トラブルシューティングに役立つ!SQLite3のクエリログを活用しよう
SQLite 3 でクエリ ロギングを有効にする
sqlite3_trace() 関数を使用する
sqlite3_trace()
関数は、実行されるたびに呼び出されるコールバック関数を設定できます。このコールバック関数を使用して、実行された SQL クエリをログに記録することができます。
import sqlite3
def log_sql_callback(statement):
print(f"SQL クエリ: {statement}")
conn = sqlite3.connect('database.db')
conn.trace_callback = log_sql_callback
# データベース操作を実行
conn.close()
このコードは、database.db
データベースに対して実行されるすべての SQL クエリをコンソールに記録します。
ラッパーライブラリを使用する
いくつかのラッパーライブラリは、クエリ ロギング機能を備えています。これらのライブラリを使用すると、sqlite3_trace()
関数を使用するよりも簡単にクエリ ロギングを有効にすることができます。
- Python:
pysqlite
- Java:
SQLiteJDBC
- C++:
sqlite-amalgamation
ロールバックジャーナルを解析する
SQLite 3 は、ロールバックが必要な場合に備えて、すべての変更をロールバックジャーナルファイルに記録します。このファイルを使用して、実行された SQL クエリを解析することができます。
これは、クエリ ロギングの最も複雑な方法ですが、他の方法がうまくいかない場合に役立ちます。
注意事項
- クエリ ロギングを有効にすると、データベースのパフォーマンスが低下する可能性があります。
- ログファイルは非常に大きくなる可能性があるため、定期的に削除する必要があります。
import sqlite3
def log_sql_callback(db, opcode, args, result):
if opcode == sqlite3.SQLITE_TRACE_STMT:
print(f"SQL クエリ: {args[0]}")
conn = sqlite3.connect('database.db')
conn.trace_callback = log_sql_callback
# データベース操作を実行
conn.close()
pysqlite ライブラリを使用する
import sqlite3
from pysqlite import Database
def log_sql_callback(cursor, statement):
print(f"SQL クエリ: {statement}")
db = Database('database.db')
db.settrace(log_sql_callback)
# データベース操作を実行
db.close()
注: この方法は複雑で、上級者向けです。
- ロールバックジャーナルファイル (
*.sqlite-journal
) をテキストエディタで開きます。 - ログエントリを解析します。
- クエリをログファイルに記録します。
デバッガを使用する
多くのデバッガには、SQL クエリをログに記録する機能があります。この機能を使用すると、クエリの実行順序と実行時間を確認することができます。
- Python:
pdb
- Java:
jdb
- C++:
gdb
プロファイラを使用する
プロファイラは、コードのパフォーマンスを分析するのに役立ちます。多くのプロファイラには、SQL クエリをログに記録する機能があります。この機能を使用すると、どのクエリが最も多くの時間を費やしているのかを確認することができます。
- Python:
cProfile
- Java:
JProfiler
- C++:
Valgrind
拡張モジュールを使用する
sql database sqlite