データベースの動作をカスタマイズ: SQLAlchemyとSQLite PRAGMAステートメントの連携

2024-06-03

SQLAlchemy で SQLite PRAGMA ステートメントを設定する方法

SQLite には、PRAGMA ステートメントと呼ばれる特殊なコマンドセットがあります。これらのステートメントを使用して、データベースの動作を制御できます。

SQLAlchemy では、execute() メソッドを使用して PRAGMA ステートメントを実行できます。このメソッドは、SQLAlchemy エンジンまたは接続オブジェクトに対して呼び出すことができます。

以下に、SQLAlchemy で PRAGMA ステートメントを設定する方法の例を示します。

from sqlalchemy import create_engine

# SQLite データベースへの接続を作成
engine = create_engine("sqlite:///mydatabase.db")

# `foreign_keys` PRAGMA ステートメントを実行して、外部キー制約を有効にします
engine.execute("PRAGMA foreign_keys = ON")

# ...

# データベースとの操作を実行

この例では、foreign_keys PRAGMA ステートメントを実行して、データベースの外部キー制約を有効にしています。

  • cache_size PRAGMA ステートメントを使用して、キャッシュサイズを設定できます。

注意事項:

  • PRAGMA ステートメントは、データベース接続に対してのみ実行できます。
  • PRAGMA ステートメントは、データベースの動作を永続的に変更する可能性があることに注意してください。
  • PRAGMA ステートメントを実行する前に、SQLite ドキュメントを参照することをお勧めします。



    サンプルコード:SQLite PRAGMA ステートメントを SQLAlchemy で設定する

    from sqlalchemy import create_engine
    
    # SQLite データベースへの接続を作成
    engine = create_engine("sqlite:///mydatabase.db")
    
    # `foreign_keys` PRAGMA ステートメントを実行して、外部キー制約を有効にします
    engine.execute("PRAGMA foreign_keys = ON")
    
    # キャッシュサイズを 1024 ページに設定
    engine.execute("PRAGMA cache_size = 1024")
    
    # ジャーナリングモードを WAL に設定
    engine.execute("PRAGMA journal_mode = WAL")
    
    # 同期モードを OFF に設定
    engine.execute("PRAGMA synchronous = OFF")
    
    # ...
    
    # データベースとの操作を実行
    

    このコードでは、以下の PRAGMA ステートメントを実行しています。

    • foreign_keys = ON: 外部キー制約を有効にします。
    • cache_size = 1024: キャッシュサイズを 1024 ページに設定します。
    • journal_mode = WAL: ジャーナリングモードを WAL に設定します。
    • synchronous = OFF: 同期モードを OFF に設定します。

    これらの設定は、データベースの動作を調整するのに役立ちます。

    • 上記のコードはあくまで一例であり、必要に応じて変更する必要があります。



      SQLAlchemy で SQLite PRAGMA ステートメントを設定するその他の方法

      Dialect オブジェクトを使用する:

      SQLAlchemy の Dialect オブジェクトには、pragma() メソッドが用意されています。このメソッドを使用して、PRAGMA ステートメントを実行できます。

      from sqlalchemy import create_engine
      
      # SQLite データベースへの接続を作成
      engine = create_engine("sqlite:///mydatabase.db")
      
      # `pragma()` メソッドを使用して、`foreign_keys` PRAGMA ステートメントを実行します
      engine.dialect.pragma("foreign_keys", "ON")
      
      # ...
      
      # データベースとの操作を実行
      

      この方法は、execute() メソッドよりも簡潔に記述できます。

      SQLAlchemy の MetaData オブジェクトには、execute_as_ddl() メソッドが用意されています。このメソッドを使用して、DDL ステートメントを実行できます。PRAGMA ステートメントは DDL ステートメントとして分類されるため、このメソッドを使用して実行できます。

      from sqlalchemy import create_engine, MetaData
      
      # SQLite データベースへの接続を作成
      engine = create_engine("sqlite:///mydatabase.db")
      
      # メタデータオブジェクトを作成
      metadata = MetaData()
      
      # `execute_as_ddl()` メソッドを使用して、`foreign_keys` PRAGMA ステートメントを実行します
      metadata.execute_as_ddl(engine, "PRAGMA foreign_keys = ON")
      
      # ...
      
      # データベースとの操作を実行
      

      この方法は、PRAGMA ステートメントを他の DDL ステートメントと一緒に実行する場合に役立ちます。

      from sqlalchemy import create_engine
      
      # SQLite データベースへの接続を作成
      engine = create_engine("sqlite:///mydatabase.db")
      
      # 接続オブジェクトを取得
      connection = engine.connect()
      
      # `execute()` メソッドを使用して、`foreign_keys` PRAGMA ステートメントを実行します
      connection.execute("PRAGMA foreign_keys = ON")
      
      # ...
      
      # データベースとの操作を実行
      
      # 接続を閉じる
      connection.close()
      
      • 上記の方法はいずれも、データベース接続に対してのみ実行できます。

        sqlite sqlalchemy


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