MariaDBでLIKE制約をCHECK制約内で使用する

2024-04-11

MariaDBでLIKE制約をCHECK制約内で使用する

例:

次の例では、name列の値が英字のみを含む必要があることを確認するために、CHECK制約内でLIKE制約を使用しています。

CREATE TABLE users (
  id INT PRIMARY KEY,
  name VARCHAR(255) NOT NULL,
  CHECK (name LIKE '%[a-zA-Z]%')
);

この例では、name列の値が英字のみを含む場合、INSERTまたはUPDATEステートメントが成功します。それ以外の場合は、エラーが発生します。

LIKE制約の構文:

LIKE制約は以下の構文で記述されます。

CHECK (column_name LIKE pattern)

pattern は、以下のワイルドカード文字を使用できます。

  • %: 任意の文字列に一致
  • []: 範囲内の文字に一致
  • name列の値が数字のみを含む必要がある場合:
CHECK (name LIKE '%[0-9]%')
  • email列の値が有効なメールアドレス形式である必要がある場合:
CHECK (email LIKE '%@%._%')

注意事項:

  • LIKE制約は、大文字と小文字を区別しません。
  • LIKE制約は、インデックスを作成できません。

補足:

LIKE制約は、データの整合性を確保するのに役立ちますが、複雑なパターンを検証するには正規表現を使用する方が適切な場合があります。




-- テーブルの作成
CREATE TABLE users (
  id INT PRIMARY KEY,
  name VARCHAR(255) NOT NULL,
  email VARCHAR(255) NOT NULL,
  CHECK (name LIKE '%[a-zA-Z]%'),
  CHECK (email LIKE '%@%._%')
);

-- データの挿入
INSERT INTO users (name, email) VALUES ('John Doe', '[email protected]');
INSERT INTO users (name, email) VALUES ('Jane Doe', '[email protected]');

-- データの更新
UPDATE users SET name = 'John Smith' WHERE id = 1;

-- エラー発生
-- INSERT INTO users (name, email) VALUES ('12345', '[email protected]');

-- エラー発生
-- UPDATE users SET email = 'johndoe' WHERE id = 2;

このコードを実行すると、以下の結果になります。

-- データが挿入されます
-- データが更新されます
-- エラーが発生: '12345' は英字のみを含む必要あり
-- エラーが発生: 'johndoe' は有効なメールアドレス形式ではない

このサンプルコードは、MariaDBでLIKE制約をCHECK制約内でどのように使用できるかを示しています。




LIKE制約をCHECK制約内で使用する他の方法

REGEXP制約を使用する

MariaDBでは、REGEXP制約を使用して、列の値が特定のパターンに一致するかどうかを検証できます。これは、LIKE制約よりも柔軟な方法です。

CREATE TABLE users (
  id INT PRIMARY KEY,
  name VARCHAR(255) NOT NULL,
  CHECK (name REGEXP '^[a-zA-Z0-9]+$')
);

ストアドプロシージャを使用して、データの整合性を検証するロジックを記述できます。

DELIMITER //

CREATE PROCEDURE validate_name(IN name VARCHAR(255))
BEGIN
  IF name NOT LIKE '%[a-zA-Z]%') THEN
    SIGNAL SQLSTATE '45000' SET MESSAGE 'Invalid name';
  END IF;
END //

DELIMITER ;

-- データの挿入
INSERT INTO users (name) VALUES ('John Doe');

-- エラー発生
-- INSERT INTO users (name) VALUES ('12345');

トリガーを使用して、データの変更前に検証ロジックを実行できます。

DELIMITER //

CREATE TRIGGER validate_name BEFORE INSERT ON users
FOR EACH ROW
BEGIN
  IF NEW.name NOT LIKE '%[a-zA-Z]%') THEN
    SIGNAL SQLSTATE '45000' SET MESSAGE 'Invalid name';
  END IF;
END //

DELIMITER ;

-- データの挿入
INSERT INTO users (name) VALUES ('John Doe');

-- エラー発生
-- INSERT INTO users (name) VALUES ('12345');

LIKE制約は、簡単なパターンを検証する場合に適しています。

ストアドプロシージャまたはトリガーは、より複雑な検証ロジックを実装する場合に適しています。


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