MariaDBで「ALTER TABLE」でカラムのデータ型変更時に発生する「wrong column」エラーの原因と解決方法

2024-04-02

MariaDBでALTER TABLEを使用してカラムのデータ型を変更しようとすると、「wrong column」エラーが発生することがあります。これは、変更しようとしているカラムが存在しない、または指定されたデータ型が不正であることを意味します。

原因

このエラーが発生する主な原因は以下の3つです。

  1. カラム名のスペルミス
  2. 変更しようとしているカラムが存在しない
  3. 指定されたデータ型が不正

解決方法

以下の手順で問題を解決できます。

  1. カラム名のスペルミスを確認
    • 大文字と小文字を区別して入力していることを確認します。
    • テーブル定義を確認して、正しいカラム名であることを確認します。
  2. 変更しようとしているカラムが存在することを確認
  3. 指定されたデータ型が正しいことを確認
    • MariaDBのドキュメントを参照して、正しいデータ型であることを確認します。
    • データ型によっては、オプションや制限がある場合があります。

以下の点にも注意が必要です。

  • ALTER TABLEを実行する前に、テーブルにバックアップを取っておくことをお勧めします。
  • データ型を変更すると、データの解釈や処理方法が変わる可能性があります。
  • 外部キー制約など、カラムに関連する制約がある場合は、データ型を変更する前に解除する必要があります。

補足

このエラーは、MariaDB以外にもMySQLなどの他のデータベースでも発生する可能性があります。




-- テーブル作成
CREATE TABLE test_table (
  id INT NOT NULL AUTO_INCREMENT,
  name VARCHAR(255) NOT NULL,
  age INT NOT NULL,
  PRIMARY KEY (id)
);

-- カラムのデータ型変更
ALTER TABLE test_table
  CHANGE age age_new INT UNSIGNED;

-- テーブル確認
SHOW COLUMNS FROM test_table;

このサンプルコードでは、test_tableテーブルのageカラムのデータ型をINTからINT UNSIGNEDに変更しています。

  • CHANGEキーワードを使用して、変更するカラムと新しい名前とデータ型を指定します。
  • UNSIGNEDキーワードは、負の値を格納できないことを指定します。

SHOW COLUMNS FROM test_table;コマンドを実行すると、変更後のテーブル構造を確認できます。

注意事項

  • このサンプルコードは、MariaDB 10.5.12で動作確認しています。



カラムのデータ型を変更する他の方法

MySQL WorkbenchなどのGUIツールを使用すると、SQLコマンドを記述することなく、カラムのデータ型を変更できます。

データを別のテーブルにコピーして、新しいデータ型で作成する

  1. 新しいデータ型で新しいテーブルを作成します。
  2. 古いテーブルから新しいテーブルにデータをコピーします。
  3. 古いテーブルを削除します。

スクリプトを使用する

データ型変更を行うスクリプトを作成して実行することができます。

  • 少数のカラムのデータ型を変更する場合は、ALTER TABLEコマンドを使用するのが最も簡単です。
  • 多くのカラムのデータ型を変更する場合は、スクリプトを使用するのが効率的です。
  • GUIツールに慣れている場合は、GUIツールを使用するのも良いでしょう。

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