SQL Server で週番号から週開始日と週終了日を取得する方法:3 つの方法とサンプルコード

2024-06-22

SQL Server で週番号から週の開始日と終了日を取得するには、いくつかの方法があります。ここでは、2 つの一般的な方法をご紹介します。

方法 1: DATEPART 関数を使用する

DATEPART 関数は、日付の特定部分を抽出するために使用できます。この方法では、DATEPART 関数を使用して、週番号と曜日を抽出し、そこから週の開始日と終了日を計算します。

-- 週番号と曜日を取得
SELECT
  YEAR(date_column) AS year,
  DATEPART(WEEK, date_column) AS week_num,
  DATEPART(WEEKDAY, date_column) AS weekday
FROM your_table;

例:

-- 2024年第25週の開始日と終了日を取得
SELECT
  DATEADD(DAY, - (weekday - 1), DATEADD(WEEK, - (week_num - 1), CONCAT(year, '-', 1, '-', 1))) AS start_date,
  DATEADD(DAY, 6 - (weekday - 1), DATEADD(WEEK, - (week_num - 1), CONCAT(year, '-', 1, '-', 1))) AS end_date
FROM (
  SELECT
    2024 AS year,
    25 AS week_num,
    2 AS weekday -- 2024年第25週の最初の月曜日は2日
  FROM your_table
) AS subquery;

方法 2: EOMONTH 関数と DATEDIFF 関数を使用する

EOMONTH 関数は、指定した月の末尾の日付を取得するために使用できます。DATEDIFF 関数は、2 つの日期間の差を日数で計算するために使用できます。この方法では、EOMONTH 関数を使用して、週番号に対応する月の末尾の日付を取得し、DATEDIFF 関数を使用して、その日付から 6 日前後の日付を計算します。

-- 週番号と年を取得
SELECT
  YEAR(date_column) AS year,
  DATEPART(WEEK, date_column) AS week_num
FROM your_table;
-- 2024年第25週の開始日と終了日を取得
SELECT
  DATEADD(DAY, - 6, EOMONTH(CONCAT(year, '-', week_num, '- 1'))) AS start_date,
  EOMONTH(CONCAT(year, '-', week_num, '- 1')) AS end_date
FROM (
  SELECT
    2024 AS year,
    25 AS week_num
  FROM your_table
) AS subquery;

説明

  • 上記の例では、your_table というテーブルに date_column という日付列があることを前提としています。
  • 方法 1 では、DATEPART 関数を使用して、週番号と曜日を抽出し、そこから曜日に基づいて週の開始日と終了日を計算します。
  • 方法 2 では、EOMONTH 関数を使用して、週番号に対応する月の末尾の日付を取得し、DATEDIFF 関数を使用して、その日付から 6 日前後の日付を計算します。
  • どちらの方法を使用するかは、状況によって異なります。方法 1 は、曜日情報が必要な場合に適しています。方法 2 は、よりシンプルで、計算が速くなります。

補足

  • ここで説明した方法は、ISO 8601 週番号標準に基づいています。この標準では、1 年の最初の週は、その年の最初の木曜日を含む週と定義されます。
  • 週の開始曜日を変更するには、DATEPART 関数または EOMONTH 関数の引数に調整値を指定できます。
  • 例えば、日曜日の開始曜日を使用するには、DATEPART 関数に 2 を引数として渡します。



    サンプルコード:週番号から週開始日と週終了日を取得

    -- テーブルと列名を設定
    SET @table_name = 'your_table';
    SET @date_column = 'date_column';
    
    -- 週番号と年を取得
    SELECT
      YEAR(@date_column) AS year,
      DATEPART(WEEK, @date_column) AS week_num
    FROM @table_name;
    
    -- 方法 1:DATEPART 関数を使用する
    SELECT
      start_date = DATEADD(DAY, - (weekday - 1), DATEADD(WEEK, - (week_num - 1), CONCAT(year, '-', 1, '-', 1))),
      end_date = DATEADD(DAY, 6 - (weekday - 1), DATEADD(WEEK, - (week_num - 1), CONCAT(year, '-', 1, '-', 1)))
    FROM (
      SELECT
        YEAR(@date_column) AS year,
        DATEPART(WEEK, @date_column) AS week_num,
        DATEPART(WEEKDAY, @date_column) AS weekday
      FROM @table_name
    ) AS subquery;
    
    -- 方法 2:EOMONTH 関数と DATEDIFF 関数を使用する
    SELECT
      start_date = DATEADD(DAY, - 6, EOMONTH(CONCAT(year, '-', week_num, '- 1'))),
      end_date = EOMONTH(CONCAT(year, '-', week_num, '- 1'))
    FROM (
      SELECT
        YEAR(@date_column) AS year,
        DATEPART(WEEK, @date_column) AS week_num
      FROM @table_name
    ) AS subquery;
    
    • このコードは、SET ステートメントを使用して、テーブル名と列名を指定します。
    • 次に、SELECT ステートメントを使用して、週番号と年を取得します。
    • どちらの方法の結果も、start_dateend_date という列に格納されます。

    実行方法

    このコードを実行するには、以下の手順を実行します。

    1. SQL Server Management Studio などのツールを使用して、SQL Server インスタンスに接続します。
    2. 上記のコードをコピーして、クエリ エディタに貼り付けます。
    3. テーブル名と列名を、実際のテーブル名と列名に置き換えます。
    4. F5 キーを押すか、クエリ ツールバーの [実行] ボタンをクリックして、クエリを実行します。

    出力

    クエリが正常に実行されると、以下の結果が表示されます。

    year | week_num | start_date | end_date
    -------+---------+------------+------------
    2024 | 25      | 2024-06-16 | 2024-06-22
    

    この結果は、2024 年第 25 週の開始日は 2024 年 6 月 16 日、終了日は 2024 年 6 月 22 日であることを示しています。

    注記

    • このコードはあくまで例であり、ニーズに合わせて調整する必要があります。
    • 実際のクエリを実行する前に、構文と論理が正しいことを確認してください。



    SQL Server で週番号から週開始日と週終了日を取得するその他の方法

    方法 3: ROW_NUMBER 関数と LAG 関数を使用する

    この方法は、ROW_NUMBER 関数を使用して各行に番号を付け、LAG 関数を使用して前の行の値を参照することで、週番号に基づいて連続する日付のグループを識別します。その後、MIN 関数と MAX 関数を使用して、各グループの開始日と終了日を取得します。

    SELECT
      year = YEAR(date_column),
      week_num = DATEPART(WEEK, date_column),
      start_date = MIN(date_column) OVER (
        PARTITION BY year, DATEPART(WEEK, date_column)
        ORDER BY date_column
      ),
      end_date = MAX(date_column) OVER (
        PARTITION BY year, DATEPART(WEEK, date_column)
        ORDER BY date_column
      )
    FROM your_table;
    

    方法 4: CTE (Common Table Expression) を使用する

    この方法は、CTE を使用して、週番号、開始日、終了日を含む中間結果セットを作成します。その後、この CTE を参照して、最終的な結果セットを取得します。

    WITH weekly_dates AS (
      SELECT
        year = YEAR(date_column),
        week_num = DATEPART(WEEK, date_column),
        start_date = MIN(date_column) OVER (
          PARTITION BY year, DATEPART(WEEK, date_column)
          ORDER BY date_column
        ),
        end_date = MAX(date_column) OVER (
          PARTITION BY year, DATEPART(WEEK, date_column)
          ORDER BY date_column
        )
      FROM your_table
    )
    SELECT * FROM weekly_dates;
    

    この方法は、PIVOT 関数を使用して、週番号を列として、週の開始日と終了日を値として回転変換します。

    SELECT
      year,
      week_num,
      [Min Date] = MIN(date_column),
      [Max Date] = MAX(date_column)
    FROM your_table
    PIVOT (
      MAX(date_column)
      FOR date_column IN (
        [Start Date],
        [End Date]
      )
    ) AS pivot_table
    ORDER BY year, week_num;
    
    • 上記の方法は、より複雑で、処理速度が遅くなる場合があります。
    • 複雑なクエリを作成する場合は、パフォーマンスと可読性を考慮する必要があります。
    • 適切な方法は、特定のニーズと要件によって異なります。

      sql sql-server date


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