Ruby on Railsにおけるdelete_allとdestroy_allの違い

2024-07-27

delete_alldestroy_allは、どちらもRailsでデータベースからレコードを削除するために使用されるメソッドです。しかし、いくつかの重要な違いがあります。

処理速度

  • delete_all: 1つのSQLクエリでレコードを削除するため、高速です。
  • destroy_all: 1つずつレコードを削除するため、delete_allより遅くなります。

コールバック

  • delete_all: コールバックは実行されません。
  • destroy_all: 各レコードに対してdestroyメソッドが呼び出され、コールバックが実行されます。

関連レコード

  • destroy_all: dependentオプションの設定によって、関連レコードを削除することができます。

使用例

  • delete_all
    • 大量のレコードを素早く削除したい場合
    • コールバックを実行する必要がない場合
    • 関連レコードを削除しない場合
  • destroy_all
    • コールバックを実行したい場合
    • dependentオプションを使って関連レコードを削除したい場合

詳細

項目delete_alldestroy_all
処理速度速い遅い
コールバック実行されない実行される
関連レコード削除されないdependentオプションによって削除される
  • delete_alldestroy_allは、どちらもActiveRecord::Relationオブジェクトに対して呼び出すことができます。
  • delete_alldestroy_allは、where条件などのオプションを指定することができます。

# 全てのユーザーを削除
User.delete_all

# 管理者以外のユーザーを削除
User.where.not(role: "admin").destroy_all



# モデル
class User < ApplicationRecord
  has_many :posts
end

class Post < ApplicationRecord
  belongs_to :user
end

# 使用例

# 全てのユーザーを削除
User.delete_all

# 管理者以外のユーザーを削除
User.where.not(role: "admin").destroy_all

# ユーザーと関連する投稿を全て削除
users = User.where(age: 20)
users.each do |user|
  user.destroy # 関連する投稿も削除される
end

説明

  • 上記のコードは、UserモデルとPostモデルの関係性を示しています。
  • User.delete_allは、全てのユーザーをデータベースから削除します。
  • User.where.not(role: "admin").destroy_allは、管理者以外のユーザーをデータベースから削除します。
  • users.each do |user| user.destroy endは、ageが20のユーザーとその関連する投稿を全て削除します。



Railsでレコードを削除する他の方法

destroyメソッド

destroyメソッドは、個々のレコードを削除するために使用されます。

user = User.find(1)
user.destroy

where条件とdeleteメソッド

where条件とdeleteメソッドを組み合わせることで、条件に合致するレコードを削除することができます。

User.where(age: 20).delete_all

SQLクエリ

ActiveRecord::Base.connection.executeメソッドを使用して、直接SQLクエリを実行することができます。

sql = "DELETE FROM users WHERE age = 20"
ActiveRecord::Base.connection.execute(sql)

方法の選択

どの方法を選択するかは、削除したいレコードの数や、条件の複雑さによって異なります。

  • 少数のレコードを削除する場合は、destroyメソッドが最も簡単です。
  • 条件に合致するレコードを削除する場合は、where条件とdeleteメソッドを使用するのが効率的です。
  • 複雑な条件でレコードを削除する場合は、SQLクエリを使用することができます。

注意事項

  • レコードを削除する前に、バックアップを取ることをおすすめします。
  • 誤ってレコードを削除してしまった場合は、rails db:rollbackコマンドを使用してロールバックすることができます。

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