【.NET Core 3.0】開発者必見!DatabaseDeveloperPageExceptionFilter を活用したデータベース エラー処理

2024-07-27

.NET Core 3.0における「No UseDatabaseErrorPage() 拡張メソッド」問題と解決策

.NET Core 3.0 で ASP.NET Core アプリケーションを開発していると、UseDatabaseErrorPage() 拡張メソッドを使用しようとすると、次のようなエラーが発生することがあります。

The type or namespace 'DataException' could not be found.

これは、DatabaseErrorPageMiddleware とそれに関連する拡張メソッドが 非推奨 になったことが原因です。

影響を受けるもの

この問題は、以下の状況で発生します。

  • Startup クラスで UseDatabaseErrorPage() 拡張メソッドを呼び出している場合
  • ASP.NET Core 3.0Entity Framework Core を使用している場合

解決策

この問題を解決するには、以下のいずれかの方法を実行する必要があります。

DatabaseDeveloperPageExceptionFilter を使用する

Microsoft.AspNetCore.Diagnostics.EntityFrameworkCore NuGet パッケージをプロジェクトに追加し、DatabaseDeveloperPageExceptionFilter をサービス コレクションに追加します。

public void ConfigureServices(IServiceCollection services)
{
    services.AddDatabaseDeveloperPageExceptionFilter();
}

次に、UseDeveloperExceptionPage() 拡張メソッドを使用して開発者例外ページを有効にします。

public void Configure(IApplicationBuilder app, IWebHostEnvironment env)
{
    if (env.IsDevelopment())
    {
        app.UseDeveloperExceptionPage();
    }
}

カスタム エラー ページを実装する

非推奨になった理由

DatabaseErrorPageMiddleware が非推奨になった理由は、以下のとおりです。

  • 拡張可能 API は、より柔軟でカスタマイズしやすい
  • 開発者例外ページの拡張可能 API に置き換えられた

上記以外にも、問題解決に役立つ情報がいくつかあります。

  • 具体的なエラー メッセージ
  • 使用している ASP.NET Core のバージョン
  • 使用している Entity Framework Core のバージョン



Startup.cs

public void ConfigureServices(IServiceCollection services)
{
    services.AddControllersWithViews();

    services.AddDbContext<ApplicationDbContext>(options =>
        options.UseSqlServer(connectionString));

    services.AddDatabaseDeveloperPageExceptionFilter();
}

public void Configure(IApplicationBuilder app, IWebHostEnvironment env)
{
    if (env.IsDevelopment())
    {
        app.UseDeveloperExceptionPage();
    }

    app.UseRouting();

    app.UseAuthorization();

    app.UseEndpoints(endpoints =>
    {
        endpoints.MapControllers();
    });
}

この例では、カスタム エラー ページを実装して、データベース エラーを処理する方法を示します。

public void ConfigureServices(IServiceCollection services)
{
    services.AddControllersWithViews();

    services.AddDbContext<ApplicationDbContext>(options =>
        options.UseSqlServer(connectionString));
}

public void Configure(IApplicationBuilder app, IWebHostEnvironment env)
{
    if (env.IsDevelopment())
    {
        app.UseDeveloperExceptionPage();
    }

    app.UseRouting();

    app.UseAuthorization();

    app.UseEndpoints(endpoints =>
    {
        endpoints.MapControllers();

        endpoints.MapFallback(context =>
        {
            if (context.Response.StatusCode == 500)
            {
                // カスタム エラー ページを表示
                return context.StatusCode(500, "Database Error");
            }

            return context.StatusCode(context.Response.StatusCode);
        });
    });
}

Views/Shared/Error.cshtml

@model Exception

@{
    ViewData["Title"] = "Error";
}

<h1>An error occurred.</h1>

<div>
    @Model.Message
</div>

<div>
    @Model.StackTrace
</div>

この例では、単純なカスタム エラー ページを実装しています。実際のアプリケーションでは、より詳細な情報を表示したり、ログを記録したりする必要があります。

  • 詳細については、ASP.NET Core のドキュメントを参照してください。
  • 上記のコードはあくまで例であり、状況に応じて変更する必要があります。



グローバル エラー ハンドラーを使用する

ASP.NET Core MVC には、グローバル エラー ハンドラーを使用する機能があります。グローバル エラー ハンドラーは、アプリケーションで発生したすべての例外を処理します。データベース エラーが発生した場合は、グローバル エラー ハンドラーを使用して、カスタム エラー ページを表示したり、ログを記録したりすることができます。

Sentry などのサードパーティ製のエラー報告ツールを使用する

Sentry などのサードパーティ製のエラー報告ツールを使用すると、データベース エラーを含むすべての例外を簡単に追跡および管理できます。これらのツールは、エラーの根本原因を特定し、問題を迅速に解決するのに役立ちます。

それぞれの方法の比較

方法長所短所
IExceptionFilter の実装特定のタイプのエラーを処理する柔軟性が高い複雑で、多くのコードを書く必要がある
グローバル エラー ハンドラーの使用シンプルで使いやすい特定のタイプのエラーを処理する柔軟性が低い
サードパーティ製のエラー報告ツールの使用エラーの追跡と管理が簡単追加の費用がかかる場合がある

最適な方法を選択

使用する方法は、ニーズと要件によって異なります。

  • 詳細なエラー追跡と管理機能が必要な場合は、サードパーティ製のエラー報告ツールを使用するのが良いでしょう。
  • 特定のタイプのエラーを処理する必要がある場合は、IExceptionFilter の実装を検討してください。
  • シンプルで使いやすいソリューションが必要な場合は、グローバル エラー ハンドラーを使用するのが良いでしょう。

c# .net database



データベースアプリケーションにおける XSD データセットと外部キーの重要性

XSD データセットは、XML スキーマ定義 (XSD) を使用して定義されたデータの集合です。.NET では、DataSet クラスを使用して XSD データセットを表します。外部キーは、データベースの 2 つのテーブル間の関連を表す制約です。XSD データセットでは、ForeignKeyConstraint クラスを使用して外部キーを表します。...


SQL Serverデータベースのバージョン管理:Subversionとの連携方法

この解説では、Subversion(SVN)と呼ばれるバージョン管理システムを用いて、SQL Serverデータベースのバージョン管理を行う方法について説明します。SVNは、ファイルやディレクトリのバージョン管理に広く用いられるオープンソースツールであり、データベースのバージョン管理にも活用できます。...


.NET Framework と SQLite を使用して XSD データセットに基づいて SQLite データベースを作成する方法

このチュートリアルを完了するには、次のものが必要です。SQLite ADO. NET プロバイダ.NET Framework 4.7 以降Visual Studio 2019 以降Visual Studio で新しい C# コンソール アプリケーション プロジェクトを作成します。...


.NET Framework と SQLite を使用して XSD データセットに基づいて SQLite データベースを作成する方法

このチュートリアルを完了するには、次のものが必要です。SQLite ADO. NET プロバイダ.NET Framework 4.7 以降Visual Studio 2019 以降Visual Studio で新しい C# コンソール アプリケーション プロジェクトを作成します。...


Subversion を使用したデータベース構造変更のバージョン管理

データベース構造変更をバージョン管理システムで管理することは、データベースの開発と運用において非常に重要です。バージョン管理システムを使用することで、以下のメリットを得ることができます。コラボレーション: 複数の開発者がデータベース構造変更を同時に作業し、変更内容を統合することができます。...



SQL SQL SQL SQL Amazon で見る



ストアドプロシージャ、ライブラリ、フレームワーク...MySQLでバイナリデータを扱うためのツール

TEXT:可変長の文字列型。最大65, 535バイトから4GBまで保存できます。バイナリデータだけでなく、文字列も保存できます。BLOB:可変長のバイナリデータ型。最大65, 535バイトから4GBまで保存できます。VARBINARY:可変長のバイナリデータ型。最大65


アプリケーションロジックでテーブル更新を制御する方法

MySQLトリガーは、特定のデータベース操作に対して自動的に実行されるコードです。トリガーを使用して、テーブル更新を防止するエラーをスローすることができます。例:以下の例は、usersテーブルのage列が18歳未満の場合に更新を防止するトリガーです。


初心者でも安心!PHPでフラットファイルデータベースを始めるためのガイド

PHPは、Web開発に広く使用されているプログラミング言語です。SQLは、データベースとのやり取りに使用される構造化照会言語です。フラットファイルデータベースは、PHPとSQLを使用して読み書きできます。費用を抑えられるサーバーの負荷が少ない


C#/VB.NET プログラマー必見!T-SQL CAST デコードのすべて

T-SQL CAST は、データを異なるデータ型に変換する関数です。C#/VB. NET で T-SQL CAST を使用する場合、デコードが必要になることがあります。この解説では、T-SQL CAST のデコード方法について、C#/VB


データベースアプリケーションにおける XSD データセットと外部キーの重要性

XSD データセットは、XML スキーマ定義 (XSD) を使用して定義されたデータの集合です。.NET では、DataSet クラスを使用して XSD データセットを表します。外部キーは、データベースの 2 つのテーブル間の関連を表す制約です。XSD データセットでは、ForeignKeyConstraint クラスを使用して外部キーを表します。