【.NET Core 3.0】開発者必見!DatabaseDeveloperPageExceptionFilter を活用したデータベース エラー処理
.NET Core 3.0における「No UseDatabaseErrorPage() 拡張メソッド」問題と解決策
.NET Core 3.0 で ASP.NET Core アプリケーションを開発していると、UseDatabaseErrorPage()
拡張メソッドを使用しようとすると、次のようなエラーが発生することがあります。
The type or namespace 'DataException' could not be found.
これは、DatabaseErrorPageMiddleware とそれに関連する拡張メソッドが 非推奨 になったことが原因です。
影響を受けるもの
この問題は、以下の状況で発生します。
- Startup クラスで
UseDatabaseErrorPage()
拡張メソッドを呼び出している場合 - ASP.NET Core 3.0 で Entity Framework Core を使用している場合
解決策
この問題を解決するには、以下のいずれかの方法を実行する必要があります。
DatabaseDeveloperPageExceptionFilter を使用する
Microsoft.AspNetCore.Diagnostics.EntityFrameworkCore NuGet パッケージをプロジェクトに追加し、DatabaseDeveloperPageExceptionFilter
をサービス コレクションに追加します。
public void ConfigureServices(IServiceCollection services)
{
services.AddDatabaseDeveloperPageExceptionFilter();
}
次に、UseDeveloperExceptionPage()
拡張メソッドを使用して開発者例外ページを有効にします。
public void Configure(IApplicationBuilder app, IWebHostEnvironment env)
{
if (env.IsDevelopment())
{
app.UseDeveloperExceptionPage();
}
}
カスタム エラー ページを実装する
非推奨になった理由
DatabaseErrorPageMiddleware が非推奨になった理由は、以下のとおりです。
- 拡張可能 API は、より柔軟でカスタマイズしやすい
- 開発者例外ページの拡張可能 API に置き換えられた
上記以外にも、問題解決に役立つ情報がいくつかあります。
- 具体的なエラー メッセージ
- 使用している ASP.NET Core のバージョン
- 使用している Entity Framework Core のバージョン
Startup.cs
public void ConfigureServices(IServiceCollection services)
{
services.AddControllersWithViews();
services.AddDbContext<ApplicationDbContext>(options =>
options.UseSqlServer(connectionString));
services.AddDatabaseDeveloperPageExceptionFilter();
}
public void Configure(IApplicationBuilder app, IWebHostEnvironment env)
{
if (env.IsDevelopment())
{
app.UseDeveloperExceptionPage();
}
app.UseRouting();
app.UseAuthorization();
app.UseEndpoints(endpoints =>
{
endpoints.MapControllers();
});
}
この例では、カスタム エラー ページを実装して、データベース エラーを処理する方法を示します。
public void ConfigureServices(IServiceCollection services)
{
services.AddControllersWithViews();
services.AddDbContext<ApplicationDbContext>(options =>
options.UseSqlServer(connectionString));
}
public void Configure(IApplicationBuilder app, IWebHostEnvironment env)
{
if (env.IsDevelopment())
{
app.UseDeveloperExceptionPage();
}
app.UseRouting();
app.UseAuthorization();
app.UseEndpoints(endpoints =>
{
endpoints.MapControllers();
endpoints.MapFallback(context =>
{
if (context.Response.StatusCode == 500)
{
// カスタム エラー ページを表示
return context.StatusCode(500, "Database Error");
}
return context.StatusCode(context.Response.StatusCode);
});
});
}
Views/Shared/Error.cshtml
@model Exception
@{
ViewData["Title"] = "Error";
}
<h1>An error occurred.</h1>
<div>
@Model.Message
</div>
<div>
@Model.StackTrace
</div>
この例では、単純なカスタム エラー ページを実装しています。実際のアプリケーションでは、より詳細な情報を表示したり、ログを記録したりする必要があります。
- 詳細については、ASP.NET Core のドキュメントを参照してください。
- 上記のコードはあくまで例であり、状況に応じて変更する必要があります。
グローバル エラー ハンドラーを使用する
ASP.NET Core MVC には、グローバル エラー ハンドラーを使用する機能があります。グローバル エラー ハンドラーは、アプリケーションで発生したすべての例外を処理します。データベース エラーが発生した場合は、グローバル エラー ハンドラーを使用して、カスタム エラー ページを表示したり、ログを記録したりすることができます。
Sentry などのサードパーティ製のエラー報告ツールを使用する
Sentry などのサードパーティ製のエラー報告ツールを使用すると、データベース エラーを含むすべての例外を簡単に追跡および管理できます。これらのツールは、エラーの根本原因を特定し、問題を迅速に解決するのに役立ちます。
それぞれの方法の比較
方法 | 長所 | 短所 |
---|---|---|
IExceptionFilter の実装 | 特定のタイプのエラーを処理する柔軟性が高い | 複雑で、多くのコードを書く必要がある |
グローバル エラー ハンドラーの使用 | シンプルで使いやすい | 特定のタイプのエラーを処理する柔軟性が低い |
サードパーティ製のエラー報告ツールの使用 | エラーの追跡と管理が簡単 | 追加の費用がかかる場合がある |
最適な方法を選択
使用する方法は、ニーズと要件によって異なります。
- 詳細なエラー追跡と管理機能が必要な場合は、サードパーティ製のエラー報告ツールを使用するのが良いでしょう。
- 特定のタイプのエラーを処理する必要がある場合は、IExceptionFilter の実装を検討してください。
- シンプルで使いやすいソリューションが必要な場合は、グローバル エラー ハンドラーを使用するのが良いでしょう。
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