【SQL初心者脱出】SQLiteでDATETIME修飾子を使いこなして自由自在な日時操作を実現
SQLite における DATETIME 修飾子における式の使用
式の構文
DATETIME 修飾子の式は、次の形式で構成されます。
{+|-} expr {unit}
+
または-
: 加算または減算を表します。expr
: 数値式を指定します。unit
: 時間間隔を表す単位を指定します。以下の単位が利用可能です。SECOND
: 秒MINUTE
: 分HOUR
: 時DAY
: 日MONTH
: 月YEAR
: 年
例
以下の例では、現在の日時から 1 日を経過した日時を取得します。
SELECT DATETIME('now', '+1 DAY');
このクエリは、現在の日時に 1 日分の秒数を加算した値を返し、その値を DATETIME 関数を使用して日時値に変換します。
複数の式を組み合わせることで、より複雑な操作を実行することができます。
SELECT DATETIME('now', '-3 HOUR - 30 MINUTE');
特定の日付時刻を生成する
式を使用して、特定の日付時刻を生成することもできます。
以下の例では、2024 年 6 月 21 日 0 時 0 分 0 秒の日時を生成します。
SELECT DATETIME('2024-06-21', '00:00:00');
このクエリは、文字列 "2024-06-21" を DATETIME 関数の第一引数に指定し、"00:00:00" を第二引数に指定することで、指定した日時を生成します。
SQLite の DATETIME 修飾子における式の使用は、日時値を柔軟に操作するのに役立ちます。式を組み合わせることで、より複雑な操作も可能になります。
補足情報
- 日付時刻を扱うライブラリやモジュールを使用する場合は、そのライブラリやモジュールのドキュメントも参照する必要があります。
SQLiteにおける式付きDATETIME修飾子のサンプルコード
例1:現在の日時より30分前の日時を取得する
SELECT DATETIME('now', '-30 MINUTE');
例2:特定の日付の0時0分0秒を取得する
SELECT DATETIME('2024-07-14', '00:00:00');
例3:テーブル内のカラム値に1時間30分を加算する
UPDATE my_table
SET updated_at = DATETIME(updated_at, '+1 HOUR + 30 MINUTE')
WHERE id = 123;
このクエリは、my_table
テーブルのupdated_at
カラムの値に1時間30分を加算し、その結果を更新します。
例4:二つの日時値の差を求める
SELECT DATETIME('2024-06-21 00:00:00') - DATETIME('2024-06-20 23:00:00');
このクエリは、"2024-06-21 00:00:00"と"2024-06-20 23:00:00"の日時値の差を計算します。結果は、1時間となります。
これらの例は、式付きDATETIME修飾子の基本的な使用方法を示しています。式を組み合わせることで、より複雑な操作も可能です。
補足
- 上記のコードは、SQLiteバージョン3.8.10以降で動作します。
- 実際のコードは、使用するデータベースやテーブルの構造に合わせて調整する必要があります。
SQLiteにおける DATETIME 修飾子の代替方法
文字列リテラルを使用して、日時値を直接指定することができます。
SELECT strftime('%Y-%m-%d %H:%M:%S', '2024-06-21 00:00:00');
このクエリは、"2024-06-21 00:00:00" という文字列を strftime()
関数を使用して日時値に変換し、結果を返します。
UNIX エポックタイムを使用して、日時を数値として表現することができます。
SELECT datetime(1655808000, 'unixepoch');
このクエリは、1655808000 という UNIX エポックタイムを datetime()
関数を使用して日時値に変換し、結果を返します。
JULIAN DAY
SELECT datetime(2459214, 'julianday');
サードパーティ製のライブラリ
SQLite には、日時を操作するためのサードパーティ製のライブラリがいくつか用意されています。これらのライブラリは、より高度な機能を提供している場合があります。
上記以外にも、様々な方法で SQLite で日時を操作することができます。最適な方法は、状況によって異なります。
- 文字列リテラルを使用する場合は、書式が正しいことを確認する必要があります。
- UNIX エポックタイムを使用する場合は、エポックタイムの値が正しいことを確認する必要があります。
- サードパーティ製のライブラリを使用する場合は、ライブラリのドキュメントを参照する必要があります。
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