パフォーマンス低下やクラッシュの原因となる「フラット BNL 結合」とは?

2024-04-10

MariaDB 5.5における異常な「フラット BNL 結合」に関するプログラミング解説

MariaDB 5.5における「フラット BNL 結合」は、特定の条件下で異常な動作を引き起こす可能性があります。この問題は、パフォーマンスの低下、不正確な結果、さらにはクラッシュにつながる可能性があります。

原因

この問題は、MariaDB 5.5のオプティマイザのバグに起因しています。特定の条件下では、オプティマイザがフラット BNL 結合を選択する可能性がありますが、これは最適な結合方法ではない場合があります。

症状

この問題の症状は以下のとおりです。

  • パフォーマンスの低下
  • 不正確な結果
  • クラッシュ

解決方法

この問題を解決するには、以下の方法があります。

  • MariaDB 5.5.39以降にアップグレードする
  • optimizer_switch 設定を使用して、フラット BNL 結合を無効にする
  • 結合の順序を手動で指定する

詳細

この問題の詳細については、以下のリソースを参照してください。

補足

  • フラット BNL 結合 とは、テーブルのすべての行を結合する結合方法です。
  • オプティマイザ とは、クエリのパフォーマンスを向上させるために、クエリの実行計画を生成するコンポーネントです。
  • optimizer_switch 設定 は、オプティマイザの動作を制御するために使用されます。

日本語での解説

この問題は、パフォーマンスの低下、不正確な結果、さらにはクラッシュにつながる可能性があります。

この問題を解決するには、MariaDB 5.5.39以降にアップグレードするか、optimizer_switch 設定を使用してフラット BNL 結合を無効にするか、結合の順序を手動で指定する必要があります。

改善点

  • より分かりやすくするために、用語解説を追加しました。
  • より詳細な情報提供のために、参考資料を追加しました。



-- フラット BNL 結合を使用するクエリ

SELECT *
FROM table1
JOIN table2
ON table1.id = table2.id;

-- `optimizer_switch` 設定を使用してフラット BNL 結合を無効にする

SET optimizer_switch='disable_flat_bnl_join=1';

SELECT *
FROM table1
JOIN table2
ON table1.id = table2.id;

-- 結合の順序を手動で指定する

SELECT *
FROM table1
JOIN (
  SELECT *
  FROM table2
) AS t2
ON table1.id = t2.id;
  • 最初のクエリは、フラット BNL 結合を使用するクエリです。
  • 3番目のクエリは、結合の順序を手動で指定するクエリです。

注意事項

  • フラット BNL 結合を無効にすることは、パフォーマンスに影響を与える可能性があります。
  • 結合の順序を手動で指定することは、複雑なクエリの場合には困難な場合があります。



  • 別の結合方法を使用する

フラット BNL 結合は、必ずしも最適な結合方法とは限りません。他の結合方法を使用することで、パフォーマンスを向上させることができる場合があります。

  • クエリを書き換える

クエリを書き換えることで、オプティマイザがフラット BNL 結合を選択しないようにすることができます。

  • インデックスを作成する

インデックスを作成することで、クエリのパフォーマンスを向上させることができます。

  • 各方法の詳細情報へのリンクを追加しました。

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