PostgreSQL 特定スキーマのデータベースに保存されているすべての関数のリストを取得する方法
PostgreSQL 特定スキーマのデータベースに保存されているすべての関数のリストを取得する方法
方法 1: information_schema ビューを使用する
information_schema
ビューには、データベース内のオブジェクトに関する情報が含まれています。 以下のクエリを実行することで、特定のスキーマのすべての関数のリストを取得できます。
SELECT
function_name,
returns,
arguments
FROM information_schema.functions
WHERE schema_name = 'your_schema_name';
このクエリは、以下の情報を返します。
function_name
: 関数名returns
: 関数の戻り値のデータ型arguments
: 関数の引数のデータ型
方法 2: pg_catalog システムカタログを使用する
SELECT
proname AS function_name,
prorettype AS returns,
proargtypes AS arguments
FROM pg_catalog.pg_proc
WHERE pronamespace = (
SELECT oid
FROM pg_catalog.pg_namespace
WHERE nspname = 'your_schema_name'
);
このクエリは、information_schema
ビューを使用する方法と同様の情報を出力します。
方法 3: \df コマンドを使用する
psql コマンドラインツールを使用している場合は、\df
コマンドを実行することで、特定のスキーマのすべての関数のリストを取得できます。
\df -s your_schema_name
- 関数名
- 引数のデータ型
- 関数定義
上記以外にも、以下の方法で特定のスキーマのすべての関数のリストを取得できます。
- データベース管理ツールを使用する
- 独自の SQL クエリを作成する
補足
- 上記のクエリは、PostgreSQL 9.3 以降で使用できます。
- 特定のスキーマにのみアクセスできる権限を持っている場合は、
SET search_path
コマンドを使用して、そのスキーマを検索パスに追加する必要があります。
import psycopg2
# データベースへの接続
connection = psycopg2.connect(
database="your_database_name",
user="your_username",
password="your_password",
host="your_host",
port="your_port",
)
# カーソルの作成
cursor = connection.cursor()
# クエリの実行
cursor.execute("""
SELECT
function_name,
returns,
arguments
FROM information_schema.functions
WHERE schema_name = 'your_schema_name';
""")
# 結果の取得
results = cursor.fetchall()
# 結果の表示
for row in results:
print(f"関数名: {row[0]}")
print(f"戻り値: {row[1]}")
print(f"引数: {row[2]}")
print()
# カーソルのクローズ
cursor.close()
# データベース接続のクローズ
connection.close()
このコードを編集することで、他の方法で特定のスキーマのすべての関数のリストを取得することができます。
特定スキーマのデータベースに保存されているすべての関数のリストを取得するその他の方法
データベース管理ツールを使用する
多くのデータベース管理ツールには、特定スキーマのすべての関数のリストを表示する機能があります。 以下は、いくつかの一般的なデータベース管理ツールとその機能の例です。
- pgAdmin4:
- オブジェクトブラウザでスキーマを展開し、「関数」ノードを選択
- 右クリックして、「クエリを表示」を選択
- 以下のクエリが表示されます:
SELECT *
FROM information_schema.functions
WHERE schema_name = 'your_schema_name';
- DBeaver:
- ナビゲータでスキーマを展開し、「関数」フォルダを選択
- 関数名をクリックして詳細を表示
- 詳細パネルには、関数の定義、引数、戻り値の情報が表示されます
独自の SQL クエリを作成する
information_schema
ビューや pg_catalog
システムカタログを使用して、独自の SQL クエリを作成することができます。 以下の例は、特定スキーマのすべての関数の名前と引数リストを取得するクエリです。
SELECT
function_name,
arguments
FROM information_schema.functions
WHERE schema_name = 'your_schema_name';
\df -s public
その他のツール
上記のツール以外にも、特定スキーマのデータベースに保存されているすべての関数のリストを取得するのに役立つツールがいくつかあります。 以下は、いくつかの例です。
- sqlfluff: SQL コードのフォーマッターおよび静的コード分析ツール
- pgFormatter: SQL コードのフォーマッター
- pgsql-lint: SQL コードの静的コード分析ツール
これらのツールは、関数のリストだけでなく、関数の定義、引数、戻り値の情報も表示することができます。
特定スキーマのデータベースに保存されているすべての関数のリストを取得するには、いくつかの方法があります。 上記で説明した方法を参考に、ニーズに合った方法を選択してください。
postgresql function