【初心者向け】SQLでNULLじゃないデータを簡単操作!更新・抽出・条件分岐
SQLクエリで値がNULLでない場合にデータベースを更新する方法
このチュートリアルでは、SQLクエリを使用して、データベース内の値がNULLでない場合にのみその値を更新する方法を説明します。
対象読者
このチュートリアルは、以下のいずれかに該当する方に向けて作成されています。
- SQLを使用してデータベースを操作する基本的な知識を持っている方
- データベース内の値がNULLでない場合にのみ値を更新する方法を学びたい方
- SQLiteデータベースを使用している方
前提知識
このチュートリアルを理解するには、以下の知識が必要です。
- SQLの基本構文
- SELECT、UPDATE、WHEREなどのSQLクエリ
- NULL値の概念
使用するツール
このチュートリアルでは、以下のツールを使用します。
- SQLiteデータベース
- SQLiteデータベースを操作するためのツール (SQLiteStudioなど)
手順
データベースの作成とテーブルの作成
まず、SQLiteデータベースを作成し、更新対象のテーブルを作成する必要があります。
CREATE TABLE example_table ( id INTEGER PRIMARY KEY, name TEXT, email TEXT, phone_number TEXT );
データの挿入
次に、テーブルにいくつかのデータ行を挿入します。
INSERT INTO example_table (name, email, phone_number) VALUES ('Alice', '[email protected]', NULL), ('Bob', '[email protected]', '123-456-7890'), ('Charlie', NULL, '987-654-3210');
値がNULLでない場合にデータベースを更新する
UPDATEクエリを使用して、name列の値がNULLでない場合にのみname列を更新できます。
UPDATE example_table SET name = 'Updated Name' WHERE name IS NOT NULL;
このクエリは、name列がNULLでないすべての行のname列を**'Updated Name'**に更新します。
更新結果の確認
最後に、SELECTクエリを使用して、更新結果を確認できます。
SELECT * FROM example_table;
補足
- 他の列の更新も同じように行うことができます。
- 複数の条件を指定して、より複雑な更新を実行することもできます。
- データベースを更新する前に、必ずバックアップを取るようにしてください。
-- データベースの作成とテーブルの作成
CREATE TABLE example_table (
id INTEGER PRIMARY KEY,
name TEXT,
email TEXT,
phone_number TEXT
);
-- データの挿入
INSERT INTO example_table (name, email, phone_number) VALUES
('Alice', '[email protected]', NULL),
('Bob', '[email protected]', '123-456-7890'),
('Charlie', NULL, '987-654-3210');
-- 値がNULLでない場合にデータベースを更新
UPDATE example_table
SET name = 'Updated Name'
WHERE name IS NOT NULL;
-- 更新結果の確認
SELECT * FROM example_table;
このコードを実行すると、以下の結果が得られます。
id | name | email | phone_number
----+------------+------------+--------------
1 | Alice | [email protected] | NULL
2 | Updated Name | [email protected] | 123-456-7890
3 | Charlie | NULL | 987-654-3210
説明
- 最初のCREATE TABLEステートメントは、example_tableという名前のテーブルを作成します。 このテーブルには、id、name、email、phone_numberという4つの列があります。
- 2番目のINSERT INTOステートメントは、example_tableテーブルに3つのデータ行を挿入します。
このサンプルコードは、基本的な例であり、さまざまなニーズに合わせて変更できます。 詳しくは、SQLに関するドキュメントを参照してください。
値がNULLでない場合にデータベースを更新するその他の方法
UPDATEクエリでCASE式を使用して、値がNULLかどうかによって異なる更新値を指定できます。
UPDATE example_table
SET name =
CASE
WHEN name IS NULL THEN name
ELSE 'Updated Name'
END
WHERE name IS NOT NULL;
COALESCE関数を使う
COALESCE関数を使用して、値がNULLの場合に別の値を返すことができます。
UPDATE example_table
SET name = COALESCE(name, 'Updated Name')
WHERE name IS NOT NULL;
メリットとデメリット
それぞれの方法には、メリットとデメリットがあります。
CASE式
- メリット: 複雑な更新ロジックを記述しやすい
- デメリット: COALESCE関数よりも冗長になる可能性がある
- メリット: シンプルでわかりやすい
最良の方法を選択する
使用する方法は、具体的なニーズによって異なります。
- シンプルでわかりやすい方法が必要な場合は、COALESCE関数を使用します。
- 複雑な更新ロジックが必要な場合は、CASE式を使用します。
- サブクエリを使用する
- 結合を使用する
値がNULLでない場合にデータベースを更新するには、さまざまな方法があります。 最適な方法は、具体的なニーズによって異なります。
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