InnoDBストレージエンジンにおける固定長フォーマットと可変長フォーマットのパフォーマンス比較
MySQLの行フォーマット:固定長と可変長の比較
- 固定長フォーマット
それぞれのフォーマットにはメリットとデメリットがあり、テーブルの構造やデータの性質によって最適なフォーマットが変わってきます。
固定長フォーマットは、すべての行が同じ長さに設定されるフォーマットです。
メリット
- データアクセス速度が速い
- ストレージ効率が良い
- インデックスのパフォーマンスが向上する
- 空白スペースが多くなる
- VARCHAR型やTEXT型など可変長のデータ型を効率的に格納できない
使用例
- 固定長のデータが多いテーブル
- アクセス速度が重要なテーブル
可変長フォーマットは、各行の長さがデータによって異なるフォーマットです。
- ストレージ容量を節約したいテーブル
どちらのフォーマットを選ぶべきかは、テーブルの構造やデータの性質によって異なります。
固定長フォーマットは、データアクセス速度が重要で、可変長のデータが少ないテーブルに適しています。
- 上記は基本的な解説であり、より詳細な情報は上記の参考資料を参照してください。
- テーブルの構造やデータ量が多い場合は、実際に両方のフォーマットを試して比較することをお勧めします。
CREATE TABLE users (
id INT NOT NULL AUTO_INCREMENT,
name VARCHAR(255) NOT NULL,
email VARCHAR(255) NOT NULL,
PRIMARY KEY (id)
) ROW_FORMAT=FIXED;
CREATE TABLE users (
id INT NOT NULL AUTO_INCREMENT,
name VARCHAR(255) NOT NULL,
email VARCHAR(255) NOT NULL,
PRIMARY KEY (id)
) ROW_FORMAT=DYNAMIC;
テーブル作成時のオプション
CREATE TABLE users (
id INT NOT NULL AUTO_INCREMENT,
name VARCHAR(255) NOT NULL,
email VARCHAR(255) NOT NULL,
PRIMARY KEY (id)
) ROW_FORMAT=FIXED;
ALTER TABLE ステートメント
既存のテーブルのフォーマットを変更するには、ALTER TABLE
ステートメントを使用できます。
ALTER TABLE users ROW_FORMAT=DYNAMIC;
MySQL WorkbenchなどのGUIツールを使用して、テーブルのフォーマットを変更することもできます。
- MySQL Workbenchでデータベースに接続します。
- テーブルを右クリックして、「テーブルの変更」を選択します。
- 「ストレージ」タブを選択します。
- 「行フォーマット」ドロップダウンリストから、希望するフォーマットを選択します。
- 「OK」をクリックします。
注意点
- テーブルのフォーマットを変更すると、データの互換性が失われる可能性があります。
- フォーマットを変更する前に、必ずテーブルのバックアップを取ってください。
- フォーマットを変更する前に、テーブルにアクセスしているすべてのアプリケーションを停止してください。
mysql table-structure