AS_SC;
データベースを作成する際に、そのデータベースの照合順序をUTF-8に設定することができます。
-- データベースレベルでUTF-8照合を設定
CREATE DATABASE MyDatabase COLLATION Japanese_CI_AS_SC;
テーブルまたは列レベルで設定
テーブルを作成または既存のテーブルを変更する際に、そのテーブルまたは列の照合順序をUTF-8に設定することができます。
-- テーブルレベルでUTF-8照合を設定
CREATE TABLE MyTable (
id INT PRIMARY KEY,
name NVARCHAR(50) COLLATION Japanese_CI_AS_SC
);
-- 列レベルでUTF-8照合を設定
ALTER TABLE MyTable
ALTER COLUMN name NVARCHAR(50) COLLATION Japanese_CI_AS_SC;
補足事項
- SQL Server 2019以降では、
varbinary
、binary
、image
型の列に対してもUTF-8照合を指定することができます。 - UTF-8照合を使用する場合は、データベース、テーブル、列の文字セットがすべてUTF-8であることを確認する必要があります。
- UTF-8は非固定長エンコードであるため、他のエンコードと比べてストレージ容量が大きくなる可能性があります。
- 照合順序を変更すると、パフォーマンスに影響を与える可能性があるため、変更前に必ずバックアップを取るようにしてください。
上記の情報に加えて、以下の点にも注意する必要があります。
- ご使用のSQL Serverのバージョン。
- 使用している他のソフトウェアとの互換性。
- データベースのパフォーマンス要件。
UTF-8照合を使用する前に、これらの点を考慮し、必要に応じてテストを行うことをお勧めします。
SQL ServerでUTF-8照合を使用するサンプルコード
例1:サーバーレベルでUTF-8照合を設定
-- サーバーを停止する
STOP SERVER MyServer;
-- サーバーレベルでUTF-8照合を設定
ALTER SERVER MyServer COLLATION Japanese_CI_AS_SC;
-- サーバーを起動する
START SERVER MyServer;
-- データベースを作成
CREATE DATABASE MyDatabase COLLATION Japanese_CI_AS_SC;
-- テーブルを作成
CREATE TABLE MyTable (
id INT PRIMARY KEY,
name NVARCHAR(50) COLLATION Japanese_CI_AS_SC
);
-- 既存のテーブルの列の照合順序を変更
ALTER TABLE MyTable
ALTER COLUMN name NVARCHAR(50) COLLATION Japanese_CI_AS_SC;
例5:UTF-8照合を使用して文字列データを挿入
-- UTF-8照合を持つテーブルに文字列データを挿入
INSERT INTO MyTable (name)
VALUES (N'こんにちは、世界!');
-- UTF-8照合を持つテーブルから文字列データを選択
SELECT name
FROM MyTable;
これらの例は、SQL ServerでUTF-8照合を使用する基本的な方法を示しています。 ご自身のニーズに合わせて、これらの例を自由に修正してください。
- 上記の例では、
Japanese_CI_AS_SC
照合順序を使用しています。 ご自身の環境に合わせて、適切な照合順序に変更してください。 NVARCHAR
データ型を使用している場合は、文字列リテラルの前にN
プレフィックスを付ける必要があります。
SQL Server で UTF-8 照合を使用するその他の方法
SQL Server Management Studio (SSMS) を使用する
SSMS を使用して、サーバー、データベース、テーブル、または列の照合順序を GUI で簡単に設定することができます。
PowerShell を使用して、SQL Server インスタンスを管理することができます。 PowerShell コマンドレットを使用して、照合順序を設定することもできます。
T-SQL プロシージャを作成して、照合順序を設定することができます。 これは、スクリプト化された方法で照合順序を管理する場合に役立ちます。
レプリケーションを使用している場合は、パブリッシャーとサブスクライバーで同じ照合順序を使用する必要があります。 レプリケーションを設定する際に、照合順序を考慮する必要があります。
データをインポートまたはエクスポートする場合は、ファイルのエンコーディングとターゲット データベースの照合順序が一致していることを確認する必要があります。 必要に応じて、データの変換を行う必要があります。
上記の方法に加えて、サードパーティ製のツールを使用して、SQL Server で UTF-8 照合を管理することもできます。
注意事項
- すべての方法がすべてのバージョンの SQL Server で利用できるとは限りません。 ご自身の環境に合わせて適切な方法を選択してください。
sql-server utf-8