SQLで文字数条件を満たすデータを抽出: 4つの方法とサンプルコード

2024-05-14

SQLで「x文字より多い/少ない」データを選択する

SQLで、特定の文字数よりも多い/少ない文字列を持つレコードを選択することは、様々な場面で役立ちます。例えば、顧客の名前が10文字以上である顧客を抽出したり、商品名が5文字以下の商品を見つけたりすることができます。

方法

この操作には、主に以下の2つの方法があります。

LENGTH関数と比較演算子を使用する

LENGTH関数は、文字列の長さを返す関数です。比較演算子は、2つの値を比較し、真偽値を返すものです。

SELECT *
FROM your_table
WHERE LENGTH(your_column) > x; -- x文字より多いデータを選択

上記の例では、your_table テーブルの your_column 列において、文字数が x より多いレコードをすべて選択します。

同様に、以下の比較演算子を使用して、x文字より少ないデータを選択することもできます。

  • <: 小さい
  • <=: 以下
  • =: 等しい
  • >: 大きい
SELECT *
FROM your_table
WHERE LENGTH(your_column) < x; -- x文字より少ないデータを選択

SUBSTRING関数と文字列比較を使用する

SUBSTRING関数は、文字列の一部を抽出する関数です。この関数を使用して、文字列の先頭/末尾から特定の文字数を取り出し、それを別の文字列と比較することで、条件に合致するレコードを選択することができます。

SELECT *
FROM your_table
WHERE SUBSTRING(your_column, 1, x) = your_string; -- 先頭x文字がyour_stringと一致するデータを選択
SELECT *
FROM your_table
WHERE SUBSTRING(your_column, -x) = your_string; -- 末尾x文字がyour_stringと一致するデータを選択

補足

  • 上記の例では、単一の列を選択していますが、複数の列を選択したり、WHERE句に他の条件を追加したりすることもできます。
  • 実際のクエリは、使用するデータベースやテーブルの構造に合わせて調整する必要があります。
  • 複雑な条件の場合は、CASE式や結合などのテクニックを組み合わせることもできます。

上記以外にも、様々な方法で「x文字より多い/少ない」データを選択することができます。最適な方法は、状況やデータの種類によって異なります。




例:顧客の名前が10文字以上である顧客を抽出する

SELECT *
FROM customers
WHERE LENGTH(name) > 10;

説明

  • customers テーブルからすべてのレコードを選択します。
  • WHERE 句を使用して、name 列の長さが10より大きいレコードのみを選択します。
  • LENGTH(name) > 10 は、name 列の長さが10より大きい場合に真を返す条件式です。

例:商品名が5文字以下の商品を見つけ出す

SELECT *
FROM products
WHERE SUBSTRING(name, 1, 5) = product_name;
  • WHERE 句を使用して、name 列の先頭5文字が product_name と一致するレコードのみを選択します。
  • SUBSTRING(name, 1, 5) = product_name は、name 列の先頭5文字が product_name と一致する場合に真を返す条件式です。



SQLで「x文字より多い/少ない」データを選択する:その他の方法

LIKE演算子は、文字列の一致パターンを指定するために使用されます。「x文字より多い/少ない」データを選択する場合、以下のパターンを使用することができます。

  • %x%: x文字を含む文字列
  • x%: 先頭がx文字である文字列
SELECT *
FROM your_table
WHERE your_column LIKE '%x%'; -- x文字を含むデータを選択

同様に、以下のパターンを使用して、先頭x文字が一致するデータや、末尾x文字が一致するデータを選択することもできます。

SELECT *
FROM your_table
WHERE your_column LIKE 'x%'; -- 先頭x文字が一致するデータを選択
SELECT *
FROM your_table
WHERE your_column LIKE '%x'; -- 末尾x文字が一致するデータを選択

REGEXP関数を使用する

SELECT *
FROM your_table
WHERE REGEXP(your_column, '.*x.*'); -- x文字を含むデータを選択
SELECT *
FROM your_table
WHERE REGEXP(your_column, '^x.*'); -- 先頭x文字が一致するデータを選択
SELECT *
FROM your_table
WHERE REGEXP(your_column, '.*x$'); -- 末尾x文字が一致するデータを選択

CASE式を使用する

SELECT *
FROM your_table
CASE
  WHEN LENGTH(your_column) > x THEN 'x文字より多い'
  WHEN LENGTH(your_column) < x THEN 'x文字より少ない'
  ELSE NULL
END AS length_category;
  • x文字より多い: your_column 列の長さがxより大きい場合

ウィンドウ関数を使用する

SELECT *
FROM your_table
OVER (PARTITION BY your_column_group_by_column
      ORDER BY your_column)
WHERE length_rank > x; -- x文字より多いデータを選択

上記の例では、your_column_group_by_column 列でパーティション化し、your_column 列で昇順にソートしたレコードグループ内で、length_rank がxより大きいレコードをすべて選択します。


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