PostgreSQLインストール時に設定したパスワードを忘れた場合の対処方法
PostgreSQLのインストール時に設定したパスワードを忘れた場合の対処方法
方法1:PostgreSQLを再インストールする
これは最も簡単な方法ですが、データベース内のデータがすべて消去されます。
方法2:pg_hba.confファイルを編集する
この方法では、パスワードなしでPostgreSQLにログインできるようになります。
この方法では、パスワード認証方式を変更できます。
方法4:スーパーユーザーのパスワードをリセットする
この方法では、PostgreSQLのスーパーユーザーのパスワードをリセットできます。
- インストール時にパスワードを設定する。
- テキストエディタで
pg_hba.conf
ファイルを開く。 local
行のpassword
をtrust
に変更する。- ファイルを保存して閉じる。
- ログイン後、
ALTER USER
コマンドを使用してパスワードを変更する。
password_authentication
パラメータをmd5
に変更する。
- PostgreSQLをシングルユーザーモードで起動する。
ALTER USER postgres PASSWORD 'new_password'
コマンドを実行してスーパーユーザーのパスワードを変更する。\q
コマンドでPostgreSQLからログアウトする。
注意事項
- 上記の方法を実行する前に、必ずデータベースをバックアップしてください。
- パスワードを変更する際は、強力なパスワードを設定してください。
# /etc/postgresql/9.1/main/pg_hba.conf
# IPv4 local connections:
local all all trust
# IPv6 local connections:
host all all 127.0.0.1/32 trust
# /etc/postgresql/9.1/main/postgresql.conf
# Password authentication
password_authentication = md5
# PostgreSQLをシングルユーザーモードで起動する
sudo su - postgres -c "pg_ctl -D /var/lib/postgresql/9.1/main -m single"
# psqlコマンドを使用してPostgreSQLにログインする
psql -d postgres
# スーパーユーザーのパスワードを変更する
ALTER USER postgres PASSWORD 'new_password';
# PostgreSQLからログアウトする
\q
# PostgreSQLを通常モードで起動する
sudo service postgresql start
強力なパスワードとは、以下の条件を満たすパスワードです。
- 8文字以上であること
- 大文字と小文字が混在していること
- 辞書に載っていない単語であること
パスワード管理ツールを使用する
パスワードを安全に管理するために、パスワード管理ツールを使用することをおすすめします。
パスワード管理ツールとは、複数のパスワードを安全に管理できるソフトウェアです。
パスワード管理ツールを使用すると、すべてのパスワードを強力なパスワードに設定し、安全に管理することができます。
PostgreSQLパスワードをリセットする他の方法
方法5:OSのユーザーアカウントを使用する
PostgreSQLをインストール時に、OSのユーザーアカウントと同じパスワードを設定するように選択した場合、OSのユーザーアカウントのパスワードを変更することで、PostgreSQLのパスワードもリセットできます。
方法6:PostgreSQLのパスワードリセットツールを使用する
pg_resetpwなど、PostgreSQLのパスワードリセットツールを使用することができます。
方法7:データベースダンプから復元する
データベースのバックアップ(ダンプ)がある場合は、パスワード情報を含むダンプから復元することができます。
方法8:専門業者に依頼する
自分でパスワードをリセットすることが難しい場合は、専門業者に依頼することができます。
postgresql postgresql-9.1 forgot-password