MySQLでAUTO_INCREMENTをリセットする方法!3つの方法を徹底解説

2024-04-02

MySQLでAUTO_INCREMENTをリセットする方法

そこで今回は、MySQLでAUTO_INCREMENTをリセットする方法について、3つの方法を詳しく解説します。

TRUNCATEを使う

TRUNCATEは、テーブル内のデータをすべて削除するコマンドです。AUTO_INCREMENTカラムもリセットされます。

TRUNCATE TABLE テーブル名;

注意点

  • TRUNCATEはROLLBACKできないので、誤って実行するとデータが失われます。
  • 外部キー制約がある場合、エラーが発生する可能性があります。

ALTER TABLEを使う

ALTER TABLEコマンドを使って、AUTO_INCREMENTカラムの開始値を設定できます。

ALTER TABLE テーブル名
AUTO_INCREMENT = 開始値;

例:AUTO_INCREMENTカラムを1からリセットする

ALTER TABLE テーブル名
AUTO_INCREMENT = 1;
  • テーブルにデータが存在する場合、開始値よりも大きいIDを持つレコードが存在するとエラーが発生します。

INSERT INTOを使う

INSERT INTO テーブル名 (カラム名) VALUES (開始値);
INSERT INTO テーブル名 (ID) VALUES (1);
  • データをすべて削除して連番を1から始めたい場合は、TRUNCATEを使うのが簡単です。
  • データの一部を残して連番をリセットしたい場合は、ALTER TABLEまたはINSERT INTOを使う必要があります。



-- テーブル employees を削除し、AUTO_INCREMENTカラムをリセットする
TRUNCATE TABLE employees;
-- テーブル employees の AUTO_INCREMENT カラムを1からリセットする
ALTER TABLE employees
AUTO_INCREMENT = 1;
-- テーブル employees に ID 1 のレコードを挿入し、AUTO_INCREMENTカラムをリセットする
INSERT INTO employees (ID) VALUES (1);

これらのサンプルコードは、MySQL 5.7 で動作確認済みです。

  • 上記のコードを実行する前に、必ずバックアップを取ってください。
  • テーブル名やカラム名は、ご自身の環境に合わせて変更してください。

上記以外にも、AUTO_INCREMENTカラムをリセットする方法があります。

  • MySQL WorkbenchなどのGUIツールを使う
  • mysqldumpコマンドを使ってデータをダンプし、復元する

これらの方法は、上記の方法よりも複雑なので、ここでは説明しません。




AUTO_INCREMENTをリセットするその他の方法

MySQL Workbenchは、MySQLを管理するためのGUIツールです。GUI上で簡単に操作できるので、初心者にもおすすめです。

手順

  1. MySQL Workbenchでデータベースに接続します。
  2. リセットしたいテーブルを選択します。
  3. Structureタブを開きます。
  4. AUTO_INCREMENTカラムの Default 値を1に変更します。
  5. Apply ボタンをクリックします。

mysqldumpを使う

mysqldumpコマンドを使ってデータをダンプし、復元することで、AUTO_INCREMENTをリセットできます。

  1. 以下のコマンドを実行して、データをダンプします。
mysqldump -u ユーザー名 -p パスワード データベース名 テーブル名 > dump.sql
mysql -u ユーザー名 -p パスワード データベース名 < dump.sql

SQLスクリプトを使う

以下のSQLスクリプトを実行することで、AUTO_INCREMENTをリセットできます。

SET @OLD_AUTO_INCREMENT = @@AUTO_INCREMENT;

TRUNCATE TABLE テーブル名;

ALTER TABLE テーブル名
AUTO_INCREMENT = 1;

SET @@AUTO_INCREMENT = @OLD_AUTO_INCREMENT;

mysql sql auto-increment


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