MariaDB 10.4でauth_socket.soプラグインが不要になった理由と影響
MariaDB 10.4以降でauth_socket.soが不要になった理由と影響
回答:
MariaDB 10.4以降でauth_socket.soが不要になった理由
MariaDB 10.4以降では、unix_socket
認証プラグインがデフォルトでインストールされ、root
@localhost
ユーザーアカウントで使用されます。この変更により、auth_socket.so
プラグインは不要になりました。
- 利点
- サーバーの複雑さが軽減されます。
- 起動時間が短縮されます。
- メモリ使用量が削減されます。
- 欠点
- 以前のバージョンのMariaDBと互換性がなくなります。
auth_socket.so
プラグインに依存するアプリケーションは動作しなくなります。
影響を受けるユーザー
以下のユーザーは影響を受ける可能性があります。
auth_socket.so
プラグインを明示的に使用しているユーザー- 古いバージョンのMariaDBクライアントを使用しているユーザー
影響を受けるユーザーは以下の対応を行う必要があります。
- MariaDBクライアントを最新バージョンにアップグレードする
その他
- 上記の情報は2024年3月18日時点のものであり、今後変更される可能性があります。
- 具体的な対応方法については、システム管理者またはMariaDBの専門家に相談することをお勧めします。
MariaDB 10.4以降でauth_socket.soプラグインを使用しない例
# MariaDB 10.3以前
CREATE USER 'user'@'localhost' IDENTIFIED WITH auth_socket;
# MariaDB 10.4以降
CREATE USER 'user'@'localhost';
古いバージョンのMariaDBクライアントを使用する場合
# MariaDB 10.3以前
mysql -u root -S /var/run/mysqld/mysqld.sock
# MariaDB 10.4以降
mysql -u root -h localhost -P 3306
MariaDB 10.4以降でauth_socket.soプラグインを使用する代替方法
PAM認証を使用すると、MariaDBをシステムの認証機構と統合することができます。
SSL/TLS認証を使用すると、MariaDBを安全な接続で使用するように設定することができます。
独自の認証プラグインを開発して、MariaDBで使用することができます。
注意事項
- 上記の方法は、
auth_socket.so
プラグインよりも複雑な場合があります。 - 上記の方法は、すべての環境で利用できるわけではありません。
おすすめ
- MariaDB 10.4以降では、
unix_socket
認証プラグインを使用することをおすすめします。 - 上記の代替方法を使用する必要がある場合は、専門家に相談することをおすすめします。
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