PostgreSQLで日付時刻に日数を追加する方法: EXTRACT() 関数と CASE 式を使う
PostgreSQL で日付時刻に日数を追加する方法
DATE_ADD()
関数は、指定された日付時刻に日数、週数、月数、年数を加算するものです。最も汎用性の高い方法の一つであり、以下のように使用できます。
SELECT DATE_ADD(your_datetime_column, INTERVAL 'N days');
ここで、your_datetime_column
は日付時刻列名、N
は加算する日数です。
例:
SELECT DATE_ADD(start_date, INTERVAL '30 days');
このクエリは、start_date
列の日付時刻に30日を加算した結果を返します。
+ INTERVAL
演算子は、日付時刻に間隔を加算するものです。DATE_ADD()
関数よりも簡潔に記述できますが、加算できる間隔は限られています。以下のように使用できます。
your_datetime_column + INTERVAL 'N days';
start_date + INTERVAL '30 days';
EXTRACT() 関数と CASE 式を使う
EXTRACT()
関数は、日付時刻から年、月、日などの要素を抽出するものです。CASE
式は、条件に応じて異なる値を返すものです。これらの機能を組み合わせて、以下のように日数を追加することができます。
SELECT CASE
WHEN EXTRACT(DAY FROM your_datetime_column) + N > 31
THEN DATE_ADD(your_datetime_column, INTERVAL 'N-31 days') + INTERVAL '1 month'
ELSE
DATE_ADD(your_datetime_column, INTERVAL 'N days')
END AS new_datetime;
このクエリは、以下の処理を行います。
EXTRACT(DAY FROM your_datetime_column) + N
が31より大きい場合、N-31
日を加算して1ヶ月進めます。- そうでない場合は、
N
日を加算します。
時限トリガーは、特定の時間に自動的に実行されるデータベースオブジェクトです。この機能を使って、毎日日付時刻に1日を加算するような処理を実行することができます。
この方法は、複雑なロジックが必要な場合や、定期的に処理を実行する必要がある場合に適しています。
- シンプルで汎用性の高い方法が必要な場合は、
DATE_ADD()
関数を使うのがおすすめです。 - 簡潔に記述したい場合は、
+ INTERVAL
演算子を使うことができます。 - 複雑なロジックが必要な場合は、
EXTRACT()
関数とCASE
式を使うことができます。 - 定期的に処理を実行する必要がある場合は、時限トリガーを使うことができます。
上記以外にも、PostgreSQL で日付時刻に日数を追加する方法には様々な方法があります。状況に応じて最適な方法を選択してください。
DATE_ADD() 関数を使う
-- 現在の時刻に30日を加算する
SELECT DATE_ADD(CURRENT_TIMESTAMP, INTERVAL '30 days');
-- '2024-04-12 21:26:00' に10日を加算する
SELECT DATE_ADD('2024-04-12 21:26:00', INTERVAL '10 days');
+ INTERVAL 演算子を使う
-- 現在の時刻に30日を加算する
SELECT CURRENT_TIMESTAMP + INTERVAL '30 days';
-- '2024-04-12 21:26:00' に10日を加算する
SELECT '2024-04-12 21:26:00' + INTERVAL '10 days';
-- '2024-04-12 21:26:00' に30日を加算する
SELECT CASE
WHEN EXTRACT(DAY FROM '2024-04-12 21:26:00') + 30 > 31
THEN DATE_ADD('2024-04-12 21:26:00', INTERVAL '29 days') + INTERVAL '1 month'
ELSE
DATE_ADD('2024-04-12 21:26:00', INTERVAL '30 days')
END AS new_datetime;
時限トリガーを使う
CREATE TABLE my_table (
id serial PRIMARY KEY,
created_at timestamp NOT NULL DEFAULT CURRENT_TIMESTAMP
);
CREATE TRIGGER add_one_day_to_created_at
BEFORE UPDATE ON my_table
FOR EACH ROW
BEGIN
NEW.created_at = NEW.created_at + INTERVAL '1 day';
END;
このトリガーは、my_table
テーブルの created_at
列が更新されるたびに、1日加算します。
注意事項
- 上記のコードはあくまでサンプルであり、状況に合わせて変更する必要があります。
- PostgreSQL のバージョンによって、使用できる機能が異なる場合があります。
- コードを実行する前に、PostgreSQL のドキュメントを参照してください。
PostgreSQLで日付時刻に日数を追加するその他の方法
TIMESTAMP_ADD()
関数は、DATE_ADD()
関数と似ていますが、より多くの種類の時間間隔に対応しています。秒、分、時なども加算することができます。以下のように使用できます。
SELECT TIMESTAMP_ADD(your_datetime_column, INTERVAL 'N days');
SELECT TIMESTAMP_ADD(start_date, INTERVAL '30 days 10 hours 30 minutes');
MAKEDATE() 関数と INTERVAL 型を使う
MAKEDATE()
関数は、年と月を指定して日付を作成するものです。INTERVAL
型は、時間間隔を表すものです。これらの機能を組み合わせて、以下のように日数を追加することができます。
SELECT your_datetime_column + INTERVAL 'N days' * INTERVAL '1 day';
start_date + INTERVAL '30 days' * INTERVAL '1 day';
算術演算子を使う
日付時刻は数値として扱うこともできます。そのため、算術演算子を使って日数を追加することができます。以下のように使用できます。
your_datetime_column + N;
start_date + 30;
ループを使って、1日ずつ日付時刻を進めることもできます。以下のように使用できます。
DECLARE
new_datetime timestamp;
i integer;
BEGIN
new_datetime := your_datetime_column;
FOR i IN 1..N LOOP
new_datetime := new_datetime + INTERVAL '1 day';
END LOOP;
RETURN new_datetime;
END;
- より多くの種類の時間間隔を扱う必要がある場合は、
TIMESTAMP_ADD()
関数を使うことができます。 - コードを簡潔に記述したい場合は、
MAKEDATE()
関数とINTERVAL
型を使うことができます。 - 処理速度が重要でない場合は、算術演算子を使うことができます。
- 複雑なロジックが必要な場合は、ループを使うことができます。
postgresql datetime