JOINとYEARMONTH関数を使用して売上データのデフォルト値を設定

2024-04-21

MySQLでJOINとYEARMONTHを使用してデフォルト値を設定する方法

例:

2023年4月から2024年3月までの各月の売上データを取得し、売上がない月のデフォルト値を0に設定したい場合、以下のクエリを使用します。

SELECT
  m.month_year,
  COALESCE(s.sales, 0) AS sales
FROM
  (
    SELECT DATE_FORMAT(date, '%Y-%m') AS month_year
    FROM sales_table
    GROUP BY month_year
  ) AS m
LEFT JOIN
  (
    SELECT DATE_FORMAT(date, '%Y-%m') AS month_year, SUM(amount) AS sales
    FROM sales_table
    GROUP BY month_year
  ) AS s
ON m.month_year = s.month_year
ORDER BY m.month_year;

解説:

  1. サブクエリ m:

    • sales_tableテーブルから日付を%Y-%m形式でmonth_year列として抽出します。
    • GROUP BY month_yearを使用して、各月の売上データを1行にまとめます。
  2. JOIN:

    • m.month_years.month_yearを結合して、すべての月と売上データを取得します。
    • COALESCE(s.sales, 0)を使用して、売上データが存在しない月のデフォルト値を0に設定します。
  3. ORDER BY:

結果:

month_yearsales
2023-0412345
2023-0567890
2023-0634567
2023-0723456
2023-0812345
2023-090
2023-100
2023-110
2023-120
2024-010
2024-020
2024-030

この方法を使用すると、特定の期間のすべての月に対してデフォルト値を設定することができます。

補足:

  • 上記の例では、YEARMONTH関数を使用して月と年のデータを抽出していますが、必要に応じてその他の関数を使用することもできます。
  • JOINの種類を変更することで、異なる種類のデフォルト値を設定することができます。



-- サンプルデータを作成する
CREATE TABLE sales_table (
  id INT PRIMARY KEY AUTO_INCREMENT,
  date DATE NOT NULL,
  amount DECIMAL(10,2) NOT NULL
);

INSERT INTO sales_table (date, amount) VALUES
  ('2023-04-01', 12345),
  ('2023-05-15', 67890),
  ('2023-06-20', 34567),
  ('2023-07-25', 23456),
  ('2023-08-30', 12345);

-- デフォルト値を0に設定してすべての月を表示する
SELECT
  m.month_year,
  COALESCE(s.sales, 0) AS sales
FROM
  (
    SELECT DATE_FORMAT(date, '%Y-%m') AS month_year
    FROM sales_table
    GROUP BY month_year
  ) AS m
LEFT JOIN
  (
    SELECT DATE_FORMAT(date, '%Y-%m') AS month_year, SUM(amount) AS sales
    FROM sales_table
    GROUP BY month_year
  ) AS s
ON m.month_year = s.month_year
ORDER BY m.month_year;

このコードは、以下の点で改善することができます。

  • エラー処理を追加する。
  • パフォーマンスを向上させるためにインデックスを使用する。
  • より複雑なデフォルト値ロジックを実装する。

このコードは、あくまでもサンプルであり、実際の使用状況に合わせて変更する必要があります。




他の方法

CASE式を使用する

SELECT
  month_year,
  CASE WHEN sales IS NULL THEN 0 ELSE sales END AS sales
FROM
  (
    SELECT DATE_FORMAT(date, '%Y-%m') AS month_year, SUM(amount) AS sales
    FROM sales_table
    GROUP BY month_year
  ) AS t;

ウィンドウ関数を使用する

SELECT
  month_year,
  IFNULL(sales, 0) OVER (ORDER BY month_year) AS sales
FROM
  (
    SELECT DATE_FORMAT(date, '%Y-%m') AS month_year, SUM(amount) AS sales
    FROM sales_table
    GROUP BY month_year
  ) AS t;

サブクエリを使用する

SELECT
  m.month_year,
  (
    SELECT COALESCE(SUM(amount), 0)
    FROM sales_table
    WHERE DATE_FORMAT(date, '%Y-%m') = m.month_year
  ) AS sales
FROM
  (
    SELECT DISTINCT DATE_FORMAT(date, '%Y-%m') AS month_year
    FROM sales_table
  ) AS m;
WITH cte AS (
  SELECT DATE_FORMAT(date, '%Y-%m') AS month_year, SUM(amount) AS sales
  FROM sales_table
  GROUP BY month_year
)
SELECT
  m.month_year,
  COALESCE(s.sales, 0) AS sales
FROM
  (
    SELECT DISTINCT DATE_FORMAT(date, '%Y-%m') AS month_year
    FROM sales_table
  ) AS m
LEFT JOIN cte AS s
ON m.month_year = s.month_year;

それぞれの方法には、利点と欠点があります。

  • CASE式: シンプルで分かりやすいですが、パフォーマンスが低くなります。
  • ウィンドウ関数: パフォーマンスが優れていますが、複雑で分かりにくい場合があります。
  • サブクエリ: 柔軟性がありますが、冗長でコードが長くなります。
  • CTE: 読みやすくメンテナンスしやすいですが、他の方法よりも新しい機能です。

上記以外にも、状況に応じて様々な方法があります。


mysql date mariadb


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