Java、SQLite、SQL INSERT と ROWID INTEGER PRIMARY KEY AUTOINCREMENT の関係

この解説では、Java、SQLite、SQL INSERT と ROWID INTEGER PRIMARY KEY AUTOINCREMENT の関係について、プログラミング初心者にも分かりやすく解説します。

目次

1. 用語解説
2. ROWID と AUTOINCREMENT の仕組み
3. INSERT 文による値の挿入

• Java: オブジェクト指向プログラミング言語
• SQLite: 軽量なデータベースエンジン
• SQL: データベース操作言語
• INSERT: データベースに新しいデータを追加する SQL 文
• ROWID: SQLite の内部的な行識別子
• PRIMARY KEY: テーブル内でユニークな値を持つ列
• AUTOINCREMENT: 主キーの値を自動的に増加させる機能

SQLite では、各テーブルに ROWID と呼ばれる内部的な行識別子が存在します。ROWID は整数型で、データ挿入時に自動的に割り当てられます。

AUTOINCREMENT は、主キー列に自動的に値を増加させる機能です。主キー列に AUTOINCREMENT 属性を設定すると、データ挿入時に ROWID が自動的に割り当てられます。

INSERT 文を使用して、データベースに新しいデータを追加できます。INSERT 文には、以下の要素が必要です。

• 挿入するテーブル名
• 挿入する列名

AUTOINCREMENT 属性を持つ主キー列に値を挿入する場合は、値を指定する必要はありません。

以下のサンプルコードは、SQLite データベースに "users" テーブルを作成し、データを追加する例です。

import java.sql.Connection;
import java.sql.DriverManager;
import java.sql.PreparedStatement;
import java.sql.SQLException;

public class Main {

    public static void main(String[] args) throws SQLException {
        // データベースへの接続
        Connection connection = DriverManager.getConnection("jdbc:sqlite:test.db");

        // INSERT 文の準備
        String sql = "INSERT INTO users (name, email) VALUES (?, ?)";
        PreparedStatement statement = connection.prepareStatement(sql);

        // パラメータの設定
        statement.setString(1, "山田太郎");
        statement.setString(2, "[email protected]");

        // INSERT 文の実行
        statement.executeUpdate();

        // データベースのクローズ
        statement.close();
        connection.close();
    }
}

このコードを実行すると、"users" テーブルに "山田太郎" という名前と "[email protected]" というメールアドレスを持つレコードが追加されます。

まとめ

• ROWID は SQLite の内部的な行識別子であり、AUTOINCREMENT 属性と組み合わせることで、主キー列に自動的に値を割り当てることができます。
• INSERT 文を使用して、データベースに新しいデータを追加することができます。

import java.sql.Connection;
import java.sql.DriverManager;
import java.sql.PreparedStatement;
import java.sql.SQLException;

public class Main {

    public static void main(String[] args) throws SQLException {
        // データベースへの接続
        Connection connection = DriverManager.getConnection("jdbc:sqlite:test.db");

        // INSERT 文の準備
        String sql = "INSERT INTO users (name, email) VALUES (?, ?)";
        PreparedStatement statement = connection.prepareStatement(sql);

        // パラメータの設定
        statement.setString(1, "山田太郎");
        statement.setString(2, "[email protected]");

        // INSERT 文の実行
        statement.executeUpdate();

        // データベースのクローズ
        statement.close();
        connection.close();
    }
}

1. DriverManager.getConnection("jdbc:sqlite:test.db") で、"test.db" という名前の SQLite データベースへの接続を開きます。
2. String sql = "INSERT INTO users (name, email) VALUES (?, ?)"; で、INSERT 文を準備します。この INSERT 文は、"users" テーブルの "name" 列と "email" 列に値を挿入します。
3. PreparedStatement statement = connection.prepareStatement(sql); で、PreparedStatement オブジェクトを作成します。
4. statement.setString(1, "山田太郎"); と statement.setString(2, "[email protected]"); で、INSERT 文のパラメータに値を設定します。
5. statement.executeUpdate(); で、INSERT 文を実行します。
6. statement.close(); と connection.close(); で、データベースへの接続を閉じます。

実行方法

1. 上記のコードを Java ファイルとして保存します。
2. Java コンパイラでコードをコンパイルします。
3. コンパイルされたファイルを実行します。

他の方法

INSERT INTO ... SELECT 文を使用して、別のテーブルからデータを取得して挿入することができます。

INSERT INTO users (name, email)
SELECT name, email
FROM other_table;

この例では、"other_table" テーブルのデータを取得して "users" テーブルに挿入します。

INSERT OR REPLACE 文を使用して、既存のレコードを更新するか、新しいレコードを挿入することができます。

INSERT OR REPLACE INTO users (id, name, email)
VALUES (1, '山田太郎', '[email protected]');

この例では、"id" が 1 のレコードが存在する場合は更新し、存在しない場合は新しいレコードを挿入します。

ON CONFLICT ... DO UPDATE

INSERT 文に ON CONFLICT ... DO UPDATE 句を追加することで、主キーの競合が発生した場合にレコードを更新することができます。

INSERT INTO users (name, email)
VALUES ('山田太郎', '[email protected]')
ON CONFLICT (id) DO UPDATE SET name = ?, email = ?;

その他の注意点

• 主キー列に値を指定する場合は、その値がユニークであることを確認する必要があります。