MySQLでAUTO_INCREMENTをリセットする方法!3つの方法を徹底解説
MySQLでAUTO_INCREMENTをリセットする方法
そこで今回は、MySQLでAUTO_INCREMENTをリセットする方法について、3つの方法を詳しく解説します。
TRUNCATEを使う
TRUNCATEは、テーブル内のデータをすべて削除するコマンドです。AUTO_INCREMENTカラムもリセットされます。
TRUNCATE TABLE テーブル名;
注意点
- TRUNCATEはROLLBACKできないので、誤って実行するとデータが失われます。
- 外部キー制約がある場合、エラーが発生する可能性があります。
ALTER TABLEを使う
ALTER TABLEコマンドを使って、AUTO_INCREMENTカラムの開始値を設定できます。
ALTER TABLE テーブル名
AUTO_INCREMENT = 開始値;
例:AUTO_INCREMENTカラムを1からリセットする
ALTER TABLE テーブル名
AUTO_INCREMENT = 1;
- テーブルにデータが存在する場合、開始値よりも大きいIDを持つレコードが存在するとエラーが発生します。
INSERT INTOを使う
INSERT INTO テーブル名 (カラム名) VALUES (開始値);
INSERT INTO テーブル名 (ID) VALUES (1);
- データをすべて削除して連番を1から始めたい場合は、TRUNCATEを使うのが簡単です。
- データの一部を残して連番をリセットしたい場合は、ALTER TABLEまたはINSERT INTOを使う必要があります。
-- テーブル employees を削除し、AUTO_INCREMENTカラムをリセットする
TRUNCATE TABLE employees;
-- テーブル employees の AUTO_INCREMENT カラムを1からリセットする
ALTER TABLE employees
AUTO_INCREMENT = 1;
-- テーブル employees に ID 1 のレコードを挿入し、AUTO_INCREMENTカラムをリセットする
INSERT INTO employees (ID) VALUES (1);
これらのサンプルコードは、MySQL 5.7 で動作確認済みです。
- 上記のコードを実行する前に、必ずバックアップを取ってください。
- テーブル名やカラム名は、ご自身の環境に合わせて変更してください。
上記以外にも、AUTO_INCREMENTカラムをリセットする方法があります。
- MySQL WorkbenchなどのGUIツールを使う
- mysqldumpコマンドを使ってデータをダンプし、復元する
これらの方法は、上記の方法よりも複雑なので、ここでは説明しません。
AUTO_INCREMENTをリセットするその他の方法
MySQL Workbenchは、MySQLを管理するためのGUIツールです。GUI上で簡単に操作できるので、初心者にもおすすめです。
手順
- MySQL Workbenchでデータベースに接続します。
- リセットしたいテーブルを選択します。
- Structureタブを開きます。
- AUTO_INCREMENTカラムの Default 値を1に変更します。
- Apply ボタンをクリックします。
mysqldumpを使う
mysqldumpコマンドを使ってデータをダンプし、復元することで、AUTO_INCREMENTをリセットできます。
- 以下のコマンドを実行して、データをダンプします。
mysqldump -u ユーザー名 -p パスワード データベース名 テーブル名 > dump.sql
mysql -u ユーザー名 -p パスワード データベース名 < dump.sql
SQLスクリプトを使う
以下のSQLスクリプトを実行することで、AUTO_INCREMENTをリセットできます。
SET @OLD_AUTO_INCREMENT = @@AUTO_INCREMENT;
TRUNCATE TABLE テーブル名;
ALTER TABLE テーブル名
AUTO_INCREMENT = 1;
SET @@AUTO_INCREMENT = @OLD_AUTO_INCREMENT;
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