PostgreSQLで「mmm yyyy形式」の日付を自在に扱う!3つの方法とサンプルコード

2024-07-02

PostgreSQL で「mmm yyyy 形式」の日付を扱う方法

PostgreSQL では、内部的には日付を YYYY-MM-DD 形式で保存します。しかし、データの表示や入力時には、様々な形式を使用することができます。その中でも、mmm yyyy 形式は、月名を略語で表し、年のみを4桁で表示する形式です。

方法

mmm yyyy 形式の日付を扱うには、以下の2つの方法があります。

文字列から日付への変換

to_date 関数を使用して、文字列を日付に変換することができます。

SELECT to_date('Mar 2024', 'Mon YYYY');

このクエリは、"Mar 2024" という文字列を 2024-03-01 という日付に変換し、結果を出力します。

日付から文字列への変換

SELECT to_char(current_date, 'Mon YYYY');

このクエリは、現在の日付を Mar 2024 という文字列に変換し、結果を出力します。

補足

  • mmm 形式は、月名を略語で表します。略語は、PostgreSQL の設定によって異なる場合があります。
  • yyyy 形式は、年を4桁で表します。
  • to_date 関数と to_char 関数には、様々なオプションがあります。詳細は、PostgreSQL のドキュメントを参照してください。

以下の例では、mmm yyyy 形式の日付を様々な方法で扱います。

-- 文字列から日付への変換
SELECT to_date('Mar 2024', 'Mon YYYY');
SELECT to_date('May 2025', 'MMM YYYY');

-- 日付から文字列への変換
SELECT to_char(current_date, 'Mon YYYY');
SELECT to_char(now(), 'MMM YYYY');

-- 日付の比較
SELECT * FROM mytable
WHERE date_column >= to_date('Jan 2024', 'Mon YYYY')
AND date_column <= to_date('Dec 2024', 'Mon YYYY');



SELECT to_date('Mar 2024', 'Mon YYYY');
SELECT to_char(current_date, 'Mon YYYY');

日付の比較

以下のコードは、mytable テーブルの date_column 列の値が 2024-01-01 以降かつ 2024-12-31 以前であるレコードをすべて選択します。

SELECT * FROM mytable
WHERE date_column >= to_date('Jan 2024', 'Mon YYYY')
AND date_column <= to_date('Dec 2024', 'Mon YYYY');

様々な略語形式のサポート

SELECT to_date('January 2024', 'Month YYYY');
SELECT to_date('Jan 2024', 'Mon YYYY');
SELECT to_date('J 2024', 'FM YYYY');

曜日を含む形式への変換

SELECT to_char(current_date, 'DY Month YYYY');

説明

  • 上記のコード例では、様々な形式の文字列と日付を扱っています。
  • 文字列から日付への変換には to_date 関数を使用します。
  • PostgreSQL の設定によっては、月名の略語が異なる場合があります。
  • 曜日を含む形式への変換には、DY 形式 specifier を使用します。
  • その他にも、様々な形式 specifier が用意されています。

これらのサンプルコードを参考に、PostgreSQL で「mmm yyyy 形式」の日付を自在に扱うことができるようになります。




PostgreSQLで「mmm yyyy 形式」の日付を扱うその他の方法

EXTRACT 関数を使用して、日付から月名と年を個別に抽出し、文字列を連結することで、「mmm yyyy 形式」の日付に変換することができます。

SELECT
  EXTRACT(MONTH FROM current_date) AS month_num,
  EXTRACT(YEAR FROM current_date) AS year,
  to_char(EXTRACT(MONTH FROM current_date), 'Mon') AS month_abbr,
  year
FROM DUAL;

このクエリは、現在の日付から月番号と年を抽出し、さらに月番号から月名を略語で取得し、「Mar 2024」という形式の文字列を出力します。

SELECT
  CASE
    WHEN EXTRACT(MONTH FROM current_date) = 1 THEN 'Jan'
    WHEN EXTRACT(MONTH FROM current_date) = 2 THEN 'Feb'
    --  省略  --
    ELSE to_char(EXTRACT(MONTH FROM current_date), 'Mon')
  END AS month_abbr,
  EXTRACT(YEAR FROM current_date) AS year
FROM DUAL;

結合クエリ

複数のテーブルを結合して、「mmm yyyy 形式」の日付を含む列を作成することができます。

SELECT
  m.month_abbr,
  y.year
FROM months AS m
JOIN (
  SELECT EXTRACT(MONTH FROM current_date) AS month_num,
         EXTRACT(YEAR FROM current_date) AS year
) AS y
ON m.month_num = y.month_num;

このクエリは、months テーブルと現在の日付の月番号と年を含むサブクエリを結合し、month_abbryear 列の値を結合して「Mar 2024」という形式の文字列を出力します。

SELECT
  regexp_replace('January 2024', '^(.*?) (\\d{4})$', '\\2 \\1') AS formatted_date
FROM DUAL;

このクエリは、正規表現 ^(.*?) (\\d{4})$ を使用して、January 2024 という文字列から月名と年を抽出し、「2024 Mar」という形式の文字列に変換します。

上記の方法はいずれも、「mmm yyyy 形式」の日付を扱うための代替手段として利用できます。

それぞれの方法には、利点と欠点があります。

  • EXTRACT 関数と to_char 関数を使用する方法は、シンプルでわかりやすいですが、可読性が低くなります。
  • CASE 式を使用する方法は、可読性が高くなりますが、記述量が多くなります。
  • 結合クエリを使用する方法は、柔軟性が高いですが、複雑になります。
  • 正規表現を使用する方法は、簡潔に記述できますが、正規表現の知識が必要となります。

最適な方法は、状況に応じて選択する必要があります。

  • 正規表現を使用する方法は、複雑な形式の文字列を解析する場合に有効です。
  • 結合クエリを使用する方法は、マスターデータテーブルと日付データテーブルを結合する場合に有効です。

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