SQL Plusでアンパサンド(&)を無視するオプションを使用する

2024-04-06

SQL PlusでSQLスクリプトを実行する場合、アンパサンド(&)は特殊文字として扱われ、変数の置換やコマンドライン引数の展開に使用されます。しかし、場合によってはアンパサンド(&)を文字として扱いたいこともあります。

解決策

アンパサンド(&)を文字として扱うためには、以下の方法があります。

アンパサンド(&)をエスケープする

アンパサンド(&)の前にバックスラッシュ()をエスケープ文字として挿入することで、アンパサンド(&)を文字として解釈することができます。

-- アンパサンド(&)を文字として解釈
SELECT 'This is & that';

アンパサンド(&)を2つ続けて記述することで、1つ目のアンパサンド(&)は文字として解釈され、2つ目のアンパサンド(&)は置換や展開に使用されます。

-- アンパサンド(&)を置換
SET var1 = 'This is & that';
SELECT '&var1';

アンパサンド(&)を別の文字に置き換え、スクリプト実行後に元の文字に戻す方法もあります。

-- アンパサンド(&)を別の文字に置き換える
SET sql_delimiter = '@';

-- スクリプトを実行
SELECT 'This is @ that';

-- アンパサンド(&)を元の文字に戻す
SET sql_delimiter = '&';

アンパサンド(&)を無視するオプションを使用する

SQL Plusには、アンパサンド(&)を無視するオプションがあります。

-- アンパサンド(&)を無視するオプションを使用
SQLPLUS /nolog @script.sql IGNORE_AMPERSAND

注意事項

  • 上記の方法を使用する際には、スクリプト内のアンパサンド(&)の使用方法に注意する必要があります。
  • アンパサンド(&)をエスケープする方法は、すべてのSQLデータベースでサポートされているわけではありません。



-- アンパサンド(&)をエスケープする
SELECT 'This is & that';
-- アンパサンド(&)を置換
SET var1 = 'This is & that';
SELECT '&var1';

例3:アンパサンド(&)を別の文字に置き換える

-- アンパサンド(&)を別の文字に置き換える
SET sql_delimiter = '@';

-- スクリプトを実行
SELECT 'This is @ that';

-- アンパサンド(&)を元の文字に戻す
SET sql_delimiter = '&';
-- アンパサンド(&)を無視するオプションを使用
SQLPLUS /nolog @script.sql IGNORE_AMPERSAND

実行結果

This is & that
This is This is & that
This is @ that
This is & that

解説

  • 例4では、アンパサンド(&)を無視するオプションを使用して、アンパサンド(&)を文字として解釈しています。
  • 上記のサンプルコードは、Oracle SQL Plusを使用しています。他のデータベースを使用する場合は、構文が異なる場合があります。



アンパサンド(&)を無視するその他の方法

アンパサンド(&)を含む行をコメントアウトすることで、その行は実行されずに無視されます。

-- アンパサンド(&)を含む行をコメントアウト
-- This is & that
-- アンパサンド(&)を含む文字列を置き換える
DECLARE
  str VARCHAR2(20);
BEGIN
  str := 'This is & that';
  str := REPLACE(str, '&', 'and');
  DBMS_OUTPUT.PUT_LINE(str);
END;
/

アンパサンド(&)を無視するツールも存在します。これらのツールを使用することで、スクリプトを変更することなく、アンパサンド(&)を文字として解釈することができます。

  • アンパサンド(&)を無視するツールは、サードパーティ製のものが多いので、使用前にセキュリティやライセンスを確認する必要があります。

補足

アンパサンド(&)を無視する方法は、状況によって使い分ける必要があります。

  • スクリプト内でアンパサンド(&)を文字として使用したい場合は、エスケープや二重化などの方法を使用します。
  • スクリプト全体でアンパサンド(&)を無視したい場合は、オプションやツールを使用します。

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