【保存版】OracleデータベースでGUIDを格納する!RAWデータ型、VARCHAR2データ型、UUIDデータ型を徹底比較
概要
Oracleデータベースには、GUIDを格納するためのいくつかの方法があります。それぞれの方法には長所と短所があり、要件に応じて適切な方法を選択する必要があります。
方法
RAWデータ型
- 概要: 16バイトのバイナリデータとしてGUIDを格納します。
- 長所: シンプルで効率的な方法です。
- 短所: GUIDを直接操作するには、データベース関数を使いこなす必要があります。
- 例:
CREATE TABLE my_table (
id RAW(16) PRIMARY KEY
);
INSERT INTO my_table (id)
VALUES (SYS_GUID());
VARCHAR2データ型
- 概要: GUIDを文字列として格納します。
- 長所: GUIDを直接操作しやすくなります。
- 短所: RAWデータ型よりも多くのストレージ容量が必要です。
CREATE TABLE my_table (
id VARCHAR2(32) PRIMARY KEY
);
INSERT INTO my_table (id)
VALUES (TO_CHAR(SYS_GUID(), 'X'));
UUIDデータ型
- 概要: Oracle 12c以降で導入された、GUID専用のデータ型です。
- 短所: Oracle 12c以前のバージョンでは使用できません。
CREATE TABLE my_table (
id UUID PRIMARY KEY
);
INSERT INTO my_table (id)
VALUES (SYS_GUID());
その他の考慮事項
- パフォーマンス: 頻繁にGUIDを比較する必要がある場合は、RAWデータ型が最良のパフォーマンスを提供します。
- ストレージ: VARCHAR2データ型はRAWデータ型よりも多くのストレージ容量を必要とします。
- 互換性: UUIDデータ型はOracle 12c以降でのみ使用できます。
RAWデータ型
-- テーブル作成
CREATE TABLE my_table (
id RAW(16) PRIMARY KEY,
name VARCHAR2(255)
);
-- GUID生成と挿入
INSERT INTO my_table (id, name)
VALUES (SYS_GUID(), 'John Doe');
-- GUID取得
SELECT id, name FROM my_table WHERE id = SYS_GUID();
-- GUID比較
SELECT id, name FROM my_table WHERE id > SYS_GUID();
VARCHAR2データ型
-- テーブル作成
CREATE TABLE my_table (
id VARCHAR2(32) PRIMARY KEY,
name VARCHAR2(255)
);
-- GUID生成と挿入
INSERT INTO my_table (id, name)
VALUES (TO_CHAR(SYS_GUID(), 'X'), 'John Doe');
-- GUID取得
SELECT id, name FROM my_table WHERE id = TO_CHAR(SYS_GUID(), 'X');
-- GUID比較
SELECT id, name FROM my_table WHERE id > TO_CHAR(SYS_GUID(), 'X');
UUIDデータ型
-- テーブル作成
CREATE TABLE my_table (
id UUID PRIMARY KEY,
name VARCHAR2(255)
);
-- GUID生成と挿入
INSERT INTO my_table (id, name)
VALUES (SYS_GUID(), 'John Doe');
-- GUID取得
SELECT id, name FROM my_table WHERE id = SYS_GUID();
-- GUID比較
SELECT id, name FROM my_table WHERE id > SYS_GUID();
補足
- 上記のコードは、基本的な例です。実際の使用例では、要件に応じて変更する必要があります。
- GUIDを生成するには、
SYS_GUID()
関数を使用します。 - GUIDを比較するには、
>
演算子を使用できます。 - GUIDを文字列に変換するには、
TO_CHAR()
関数を使用できます。
OracleデータベースにGUIDを格納するその他の方法
オブジェクト識別子 (OID)
- 概要: Oracleデータベースは、すべての行に自動的にOIDを割り当てます。OIDは、行を一意に識別するための16バイトの値です。
- 短所: OIDは変更できないため、外部キーとして使用するには適していません。
CREATE TABLE my_table (
id NUMBER PRIMARY KEY,
name VARCHAR2(255)
);
INSERT INTO my_table (id, name)
VALUES (1, 'John Doe');
SELECT OID FROM my_table WHERE id = 1;
ROWID
- 概要: ROWIDは、データベース内の行の物理的な位置を表す値です。
CREATE TABLE my_table (
id NUMBER PRIMARY KEY,
name VARCHAR2(255)
);
INSERT INTO my_table (id, name)
VALUES (1, 'John Doe');
SELECT ROWID FROM my_table WHERE id = 1;
第三者製ツール
- 概要: GUIDを生成および管理するための第三者製ツールを使用することができます。
- 長所: 多くの場合、高度な機能を提供します。
- 短所: 追加の費用がかかる場合があります。
database oracle guid