データベースビューとは?メリットと作成方法を分かりやすく解説
SQLデータベースにおけるビュー作成の理由
- データの簡素化と可読性の向上
- データセキュリティの強化
- パフォーマンスの向上
- コードの再利用と保守性の向上
複数のテーブルにまたがる複雑なクエリを、単純なSELECT文で実行できるようにします。
例:
-- 複数のテーブルを結合して、顧客の名前、注文日、商品名を取得する
CREATE VIEW vw_orders AS
SELECT
c.name,
o.order_date,
p.product_name
FROM
customers c
INNER JOIN orders o ON c.id = o.customer_id
INNER JOIN products p ON o.product_id = p.id;
-- ビューを使って、シンプルなSELECT文でデータを取得
SELECT * FROM vw_orders;
直接アクセスできない仮想テーブルとして機能するため、機密データへのアクセスを制御しやすくなります。
-- 顧客の個人情報を除いたビューを作成
CREATE VIEW vw_customers_public AS
SELECT
c.name,
c.city,
c.state
FROM
customers c;
-- ビューを使って、個人情報を隠蔽した状態でデータを取得
SELECT * FROM vw_customers_public;
頻繁に実行する複雑なクエリをビューとして保存することで、クエリの実行時間を短縮できます。
同じクエリを複数回使用する場合、ビューとして保存することでコードの冗長性を排除し、保守性を向上できます。
SQLデータベースにおけるビューは、データの簡素化、可読性向上、データセキュリティ強化、パフォーマンス向上、コードの再利用と保守性向上など、様々なメリットをもたらします。データベース設計において、積極的に活用することを検討しましょう。
- ビューは仮想テーブルであり、実際のデータは保存されません。
- ビューは更新できません。
- ビューは、作成に使用したテーブルの構造が変更されると、無効になる可能性があります。
CREATE VIEW vw_orders AS
SELECT
c.name,
o.order_date,
p.product_name
FROM
customers c
INNER JOIN orders o ON c.id = o.customer_id
INNER JOIN products p ON o.product_id = p.id;
-- ビューを使って、シンプルなSELECT文でデータを取得
SELECT * FROM vw_orders;
顧客の個人情報を除いたビュー
CREATE VIEW vw_customers_public AS
SELECT
c.name,
c.city,
c.state
FROM
customers c;
-- ビューを使って、個人情報を隠蔽した状態でデータを取得
SELECT * FROM vw_customers_public;
頻繁に実行する複雑なクエリをビューとして保存
-- 過去30日間の注文データを取得するビュー
CREATE VIEW vw_orders_last_30_days AS
SELECT
*
FROM
orders
WHERE
order_date >= CURRENT_DATE - INTERVAL '30 days';
-- ビューを使って、過去30日間の注文データを取得
SELECT * FROM vw_orders_last_30_days;
-- 顧客の注文履歴を取得するビュー
CREATE VIEW vw_customer_orders AS
SELECT
c.name,
o.order_date,
p.product_name
FROM
customers c
INNER JOIN orders o ON c.id = o.customer_id
INNER JOIN products p ON o.product_id = p.id;
-- ビューを使って、顧客の注文履歴を表示する画面
SELECT * FROM vw_customer_orders
WHERE
c.name = '山田太郎';
-- ビューを使って、顧客の注文履歴を分析するレポート
SELECT
c.name,
COUNT(*) AS order_count
FROM
vw_customer_orders
GROUP BY
c.name;
- 実際のコードは、環境や要件に合わせて変更する必要があります。
データベースビューを作成する他の方法
SSMS を使用してビューを作成する手順
- SSMS を起動し、データベースに接続します。
- オブジェクト エクスプローラーで、ビュー フォルダーを展開します。
- 新しいビュー を右クリックし、新しいビュー を選択します。
- ビューの作成 ダイアログボックスで、以下の項目を入力します。
- 名前: ビューの名前
- スキーマ: ビューのスキーマ
- クエリ: ビューの定義に使用される SELECT 文
- OK をクリックします。
- Transact-SQL (T-SQL) を使用して、直接ビューを作成することもできます。
- Visual Studio などの開発ツールを使用して、ビューを作成することもできます。
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